枕崎空港(運用当時) [├空港]
2006年10月訪問 2023/4更新
撮影年月日2006/10/07(KU20068X C7 7)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
空港の手前3キロ地点にあった公園
公園から見た景色。知覧茶畑が広がる。
同じく公園から。目の前に東シナ海。
空港到着。だれもおらず、ドアも閉まってました。
エプロン
滑走路に沿って外周道路がありました。
ターミナル(左側)と滑走路
遊覧飛行、宣伝飛行は分かるのですが。
…ばびろび?
広報まくらざき 平成19年(2007年)1月号■ に運用当時が垣間見える記事がありました。
詳しくは直接記事をご覧いただくとして、
「東和航空株式会社」が格納庫を市に寄贈したという内容でした。
同社は当空港を拠点に平成8年から平成15年4月に休止するまでの間、
チャーター便や遊覧飛行などを運行していたとのことです。
更に記事によれば、この頃は福岡大学や第一工大などの大学やグライダー愛好家グループ等、
複数団体がグライダーの操縦訓練をしており、
将来的にパイロット養成を中心とした事業の展開を模索していた様子が記されています。
この情報はBurunoさんから頂きましたm(_ _)m
鹿児島県・枕崎空港
ビュー:☆★★★★
展望デッキ:建物内に入れなかったため不明
格納庫は稼動してました
施設:☆★★★★
無料駐車場あり
建物内に自販機あり
マニア度:☆☆☆★★
空港に沿って外周道路があり、周囲は茶畑と海が広がり、眺めの良いポイントがたくさんある
撮影場所としては最高
平成12年現在の6t以下の着陸料:1,050円。1泊810~850円
九州の南端に位置し、種子島、屋久島、硫黄島へは鹿児島空港から行く場合と比べて半分強の距離しかない
鹿児島の離島を結ぶ空の道としての役割も期待され、平成3年に全国初のコミューター空港として開港するが、需要見通しが立たず
現在は県の防災ヘリの運用が主となっている。空港を廃止し、跡地に国の刑務所を誘致しようとしたことがある
空港の39km手前に案内の標識発見。呼び込みの努力はあるものの、シーンとした無人のターミナルビルは地方空港の運営の難しさを象徴している
枕崎空港 データ
設置管理者:鹿児島県枕崎市 飛行場管理事務所
空港種別:その他の空港
運用時間:8:00~17:00
所在地:鹿児島県枕崎市あけぼの町275番地
標 点:N31°15′58″E130°21′23″
標 高:52.2m
面 積:11ha
滑走路:800m×25m
磁方位:18/36
航空管制周波数
・飛行場アドバイザリー
枕崎フライトサービス 129.80
沿革
1991年01月 開港
1996年 東和航空株式会社、当空港を拠点に事業開始
2003年 東和航空株式会社、事業休止
2006年08月 11月にかけて試験的に遊覧飛行やチャーター便の運航を実施
12月 15日 東和航空株式会社、格納庫を市に寄贈
2013年03月 廃止
関連サイト:
枕崎市/枕崎空港■
国土交通省大阪航空局/枕崎飛行場■(ページ削除)
広報まくらざき 平成19年(2007年)1月号■
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お茶畑が広がっているあたり、僕の地元静岡の景色と似てますね。
さすがお茶の生産量で1、2を争うだけあります。
そして、静岡にも静岡空港ができようとしているのですが、
この地方空港の運営の難しさを見ると、複雑ですね~。
by ひろ茶 (2006-11-11 12:35)
台風銀座にこんな空港があったんですね~
ばびろび ? しらべてますが???です
消化不良になりそうですね~
いったい何のこっちゃろ?
by しまふくろう (2006-11-11 22:39)
枕崎にも茶畑がこんなにあったんですね!
いつものとりさんの空港紹介を久しぶりに見て
なんだかホッとしています(笑)
by ハイマン (2006-11-12 01:19)
■hirochaさん
静岡出身でしたか~!実は知覧茶って、今回初めて知りました。一二を争うような規模だったのですね。
>静岡空港
建設中の空港を是非とも見てみたいです。ネットで見ると、静岡空港も賛成反対いろいろ意見が出てますね。枕崎と比べて周辺人口は桁違いですが、左右の空港、鉄道、高速と、既に他の交通機関が充実してますから、需要予測はどうとでもなり、フタを開けてみないとよく分からないような気がします。最初からある程度の規模で建設しますから、そこそこの利用がないと、とんでもないことになるというリスクはありますね。
我々ファンからすれば、富士山をバックにした絵が撮れるので楽しみな空港ではありますが・・・。
コメント&nice! ありがとうございました。
■しまふくろうさん
ばびろび・・・オイラも調べてますが、「だかだか島」に意地悪な「ばびろび博士」が住んでいるという絵本の話しか分かりませんでした。一体なんなんでしょう??
コメント&nice! ありがとうございました。
■ハイマンさん
あったんですね~。オイラもビックリしました。
>なんだかホッと
ありがとうございます!通常運転に戻りました~。
コメント&nice! ありがとうございました。
by とり (2006-11-12 07:08)
うわあ、枕崎空港じゃないですか!
