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花巻(いわて花巻)空港・新ターミナル [├空港]

  2009年9月訪問、2023年5月 2023/6更新  


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撮影年月日1983/05/23(TO831 C4 10) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

すぐ上の航空写真は、1983年撮影の旧ターミナル使用中の花巻空港です。

国道4号の空港側歩道からエプロン(写真中央の長四角)までは僅か58mしかなく、

この幅58mの中に正門、道路、駐車場、ターミナルビルを設置していました。

この状態を解消すべく、滑走路反対側に新ターミナルビル建設が始まったのでした。

そして2009年4月9日に新ターミナルがオープンしました。

遅ればせながら、それから5か月後に見に行ったのでした。

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RWY20エンド

新ターミナル北側から反時計回りで見てきました。

エアバンドレシーバーでタイミングを計れば迫力のある画が撮れそうです。

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RWY20エンド西側にある「ふれあい広場」

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ターニングパッドがすぐ側に見えてますので、じっくり撮るならここからが良さそうです。

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「ふれあい広場」から滑走路に沿って遊歩道が整備されてます。

駐車場付き。

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旧ターミナル

もう取り壊しちゃっただろうか。などと心配してたのですがちゃんと残ってました。

中を覗いてみたのですが、無人でした。

ターミナル前の駐車場はスペースが非常に狭くて、一般車両の駐車はできなかったのですが、

今回はここに停めさせていただきました。

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旧ターミナル前のエプロン。

旅客機は新ターミナルに移りましたが、管制塔はこちら側ですし、旧のエリアは完全閉鎖ではないみたいです。

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RWY02エンドにやってきました。

東側に公園が整備されてます。

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青い線が3本引かれてますが、これはある動物の足です。

滑走路面が目線より遥かに高くて、こちらの公園は緩衝地帯の意味合いが強いと思いました。

RWY02エンド周辺あちこちうろついたのですが、

撮影には反対側のRWY20エンドの「ふれあい広場」が適しているようです。

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これは2年前に撮った新ターミナル入口

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こちらが今回撮った写真。

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ターミナルに入るとすごく目に付く建物。

この周辺は「花巻流通団地」の広大な区画がありました。

まだまだガラガラでしたけど。

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花巻空港旧ターミナルは国道4号のすぐ隣にあったわけですが、国道とターミナルがあまりに近すぎて、

ターミナル前に一般駐車場スペースを確保できず、

ターミナル南側の駐車場までゾロゾロ歩いて移動しなければなりませんでした。

雪や風の強い日は大変だったと思います。

新ターミナルは国道から滑走路の向こう側に渡らねばならないのですが、

ターミナル前に広大な無料駐車場を設けることができました。

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ターミナル横から。

横着しないで望遠で撮ればヨカッタ…。

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駐車場からターミナルに向かう横断歩道の先にはアレがありました。

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数奇な運命を辿った零戦のプロペラ

旧ターミナルでは展望デッキに展示されていましたが、

新ターミナルでは一番目立つ場所に設置されてます。

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ターミナル内部は当たり前ですがキレイで明るかったです。

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展望デッキに向かう階段の踊場にはこんなものが飾られてました。

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知らず知らずのうちにJAL好きになってしまうようにアチコチにサブリミナル効果を狙った装置が巧妙に配置されてました。

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展望デッキ無料!

と、ココまでは非常に良かったのですが…

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非常に高いフェンスが設置されました。

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一応この穴と、

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アクリル?の板から眺められるようになってます。

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RWY20側はこんな。

完全にフェンスがかかってしまいます。

(RWY02側は撮りませんでした。すいません)

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旧ターミナルでもあった宮沢賢治の世界が展望デッキに再現されてました。

手前は木製スロープ。

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滑走路をはさんで向かい側に見える旧ターミナル。

こうして見るとなんかとても立派ですね。

旧ターミナル展望デッキから滑走路、ヒコーキを撮ると、背景の山並がとても美しいのですが、

新ターミナルから見る逆側も山が見えますね。

冬季は雪化粧してキレイに見えるんでしょうか。

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9:45

タキシングを始めたJAL機だったのですが、この場所で動かなくなりました。

なぜかと言いますと……

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9:47

着陸機を待っていたのでした。

花巻には平行誘導路がないためこうなるのです。

着陸機が通過後、離陸機は滑走路上に入って左折。エンドまで移動開始。

新ターミナルはRWY02エンドに結構近いです。

そのため、左折した離陸機はすぐにRWY02エンドに到達して向きを変え、離陸の体勢を整えることができるのですが、

着陸機が反対側のRWY20エンドまで行ってターニングパッドで向きを変え、

エプロンまで戻ってくるのをずっと待っていなければなりません。

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9:51

着陸機が戻ってきました。

離陸機がここで一時停止してから既に6分経過してます。

滑走路からどいて、これでやっと離陸機が滑走開始です。

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9:51

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9:52

フェンスやらなにやらでとっても残念な写真になってしまいました(泣)。

「ふれあい広場」からだといい写真が撮れるんでしょうね~(遅)。

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ということで、現在平行誘導路の工事をしています。

総延長3,455mで、2011年度完成予定だそうです。

誘導路沿いに一般道があります。ここも撮影ポイントになるかしらん。

 

おまけ

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部分、2,000m時代のターニングパッドの名残だそうです^^(情報:takkunさん。詳しくはコメント欄をご覧くださいませ。)


(以下2023年5月撮影)

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アクリル板曇ってきてました(つД⊂;)


       岩手県・花巻空港(いわて花巻空港)      

    ビュー:☆☆☆★★  
広々とした展望デッキ 無料
旧ターミナルで展示されていたエンジン、ローターブレード等はなし

    施設:☆☆☆☆☆  
売店はお土産類、飛行機関係品、特産品(牛タンなど)が充実している。空港限定スイーツあり
レストラン、軽食あり
ターミナル前に1,150台分の無料駐車場

    マニア度:☆☆☆★★  
零戦のプロペラ
RWY20「ふれあい広場」

    総合:☆☆☆☆★  
滑走路東側に旅客ターミナルが移動して大きく生まれ変わった
周辺はのんびりとした場所
新ターミナルでも「~イーハトーブの風にのって~」をキャッチコピーにしており、
空港のイメージキャラクター「はなっぴー」など、郷土色を出しながら愛される空港作りをしていることが感じられる
空港名を伏せると、一体ドコの空港が分からなくなってしまいそうな空港も多いが、ここは「岩手県に来たなぁ」と実感させてくれる

花巻空港 データ
設置管理者:岩手県
3レター:HNA
4レター:RJSI
空港種別:地方管理空港
運用時間:8:00~19:30
所在地:岩手県花巻市葛地内
標 点:N39°25′43″E141°08′07″
標 高:89.7m
面 積:170ha
滑走路:2,500m×45m
磁方位:02/20
航空管制周波数
・飛行場アドバイザリー
  花巻レディオ 118.20 126.20
・航空路管制
 東京コントロール(東北セクター)118.90 135.90

沿革
1964年04月 供用開始(滑走路1,200m)
1983年03月 滑走路延長2,000m
1988年03月 東北新幹線開業
1997年03月 秋田新幹線開業
2005年03月 滑走路延長2,500m
2009年04月 新ターミナルオープン

関連サイト:
岩手花巻空港ターミナルビル株式会社    
国土交通省東京航空局/花巻空港   
ブログ内関連記事:
旧ターミナル当時       
新ターミナル建設当時
    

 

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(おまけ)公園のナゾの足の正体は、「みみずく」くんでした。


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