静岡空港(富士山静岡空港) [├空港]
2009年10月、2023年5月訪問 2023/5更新
SkyVector.com
撮影年月日
2009/04/22(平21)(CCB20094 C42 6)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成) 6月4日の開港まであと1ヶ月ちょっとの滑走路。
2009年6月4日に開港した静岡空港に行ってきました。
東名道の島田ICから15分ほどで到着。
尚、島田ICから静岡空港への分かり易い行き方ですが、
空港まで標識が出てますので、それに従って右に曲がったり左に曲がったりするとよいです(役に立たない情報)。
空港周辺には茶畑が広がってます。
オイラは一応狭山茶の地元民なのですが、この規模の大きさ、空港の斜面に作られた段々畑の美しさはすごいです。
実は静岡空港には2007年12月にも行ってまして、
当時はターミナル周辺は当然工事中で近寄れず、展望台から眺めたのでした(下記リンク参照)。
その時利用した「石雲院展望台」が現在も利用可だったので、まずはココから眺めてみることに。
2007年12月撮影の建設現場。
試験飛行を早く始めるため、管制塔を優先して作ってました。
現在はこんな。
2007年12月撮影のエプロン周辺の様子
現在はこんな。
ちなみにこの時は朝の7時台で、3機のヒコーキが出発準備をしてました。
出発準備中~
2007年12月撮影の管制塔アップ
現在はこんな。
ショボイ写真なので小さいです^^;
同じく展望台から
なんか霞んでるのか、山肌がよく見えません。
この後ターミナルに移動したら、すっかり雲の中に隠れてしまいました。
ターミナル前。
駐車場は無料です。
P1~P5まであってすごく広々してます。
車中泊してる車もチラホラ。
駐車場隣にセルフSSもあります。
展望デッキも無料
デッキの隅っこからみるとこんな。
入口は写真奥にあります。
入口付近は高い透明の壁
それ以外も高いフェンス
これは造園業者が使うような脚立でないとクリアできませんね。
そしてこのフェンス、残念ながら覗き穴が付いてません。
オイラが切って差し上げたいです(;´Д⊂)
2010/01/21追記:通りすがりの者さんから情報いただきました。覗き穴あるそうです。オイラは発見できなかったのですが、行かれる方は穴を探してみてくださいm(_ _)m
2010/05/27さらに追記:覗き窓は後から設けたのだそうです。
で、このフェンス越しにスポットにいるヒコーキを撮ると…
こうなります。。。(;´Д⊂)
デッキにはこんな立派な説明写真と時刻表が。
JAL……。
さて。静岡空港出発1番機は8:35発なのですが、ここから40分、45分と、5分ごとに続けて3機離陸します。
まずは1番機 FDA101便小松行きが定刻より2分早く動き始めました。
JA01FJ
FDAが最初に受領した機体です。
滑走路上にて離陸直前の101便。
吹流し、ずっとこういう向きでした。
「離陸、着陸は風に向かって」が基本なんですが、
エプロンを出て左折すると、すぐエンドなのです。
この程度なら構わず追い風で離陸なのですね~。
ヒコーキがフェンスをクリアする頃には、300㎜ではこんな風になってしまいます(´;ω;`)ブワッ
本当はJALが2番機のはずなのですが、「2名様搭乗待ち」とのことで、
FDA111便熊本行きが先にプッシュバック開始
JA02FJ FDA2号機です。
FDAでは1機ごとにボディーカラーを変えることにしているのですが、この2号機については
公式サイトで人気投票を行い、この「ライトブルー」に決定したのだそうです。
ワンテンポ遅れてJAL機も動き始めました。
定刻より8分遅れ。
こんな風景ももうすぐ見られなくなってしまうのですねぇ。
さっきの赤いヒコーキはエンドまで移動して離陸したのですが、
この青いヒコーキは滑走路に進入後右折して・・・
そのまま飛んで行きました。
手前の黒っぽいフェンスに人がいるのが見えますでしょうか。
さっきまでオイラがいた「石雲院展望台」です。
展望デッキの撮影だとフェンス越しになってしまうため、本当はオイラもアッチに移動したかったのですが、
