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先島・5 [■旅行記]

那覇→粟国島→那覇→宮古島→下地島(船)→宮古島(船)→那覇

朝空港に向かうモノレールから虹が見えました。

これはチェックインを済ませてからじっくり見なければ。

カウンターで体重を量り、28番搭乗口へ。

ずらりと並ぶ登場口の中でも28番は1番手前にあり、バスでヒコーキに乗りつけるための専用搭乗口です。

電光掲示板で定刻8:30出発になっているのを確認。

グラホさんに何分にココに来れば大丈夫か尋ねると、

「機材の準備が少し遅れているので、最悪でも8:15に戻ってくれば大丈夫」

あまり時間はないけど、せっかくなので虹の見える場所を探しに行く。

ずらりと並ぶ搭乗口の1番奥に虹の見える窓発見。

 

虹に見入っているグラホさんが2人いた。

 

28番搭乗口からのながめ①

 

28番搭乗口からのながめ②

バスでアイランダーに向かう。

ちょっと年配の機長さん自ら機外に出て、「羽に頭をぶつけないでくださいね~」と声を掛けてました。

この機長、すごく気さくな方で、若い整備士さんたちと楽しそうにお喋り。

乗客はオイラを含めて4人。座席はまた2Bでした。

この機のコ・パイ席側の操縦パネルはほとんどサーキットブレーカーのみで、操縦桿も計器類もついてません。

タキシング開始。

同じく離陸のためにタキシング中の大型旅客機の後ろを追いかける形になるけど、

滑走路の端まで進むジェット機を尻目に、アイランダーは誘導路の途中からヒョイッと滑走路に入り、

そのままあっという間に離陸。

120ノット、高度1,000~1,500ft、方位320度で一路粟国島へ。

途中でさっき見た虹の横を通り過ぎました。

真横?を通った途端、虹ってパッと消えるんですね。写真に撮れないのが残念。

やがて粟国島の滑走路が左下に見えてきました。

アプローチは80ノット、タッチダウン時は60ノットでした。

最初にアイランダーに乗った時の機長さんは、

離陸から着陸まで、しょっちゅうトリム調節のホイールに手を持っていっていたけど、

今回の機長さんはアプローチ時に1回少し動かしただけでした。

パイロットによって癖があるのでしょうか?

滑走路を離れエプロンに向かうと、

機を誘導しているのは普通のスポーツウインドブレーカー(にしか見えない)に身を包んだお兄さん。

次の出発時刻までは2時間弱。

着陸前に眺めていて確認しておいた海岸近くに滑走路が見える方向にすぐに歩き始める。

そしていつものように携帯を取り出し、電源を入れようとすると…ナント、電源入りっぱなし!!

