九州旅行・2日目 [■旅行記]
Ⓐ東横イン大分中津駅前→Ⓑ宇佐飛行場(宇佐海軍航空隊)跡地→Ⓒ大分空港(ホーバー往復乗船)→(佐伯市スルー)→Ⓓ日向市のビジネスホテル
2日目
7:00 ホテルの朝食バイキング
7:30 ホテル出発
8:00 大分県宇佐市の飛行場跡見学
ここは非常に見どころが多くて、探すのに手間取ったこともあり、
2時間あれば回れると考えていたのが、
結局1時間オーバーしてしまいました。
そしてこの1時間遅れが計画の歯車を狂わせる結果に。
12:20 大分空港到着。ホーバー乗り収めです。
計画では待ち時間なしでサッと乗れるはずだったのですが…
これがホーパーのキップDA☆
大分~空港のホーバーのチケットをまともに買うと、片道2,980円もするのですが、
5時間以内に戻ってくることを条件にした送迎用の往復キップが2,800円で販売されており、半額以下になります。
非常にお得なのですが、この切符には落とし穴があり、
飛行機利用客がまず乗り込み、往復券の客はその後。
満席になると次の便に回されてしまいます。
結局往復とも後回しにはされなかったのですが、
結構ギリギリでヒヤヒヤしました。
往復券の客は先着順なので30分前にはもう列ができているのですが、ジッと列を作っている我々を尻目に
後から後から飛行機利用客がやってきて先に乗り込むため、精神的にもよろしくなかったです。
この日も含めてホーパー廃止まで残すところあと3日。
いかにも「最後に乗りに来ました」という雰囲気の方がたくさんいました。
ビデオを回している人が大勢います。
13:20 出発
飛行機利用客が先に大勢乗り込んでいたため、窓席はすべて埋まっていました。とほほ。
エンジンをかけ、スカートに空気を送り込むと、スーッと船体が持ち上がります。50cm位でしょうか。
この便の運転手、「早く座席について下さいっ! 座席についてもらわないと出港できませんっ!」
と、なぜか非常に怒ってました。
乗客がもたついている様子は特になかったのですが…
乗り収めの雰囲気台無し。
オイラは戻りでもう1度乗るけど、わざわざ乗り収めでやって来てこの便が最後の方は本当にお気の毒です。
S字コースでの不思議な感覚を味わって、海面へ。
浮いているから当然といえば当然なのでしょうが、アスファルトのスロープから海面に進んでもまったくショックなし。
三脚がたくさん並んでました。
エンジン、プロペラ、それに波の影響で、騒音と振動が思ったよりありました。
遠目で見ているほど優雅な乗り物ではなかったです。
13:50 大分着
器用にクルリと向きを変え、所定の場所に着いたところでスカートへの送風停止。
スーッと船体が沈んでいき、「ゴトッ」と軽い衝撃がありました。
エメラルド号 乗客席数:105 総トン数:51t 最高速力:約90km/h(パンフより)
14:30 大分発
この便の運転手はさっきとは正反対で非常に親切な方でした。
戻りの便ではなんとか窓席に座ることができました。
…が、ご覧の通りで窓には塩が付着し、眺めもこんな感じでした。
ところで、エンジンでファンを回して浮いているということは、海上でエンジンが停止したら沈むの??
と不安になったのですが、浮力タンクが装備してあるのでエンジンが止まってもプカプカ浮くのだそうです。
また、エンジンが停止すると10秒程度で停船するのだそうです。
15:00 空港着
到着後、操縦席周辺は人だかり。
時間の余裕があったということもあるんでしょうけど行きの便では見られなかった光景です。
運転席に座って記念撮影などすることができました。
オイラも操縦席を撮らせてもらいました。
操縦には五感を総動員するのだそうで、「運転中は話しかけないでください」という表示がありました。
なかなか離れようとしない困った人たち^^;
本日はこの後、佐伯市の飛行場跡、平和祈念館見学という予定でした。
ところが本日最初に見学した跡地での1時間オーバーが響き、
ホーバーの接続時間も狂ってさらに遅れてしまい、
今から佐伯市に向かっても、到着は多分5時頃。という状況に。
日が落ちるのが早いので、この時期撮影ができるのはせいぜい5時前まで。
そして記念館は5時で閉館なのでした。
とても間に合わなくなってしまったため、佐伯市での見学は諦め、次回行くことにしたのでした。
その日に予定していた所に時間的に間に合わない。ということ自体はよくあることで、
いつもならそういう場合は翌朝までそこに車中泊して留まるのでなんてことないのですが、
今回は冬季でレンタカーなので車中泊不可のため事前にホテルをすべて予約してあり、
特に「いつなくなるか分からない」箇所を優先的に回ることにしていたので、
予定通り動かざるを得なかったのでした。
ということで、ここでホーバーを撮ることに。
次の出発(16:30)を撮ってから出発することにしました。
せっかく大分空港に来たので、ヒコーキも撮ってみつ。
ということで、大分空港見学を終えて、160km先の宮崎県日向市のホテルに向かったのでした。
途中ジョイフルで、昨晩も食べたチキン南蛮定食。
9時頃ホテル到着。
ところで空港からホーパークラフトに乗ったのですが、落ち着いて地図を見てみたら、
大分市から乗った方が効率良かったです。。。
大分市から乗ってれば佐伯市にも行けてたかも。とほほ。
おやすみなさい。
(続きます)
おおっ、ホバーの記事来ましたか^^
大分は「ホバー」じゃなくて「ホーバー」が会社名なんですね。
>送迎用の往復キップ これは知らなかったですねー。
ANAとかJALの時刻表には載ってないから初耳の人多いと思います。
空席用切符はなかなかのアイデアですね。
3機(機でいいのか?)そろってる写真はなかなか壮観ですね^^
記念撮影の人ほんと多いですね~
浮いてる感覚はできれば一度乗ってみたいです。
nice!