ここは知覧に行った時に近く通過したけど、よれなかったんですよー。地図に載ってなかったんで。
この風景いいですね^^あと滑走路って土?舗装路してましたか?
不定期航路?ばびろび?(??)
コミューター空港でどこに航路があるかわからなかったけぢお、不定期だったのか、それにしてもばびろびは俺も九州の知り合いに聞いてみます。
by コスト (2006-11-12 12:41)
しっかしまぁ広い場所にありますねー!北海道?って思うくらい。
飛行機が去った後の小鳥の声や風の音が聞こえてきそうなnice!bな写真
ですね。
by 風 (2006-11-12 14:24)
■コストさん
ここは眺め最高でした。次お立ち寄りの時は是非!行って損はないと思います。滑走路は舗装されてました。最近塗り直したのか、はたまたヘリの運用が多いせいかは定かではありませんが、真っ黒でした。
ばびろび、もし分かりましたら是非教えてくださいね~。
コメントありがとうございました。
■風さん
ありがとうございます。本当に広々としていて、気持ちの良い場所でしたよ☆
こんな場所が埼玉にあったら・・・通っちゃいそうですね。
コメント&nice! ありがとうございました。
by とり (2006-11-12 19:28)
とにかく第一印象が「広いなー」ですね。(^_^)
空港にもなんにもないけど、周辺にも何にも無いですね。
これは降りやすいかも・・・
零戦が似合うような空港ですね。(^_^)
空港の評価がこれまた良いですね。
by ジョルノ (2006-11-12 23:14)
ここは、マニア度が高いですねー。正直、初めて知りました。
もちろん、有視界ですね。
そうそう、読者希望ですが、今度、ランク別みたいの見てみたいです。マニア度ベスト5とかビューベスト5とか。。
わがまま読者ですみません。
by catenamas (2006-11-13 01:22)
■ジョルノ飛曹長殿
>何にも無い
本当にそうですね。「降りやすい」とか、「零戦が似合う」というあたりが飛曹長らしい感覚ですね。
コメント&nice! ありがとうございました。
■catenamasさん
オイラも最近まで知りませんでした。本当にマニアックな空港です。
>ランク別
それイイ!アイディアいただきです。折り返しの50空港目を過ぎたらやってみます。
コメント&nice! ありがとうございました。
by とり (2006-11-13 08:31)
スカイレジャ-ジャパンのようなエアショ-をやるにはもってこいの飛行場ですね!免許&飛行機を持っていたらすぐにでも行きたくなるような場所です!
by マリオ・デ・ニ-ロ (2006-11-14 00:53)
アスランマリオさん
周囲の景色はいいし、障害物もなんにもない、のどかな場所ですからね~。
なんでもココから北海道にグライダーが飛んで行ったそうですよ。
コメント&nice! ありがとうございました。
by とり (2006-11-14 22:17)
『東和航空』
当飛行場で、チャーター及び遊覧飛行を行っていた航空会社名が判明しました。
https://www.city.makurazaki.lg.jp/uploaded/attachment/1231.pdf
地元枕崎の建設会社が主に共同出資して設立された航空会社です。
「東和航空」はウィキペディアはおろか、国土交通省の「航空事故調査報告書」くらいしか検索ヒットしません。
東和航空輸送という会社なら検索ヒットしますが、
国内的にもなかなか認知・周知されなかった航空会社のようです。
時代が時代なら、この航空会社を利用し、枕崎飛行場および諏訪之瀬島飛行場の利用制覇を企んだかもしれませんが(笑)
by Buruno (2023-04-28 15:21)
■Burunoさん
記事に反映させて頂きます。
貴重な情報をありがとうございますm(_ _)m
by とり (2023-04-29 09:13)
とりさん
こんにちは
貴ページ当記載の沿革のうち、1991年01月の開港から1996年までがブランクになっていますが、
http://www1.nisiq.net/~kimera/faero/albam_makurazaki.html
このページの中間あたりに、稼働当時の枕崎飛行場のパンフレットが載っています。
解像度が悪すぎ・・・
ですがなんとか読み取ると、開港当時は『日本コンチネンタル空輸』が、チャーター便を飛ばしていたみたいです。
この会社、登記は東京都のようですが、運営の拠点は枕崎ですね。
URLがめちゃくちゃ長いのでコピペは控えますが、
当時の枕崎市長、今給黎久氏(南薩エアポート社長兼任)の
『全国初のコミューター空港・枕崎飛行場の概要と見通しについて』という論文がネット上に転がっています。
ネット検索でご確認いただければと思います。
日本コンチネンタル空輸を拝み倒して、何とか就航が成就したみたいな
そんな感じの論文です。
by Buruno (2024-07-04 00:15)
■Burunoさん
おはようございます。
貴重な情報をありがとうございます。
現在、記憶が薄れないうちに記事化しないといけないものが
積み上がってまして、そちらが片付いてから手を付けさせていただきます。
硫黄飛行場も積み残しのままですし、申し訳ないです。
by とり (2024-07-05 05:48)