しかも機長のすぐ斜め後ろで…ごめんなさいごめんなさい 何も無くて本当によかった。

気を取り直して一本道を歩き始めてすぐ、後ろから走って来た軽がオイラの前を少し通り過ぎた所で止まり、

窓を開けてオジーが顔を出し、「兄さんどこ行くの?」と声を掛けてきました。

「歩いて周囲を見て回ってるだけですから~」(としか言いようがない)と言うと、「車に乗る?」と言われました。

丁重にお断りし、再び歩き始める。

こんなこと初めてだ。

随分親切な人がいるもんだな~と感動していると、すぐに別の車が止まり、「乗ります?」と聞かれる。

断り続けるのもなんだし、せっかくなのでお言葉に甘えることに。

後部座席の荷物をどかし、それまで助手席に座っていた奥さんらしき方が後席に移り、

オイラが助手席に座るよう勧められる。

先ほどのオジーもそうだったけど、当然のことをしているという意識からなのか、ほとんど無表情で淡々としている。

なんて親切な人たちなんだろうと感激したけど、ここからが困った。

「どこまで行きます?」と聞かれても答えようが無い。

「この近くで海がよく見える場所はどちらでしょう?」と尋ねると、

「海岸はあなたが歩いてきたのと逆の方向」と言われた。

そういえば標識に「○○ビーチ4㌔」とか書かれていたっけ。

でもオイラが行きたいのはビーチじゃなくて、滑走路がカッコよく見える海岸なのだ。

しかし、いくら地元の人とはいえ、「コ、ココから見る滑走路サイコー! ウヒヒ」

海岸でそんなことを考えるような人はいないだろう。

いや、いないどころか、ヒコーキに興味が無い人にとっては、そんなことを説明されても理解不能だろう。

…困った。

が、ここで良い打開策を思いついた。「この車はどこに向かってるんですか?」と尋ねてみる。

とりあえずこの車の本来の目的地に向かってもらい、適当な所で降ろしてもらおうとしたのです。

アドリブの苦手なオイラにしては、よくとっさに口からこんなナイスな質問が飛び出したものだ。

ちょっと悦に入るオイラ。

すると、「分からない。あなたが行きたい場所に行くよ」と、振り出しに戻ってしまった。

今回の旅行で、この時が最も動揺した。

「特に決まってないので…」と、しどろもどろに一貫性の無い答弁をすると、

「とりあえず大通りに行ってみます?」と言ってくれたので、お願いすることに。

きっと内心「変なヤツ拾っちゃったよ…」と後悔してるんだろうなぁ。

 

連れて来てもらった大通り。丁重にお礼を言って別れる。

この時はお礼に差し上げられるようなものを何も持っていなかった。

せめて、「写真を撮って贈ります」とか言えばよかったと後で後悔する。

 

大通り沿いにあった役場

 

役場の向かいにあった郵便局。再び滑走路を目指して歩き出す。

 

途中にいたやぎさん。

沖縄の方言でやぎは「べーべー」(幼児言葉)。

最初そっぽを向いてたやぎに「べーべー、べーべーーーー!」と呼んだら、カメラ目線になった。

いや、草食動物だから、厳密には横を向いていたさっきの方がカメラ目線か? どっち??

 

 

サトウキビ畑

 

車に乗せてもらった交差点まで戻って来ました。

「粟国空港75m」と書かれているということは、

空港から75m歩く間に2度も、「車に乗らない?」と声を掛けられるような島なのですね。

 

 

空高く知らない鳥のさえずりが響いていた。

 

海岸到着。

まだチェックインもしてないし、空港周辺も撮ってないし、あと5分位しか先に進む猶予はない。

 

滑走路はこちらだと信じる方向に進んでいくと、戻ろうと決めた時間ギリギリのところで、

草むらの中に突然視界が開け、滑走路が広がった。空港に戻ることに。

このままフェンス伝いに草の中を進んで行こうか、とも考えたけど、時間がないので冒険はやめ、来た道を引き返す。

 

 

ソテツの実?

 

粟国島のうしさん

空港に戻り、手続きを済ませることに。

時間に余裕をもって戻ってくることができた。

島の大通り、役場や郵便局は、徒歩では絶対に見ることができなかった。

わざわざ車に乗せてくれたご夫婦に大感謝。

体重を量り、座席を教えてもらう。

今回の旅行でアイランダーに乗るのはこれが最後だけど、3回乗って3回とも座席は2B。

どういうルールで決めてるんだろう。

「こちらにどうぞ~」と呼ばれ、保安検査。

オイラの前のオジーが金属探知で引っかかったけど、

担当のおねーさんは「何かね~」と笑いながらハンド式の金属探知機を使っている。

無事に全員金属探知機をパスすると、今度は手荷物検査。

しかーし! ここで予想外の展開が。

手荷物検査といっても、X線検査機を使うのではなく、おねーさんが1つ1つ手荷物を開いて直接確認をするのだ。

そんなの聞いてないよ~~~~! そしてついにおねーさんがオイラの目の前にやって来る。

           「バッグの中見ていいですか?」

「もう、どうでもイイや…」という諦めの心境で開いたオイラのデイバッグの中には、

カメラと、各空港の項目ごとの表を印刷した用紙類(各空港の様子を紹介する記事の資料用)のみ。

しかも、細かい字でいろいろと空港の様子を書き込んであるのだ。

ハイハイ、どーせ、アタシャ変わり者ですよ。

その後、待合室に案内される。

オイラの横に座ったオジーが爆睡してしまった。

時間になり、おねーさんに起こされて、やっと目を覚ます。

この空港はヒコーキの誘導、荷物の積み下ろし、チケットの手続き、保安検査など、

若夫婦らしき2人だけで切り盛りしているらしい。

機内では爆睡していたオジーと隣り合わせの席でした。

オジーが人懐っこく話しかけてくるけど、エンジンの爆音で全然聞こえない。

滑走開始。

65ノットで機首上げ、85ノットを維持して上昇。

やがて目の前に那覇空港が見えてきた。滑走路が目の前に横たわっている。

てっきり滑走路の端に向かうために、どちらかに旋回を開始すると思ってたら、

高度を下げつつ真っ直ぐ直進し、そのまま滑走路の途中からヒョイと下りてしまった。

小型機ならではの芸当。

エプロンにヒコーキを止め、エンジンを停止させ、ヘッドセットをはずした機長さんが後ろを振り返り、

「ハイ、お疲れ様でした」。

それに応じて我々乗客も「ありがとうございました~」。

 