10分間の間に3機まとめて飛んでいってしまうため、気がついた時にはちゃんかちゃんかちゃん。
なのでした。
MD機はさすがにエンドまで移動してから離陸しました。
JAL3810便 福岡行き
展望デッキ手前はこんな。
なんだか楽しげな雰囲気です。
ターミナルの隣、P5の奥に展望広場があります。
エンドが目の前。
さっきの赤いヒコーキとJAL機はここでぐーっと向きを変えて飛んでったんですね。
今日みたいな滑走路の使い方なら、着陸はここから撮るとよさそうですね。
エプロンがバッチリ見えますね。
ちなみに管制塔奥のこんもりしたところが「石雲院展望台」です。
(以下2023年5月の様子)
(以前guchiさんからご紹介のあったフードコート)
以前通りすがりの者さんからご指摘のあった通り、覗き穴が設けられてました。
静岡県・静岡空港(富士山静岡空港)
ビュー:☆☆★★★
3Fに広い無料展望デッキあり
フェンス高く、覗き穴あり
展示品、双眼鏡等特になし
施設:☆☆☆☆☆
ターミナル前に無料駐車場あり
スタッフさんとても親切でした
建物は明るくキレイ
レストランあり。売店充実
空弁、空港限定スイーツ、うなぎパイ、お茶、ワサビ等
ヒコーキストラップ、プラモも多数
盲導犬用トイレ設置。詳しくは馬さしさんのブログをご覧くださいませ(下記リンク参照)
マニア度:☆☆☆★★
展望広場、展望台、富士山、安全わらじ
総合:☆☆☆★★
他サイトなど見ても、富士山がよく見える日は限られているらしい
非常に厳しい情況での開港だが、できたからには頑張って欲しい
展望デッキ等今後に期待
富士山静岡空港データ
運 営:富士山静岡空港株式会社
3レター:FSZ
4レター:RJNS
空港種別:地方管理空港
所在地:静岡県牧之原市・島田市
標 点:N34°47′46″E138°11′22″
面 積:190ha
滑走路:2,500mx60m
着陸帯:2,620mx300m
磁方位:11/29
エプロン(バース数):大型ジェット用2、中型ジェット用1、小型ジェット用2
運用時間:8:30~20:00
標 高:132m(433ft)
概算事業費:空港本体約490億・全体事業費約1,900億円
駐車場:一部有料
ターミナルビルコンセプトの中に、「富士山を眺望できること」が含まれている。
沿革
1987年12月 17日 空港建設予定地を榛原・島田に決定
1991年11月 29日 第6次空港整備五箇年計画に予定事業として組み入れ
1993年08月 予定事業から新規事業へ格上げ
1994年06月 平成6年度政府予算へ組み入れ
1996年 運輸省、県に対し静岡空港設置許可。用地買収開始
1998年11月 20日 本体工事起工式を開催。本体盛土工事開始
2006年01月 愛称「富士山静岡空港」に決定
2007年 用地取得完了
2008年10月 22日 制限表面に抵触する立木問題のため、暫定的に2,200m滑走路で開港することに
2009年01月 試験飛行開始
06月 4日 開港(立木問題のため、2,200m暫定運用)
07月 23日 FDA初就航
08月 27日 滑走路完全運用開始(2,500m)
2010年04月 1日 日本航空グループ撤退
2011年04月 23日 空港東側に展望広場オープン
2016年11月 ターミナルビル増築工事開始。延床面積1.5倍へ
2017年12月 静岡エアコミュータ、レオナルドヘリコプターズと業務提携し、空港内に整備工場新設と発表
2018年04月 10日 増築部分を新国内線エリアとして供用開始。既存スペースは全て国際線エリア化
静岡県、2019年4月民営化に向け、三菱地所と東急電鉄連合に優先交渉権
10月 30日、新国際線ターミナル供用開始
11月 7日 県、富士山静岡空港(三菱地所・東京急行電鉄グループ)に運営権設定。22日実施契約を締結
12月 6日 静岡県内の有名店を集めた「フードコートFSZ」オープン
22日 ビジネスラウンジ YOUR LOUNGE オープン
2019年04月 1日 民営化
11月 15日 駐車場の一部を有料化、事前予約制へ
関連サイト:
富士山静岡空港■
国土交通省東京航空局/静岡空港■
盲導犬用トイレ設置についての馬さしさんの記事■
ブログ内関連記事■
この記事の資料:
日本のエアポート04 東海3空港