空港の1階の沖縄そば屋で昼食。

まだ昼前なので客はオイラ1人。

「撮ってもいいですか?」と聞くと、

ニコニコしながら「どうぞどうぞ!」とのことだったので、堂々と撮らせていただく。

ガイドブックなどでは、那覇空港1階のJAL側、1番奥にある「空港食堂」が、

空港関係者も利用するおいしいと店だと評判だけど、オイラはその手前にあるこの「そば処 琉風」のそばが好み。

ソーキもやわらかい。ここは通路側におにぎり等も販売してました。

3階で宮古往復のチケットをゲットし、2階の出発ロビーへ。

保安検査所前は大混雑。

そのため出発時刻10分刻みで優先ゲートを設けてました。

入り口でグラホさん?にチケットの出発時刻を見せると、優先的に入れるようになっているのだ。

 

12:20発のB737で宮古へ。

那覇→宮古便は、多良間に行くための経由地として2日目にも利用しています。

今回の旅行唯一の同一路線同方向の2度乗り。

非常にもったいないけど、離島便はただでさえ本数が非常に少ないのと、

乗り継ぎ便とのタイミングが合わせづらいこと、

更に年始で満席便が多くてチケットが取りにくいことが重なってしまったのでした。

しかも、どういう順番で回ろうか、と考えているうちにどんどん残り座席数が減っていく。

スケジュールの作成は、複雑なリアルタイムパズルゲームのようでした。

宮古空港到着。

お目当ての下地島に行くには、宮古空港から平良という港に移動し、

そこから船で伊良部島に渡り、そこから橋を渡って下地島に向かうのだ。

船の出る時間まであと45分ほどなのでタクシーを使うことに。

この運転手さんともいろいろおしゃべり。

「下地島空港にヒコーキを見に行く」のだと言うと、「向こうの島にイイ運転手がいますよ」と言わる。

渡った先の港から下地島空港まで7キロ位あるので、どうやって行こうか思案していたところでした。

渡りに船。是非に、ということでそのイイ運転手さんをお願いすることに。

無線で2時の船で着く客だと連絡してくれました。

伊良部島行きのターミナル前まで車をつけてくれた。

「こちらに戻る船に乗る前に電話をくれれば、待合所の中で待っているから」と名刺をいただく。

礼を言ってターミナルの中へ。

伊良部島行きの窓口に行くと、奥におばさんが1人机に向かっていました。

「船に乗りたい」と言うと、「向かいの窓口の会社の方が先に出ますよ」と言われる。

ネットで調べた時は気が付かなかったけど、宮古~伊良部間は複数の会社が船を出しているらしい。

言われた通り向かい側の窓口へ。

ところがこちらでも、オイラがさっき行った窓口の方が先に出ると言われてしまいました(゚Д゚;≡;゚Д゚)

ドユコト??

仕方なく再び先ほどの窓口に行き、「向こうでもこちらが先に出ると言われたんですけど…」

と言うと、壁に掛かっている時計を見て、「2時過ぎと勘違いしてた。ごめんなさい」と笑っていた。

今は1時過ぎでした^^

 

オイラが乗るのは7便 14:00の船。あと30分あるので、桟橋の周囲をうろつくことにした。

 

 

 

オイラの乗る”ゆうぷう”が入港してくる。双胴船だ~。

ぞろぞろと乗客が降り、それが済むと小さな子連れのお母さんが船に乗り込んでゆく。

勝手に乗っちゃっていいのかな? と思いつつも、係の人が来る雰囲気もないので、オイラも船内へ。

入り口近くの席を確保しているお母さんに、「乗っちゃってもいいんですか?」と尋ねると、

「いいんですよ~ いつもこうですから~」とのことでした。

やがて乗客がぞろぞろと船内に乗り込んでくる。

時間になり、船は動き出すけど、それでも係の姿は見えない。

(これはタダ乗りも可能なんじゃ…)

船はゴゴゴゴ…とエンジン音を響かせ、目の前に大きな姿を見せる伊良部島を目指す。

防波堤を越えると結構波が高い。時々、ガアン! という衝撃と共に水しぶきが上がる。

出港から少しして船員がやって来た。

1人ひとりと何か受け渡しをしている。

オイラの席にも来たのでチケットを渡すと、半分切り取った。

手にはカウンターとお札の束をはさんでいる。

オイラの前席の男の子は、船員さんにお金を渡していた。

わざわざチケットを買わなくてもOKらしい。

約15分で佐良浜港到着。

船を降りるとタクシーが横付けされていて、「○○様」と書かれたボードを持った運転手さんが立っていた。

真っ黒に日焼けした、ガッツ石松にそっくりな厳つい方でした。

ボードに書かれているカタカナで書かれたその名前は、オイラの名前がビミョ~に変化している。

でも多分オイラのことだろう。

再び宮古に戻る船が出るまであと3時間しかない。

挨拶もそこそこに早速下地島空港に向かってもらうことに。

宮古島と比べてこの島は急な坂が多く、結構険しい土地でした。

道理で宮古から大きく見えたわけだ。

オイラとしては空港で降ろしてもらい、2時間ほど徒歩で空港周辺をうろついて、

またタクシーを拾って港に戻るつもりだったのでした。

空港にタクシー乗り場があるかどうか尋ねると、いつもタクシーが待っているような場所ではないらしい。

「電話をしたら空港まで迎えに来てもらえますか?」と尋ねると、

しばしの沈黙の後、「…うん…そうしてもいいけど…」とボソッと小声で。

今にして思えば、運転手さんはこの島のイイ場所を見せて周る気マンマンだったのです。

いつの間にか運転手さんのペースに乗せられ、島の見所を回ることに。

内心、これはちょっと大変なことになってしまったと心配になり、

「あの、僕ヒコーキが好きで、空港にヒコーキの写真を撮りに来たんですよ」と本来の目的を告げる。

すると運転手さんは、空港の某職員とは長年の付き合いだから、

制限区域内に入れるように頼んであげるとまで言ってくれたのでした。

(最近警備が厳重だから、ということで結局無しになったけど)

やっとお目当ての空港到着。

運転手さんはなぜかバックで空港のフェンスギリギリに車を停めた。

そしてバスタオルを取り出してトランクの上に敷き、「ココに足を乗せてヒコーキを撮りなさい」と言う。

フェンスは2.5m位の高さがあり、確かに写真を撮ろうとするとファインダーに網が入ってしまう。

周囲にも網が掛からずに撮れそうな場所はなかった。

最初は大丈夫ですから、と断ったけど、結局押し切られるようにして車を踏み台にすることに。

自分の車を脚立代わりに使わせるなんて…と、ものすごく恐縮すると同時に親切が身にしみる。

しかも倒れた街路樹の添え木まで持ってきて、「フェンスに掛けている足はこれに乗せろ」と言う。

おかげで楽な姿勢になったけど…肝心のヒコーキがこない

 

とりあえず空港の様子など撮ってみつ。 

 

「今日は訓練はもう終わりかもしれないね」などと話していると、少し待ってやっと来ました。

 

ボトム部分に海のエメラルドグリーンがちょっとだけついている(ような気がする)。

というわけで、別記事にも載せたスカイマークB737‐800の写真は、

タクシーのトランクの上に乗っかって撮らせて頂いた、ありがたい写真なのです。

 

エメラルドグリーンの海に伸びる着陸進入灯。

今日は残念ながら反対側からの離着陸だったけど、こちら側を使用する風向きで天気のよい日だと、

機体の腹側がエメラルドグリーンに染まったドアップの写真が撮れるのだ。

 

 

写真の向こう側が伊良部島で、こちら側が下地島。

運転手さんの説明によると、元々は1つの島だったのが、

大波によって1夜にして地面が流されてしまい、2つに分かれてしまったのだそうな。

今回の旅行中何度も聞いた「陽が出ていれば、海の色はこんなもんじゃない」というセリフをここでも聞くことに。

 

この湖と、 

 

隣接するこの湖はつながっているそうだ。

以前テレビで紹介されたらしい。

ダイビング中級以上のスポットだそうだ。

水中深くから水面を見上げると、淡水と海水が混ざり合う様子を眺めることができ、

この世のものとは思えない宇宙的な美しさだそうです。

 

以前この巨岩を見に来た琉球大学の教授をタクシーで案内したことがあったそうで、

その教授の計算によると、この巨岩は重量5,000t、40m級の大津波で打ち上げられたのだそうです。

 

巨岩を見て車に戻る途中、道端に生えている草をむしって渡される。

「どんなに酒を呑んでも、この草さえ食べれば胸焼けなどしない」という。

ちぎった部分からにじみ出ている白い汁をなめると、恐ろしく苦かった。

酒の肴にカツオの刺身と一緒にこの草を千切りにしてよく食べるのだそう。

 

滑走路のさっきとは反対側。

こちら側はご覧の状態なので、「海に伸びる進入灯と、エメラルドグリーンに染まったヒコーキのドアップ」は、

やっぱりあっち側からでないと撮れない。

 

「お礼に写真を送りますから撮りませんか?」と申し出ると、

「じゃあ、あそこの浜で」ということでやって来た浜辺。

撮る時、「海岸のカーブがバックに入るようにね!」とご指定が。

 

島をほぼ1周しての案内も終了。港に向かい始める。

ところが突然「もう1ヵ所見せたいところがある」と言う。

丁度メーターが5,000円を越えたけど、そこでメーターを止め、「この金額でいいから行こう」と言う。

運転手さんに言わせると、「この島は宮古島と比べて全然小さいけど、見所はこっちの方が断然多い」らしい。

宮古の人が聞いたらなんと言うだろう。

予定より早いけど、島の見学を終え、港に向かう。

「帰ったら写真を送りますから」と、裏が宮古行きの船の時刻表になっている名刺をもらう。

「向こうの港に着いたらすぐ空港に行くでしょ?」と言いながら、タクシー会社に連絡してくれた。

本当に何から何までお世話になってしまった。

オイラが予定していた時間より大分早いけど、桟橋に着くと、ちょうど行きに乗った”ゆうぷう”が出港間際。

運転手さんのおかげで、1人では絶対に行くことのできない場所をいろいろ見て、説明も聞くことができた。

礼を言ってタクシーが走り去るのを見送り、船に乗る。

宮古島に着くと、船を降りてすぐの所にタクシーが止まっていた。

行きに乗せてくれた運転手さんだ。

イイ運転手さんを紹介してくれた礼を言う。

このまま空港に向かう予定だったけど、

「眺めのイイ場所があるけど、寄ってみます?」とのことだったので、是非お願いします、と頼む。

運転手さんの説明によると、すぐ近くに来間島という島があるという。

最近橋が架かり、車で渡れるようになったのだそうだ。 

 

島に渡る橋の途中

 

来間島の展望台から① 来間大橋と、対岸の宮古島。

 

来間島の展望台から②

 

来間島の展望台から③ 来間島の集落

 

来間島の展望台から④

宮古と来間島を結ぶ橋の長さは1,600mだという。

この島も橋が架かる前は、人、モノの移動はすべて船に頼っていたけど、

天候などの影響で欠航になることもあったそうだ。

橋ならいつでも好きな時に渡ることができる。

島にやって来る観光客が増え、道路もすっかりきれいになったそうだ。

船会社は仕事を失うことになるけれど。

同様の島が他にも2つあり、伊良部島も含めて、宮古に近い島にはすべて橋を架けようという計画があるらしい。

そうなると、船会社はマリンレジャーくらいしか生き残る道がなくなってしまうという。

下地島に橋が架かれば、オイラなら宮古空港に着いたらレンタカーを借りてそのまま下地島空港に行き、

自分のペースで空港を回ることができるからものすごく都合が良い。

でもそうなると、レンタカーを使う代わりに船もタクシーも使わない。

地元の方と接する機会は格段に減るだろう。

地元にとっても、金の落ちる業種が大きく変わってしまうはずだ。

空港に向かう途中もいろいろお話を聞いた。

宮古島は毎年オリックスのキャンプ地になるので、今年はキヨハラもノリも来るのが楽しみだそうだ。

沖縄は冬場は気候が安定せず、晴れの日は少ない。

6月になるとすぐ梅雨。

梅雨が終わると強烈な太陽光線と台風シーズン。

ということで、年間を通じて1番イイのは、4月半ばから5月いっぱいまでだそうだ。

だから本土に住んでいる自分の息子夫婦も、毎年その時期になると友達を引き連れて帰って来るという。

オイラも今度から沖縄に行く時はその時期に来ようと思った。

修学旅行生、卒業旅行とかち合うかもしれないけど…。

空港到着。

おじさんは行きも帰りも、「またイイ時期に来てくださいねー」と何度も言っていた。

この運転手さんにも写真を撮って送ればよかったと後から後悔する。

1階のロビーには、

キヨハラとノリがオリックスに入団したことを知らせるスポーツ新聞がガラスケースの中に大きく飾られていた。 

ここで夕食を済ませることに。

一度食べてみたいと思っていた「みそしる定食」を注文。

みそ汁とご飯と漬物だけで、大きな器に入ったみそしるがメインだけど、このみそ汁が恐ろしく旨い。

なんでこんなに旨いんだろう、という位うまかった。

トン汁のようだけど、トン汁とは何かが違う。これは絶対おススメ。

19:45那覇到着。

もう明日の午前中には沖縄とお別れだ。部屋で荷物の整理をしたり、記録をつけたりする。

おやすみなさい 

 

(続きます)


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コメント 9

とり

好さん
いらっしゃいませ~! ヽ(*´ヮ`)ノ
nice!  ありがとうございました!
by とり (2006-01-29 19:34) 

まさ

スカイマークが写った縦長の写真がいいですねェ~^^バックが晴れ渡ってたらまた違った趣きになったんでしょうけど・・・その分、海がキレイということで^^

こんだけ海がキレイだったら、低空を飛んでるときに窓から魚の群れとかが見えたんではないですか?
by まさ (2006-01-29 19:52) 

とり

まささん
スカイマークの縦長の写真はオイラのお気に入りの写真です。
ありがとうございます。
>バックが晴れ渡ってたら
今回の旅行で何度そう思ったことか・・・

低空では、「空港に着いたらどっちに行こうか」と、陸地ばかり見てたんですよ。魚は・・・どうなんでしょう?
こんど機会があれば、注意して見てみます。
コメント&nice! ありがどうございました。
by とり (2006-01-29 20:46) 

カンクリ

なんて長閑な島なんでしょう!>粟国島。
島ンチューの方ってぶっきらぼうだけど親切で優しいですよね。
うぅッ、「ソーキそば」美味しそう♪
やっぱ海の色は感涙モンですよォ~~!!
イイなぁ~、オキナワ☆ とりさん、お写真いっぱいありがとう!
by カンクリ (2006-01-30 16:49) 

とり

カンクリさん
>ぶっきらぼうだけど親切
ホント、そうなんですよね。
店員さんでも、営業スマイルの類は一切しない人が結構いるので、初めてだとちょっとビックリするかもしれません。
いつもありがとうございます。
by とり (2006-01-30 19:29) 

コスト

フィッシュアイ(魚眼レンズ)の写真を借りるのにまわってたら、
よだれものの海にたどり着きました☆
エメラルドグリーンの海、島に渡る橋の途中からダイブしたくてたまりません^^
RACの小型機で行ってみたいですねー
タクシーの運転手もいい人ですね、こういう島で長期滞在してみたいです
by コスト (2010-01-31 10:27) 

とり

■コストさん
ソネブロで過去の記事探すの大変だったと思います。
こんな昔の記事まで探しておられたんですね^^;
この島はホントによかったです。是非いつか行けるといいですね^^
by とり (2010-02-01 06:46) 

コスト

あまりにも気に入ったので、うちのブログに紹介記事を書きました。
写真勝手に使ったので、許可お願いしますm(__)m
いつかこのエメラルドグリーンの海を泳いで、湖とダイブして浮上して
宇宙的な美しさを堪能します!^^
紹介記事↓
【ブログ紹介】とりさんの空港探索「粟国島」
http://cost-off.seesaa.net/article/139984656.html

by コスト (2010-02-01 21:42) 

とり

■コストさん
宣伝ありがとうございます~^^
>堪能
是非行けるといいですね。
2013年には橋が完成するらしいですよ。
by とり (2010-02-02 05:55) 

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