by コスト (2010-02-06 12:03)
私も2年前かな、ホーバーに乗りました。夜でしたが、陸も海もかまわず走って
よかったですー。なくなるとは残念です。まあ、バスで移動の方が安いし。
by 春分 (2010-02-06 15:33)
ホーバーかっこいいです^^
グラサンかけた運転手の写真がいいですね。
by Takashi (2010-02-06 15:51)
飛行機はもちろんのこと、、乗り物の紹介~いいですね。
車以外、電車などなど、乗り物って乗れない地域なので^^;
楽しいです(^-^)
by ムク (2010-02-06 17:12)
今回もハラハラドキドキの展開になるトコが、とりさんらしいです。(笑)
続きも楽しみにしてまぁ~す♪ (^^)v
by カンクリ (2010-02-06 17:14)
チキン南蛮がお好きですね。(^^)
多分美味いんですよね?
私も一度食べてみようかしらん。
>運転士が神経質
うーん、、、多分一便前で“船”(我々に対する「鉄」に相当する何か)か一般客が悪さしたんじゃないでしょうか。
勝手に操縦桿(ステアリング?)を握ったとか、「話しかけるな」とあるのに、あーだこーだ話しかけてきたとか。
私らの間では、廃線や廃車直前に乗る・撮る・盗むなんて連中を、どちらかというと蔑んだ表現で“葬式厨”と呼ぶことがありますが、船関係でも類似の行動をとる人がいるんじゃないかなと思いました。
それというのは、最後まで安全運行に努めなくてはならない現場の職員の神経を逆なでする可能性もあるんじゃないかなと思いました。
長文失礼しました。|彡サッ←遅い
by tooshiba (2010-02-06 19:54)
経費の掛かる乗り物だったのですねー<ホーバー
それにしても良く38年間も運航していました<よっぽど道路事情が悪かったのですねvv
・・・スクラップにならないことを祈ります。
by me-co (2010-02-06 23:53)
宇佐にも飛行場あったんですね~
どこだろう?
ホーバークラフトは日本では関空が出来た頃に神戸から乗ったことがあります。
意外に揺れますよね~
今回はなぜホテル泊なんだろうって思ってました。
そういう訳だったんですね~
by miffy (2010-02-06 23:53)
一度も乗ったことないです。ちょっと楽しそう…♪
行きの運転手さんは何を苛立ってたんでしょうね。
by pica (2010-02-07 00:36)
逆に翌日はラッキーがありましたか?
by an-kazu (2010-02-07 01:28)
某、鐵の会社に伺う時に乗ったのが最後でしょうか。
淋しい気がしますけど、新幹線や高速道路の発展で移動時間も短くなってますしね。
by セバスちゃん (2010-02-07 10:17)
大分のホバークラフト
わざわざ乗りに行った会社の人が居ますよ^^
by ハイマン (2010-02-07 16:39)
子供の頃に乗り物の本で見ただけのホバークラフト。
こういう乗り物がなくなるのは、時代の宿命?それとも1000円
高速が原因?気になるところです。
by takechan (2010-02-07 16:46)
皆様 コメント、nice! ありがとうございます。
■コストさん
>ホバーの記事
お待たせしました^^
表記はホーパーだったりホバーだったり、いろいろですね。
>空席用切符
確かにそういう位置づけの切符ですね。
飛行機利用者が乗って、空席ができたら乗せてやるっていう・・・。
>(機でいいのか?)
ホント、迷いますよね。
オイラもこんなにたくさんあるんだ~。とビックリでした。
■春分さん
おお、乗りましたか。
確かに陸でも海でも構わず走れるのがすごいですね。
■Takashiさん
>グラサン
ドリフトするから通常ではあり得ない目線でした^^
■ムクさん
オイラも普段は車ばっかりで、電車は年に数回しか乗らないんですよ^^
■カンクリさん
この後もハラハラが出ますよ。ふふふ(謎)
■tooshibaさん
ジョイフルのチキン南蛮美味しかったですよ。
是非ご賞味くだされ。
二晩連続は正直途中で(・・・ウエッ)と思いましたが^^;
>“葬式厨”
そんな言葉があるんですね。
tooshibaさんのコメント拝見して、「あー、そんなことだったのかもな~」と思いました。
十分あり得ることですよね。
この道数十年の有終の美を汚しやがって!!!みたいな。
■me-coさん
全国で次々ホーパー路線が消えていく中、よく頑張ったのだと思います。
>スクラップ
そうですね~。
どこかで展示保存になるといいですね~。
■miffyさん
>どこだろう?
明日アップしますのでもう少しお待ちください^^
おお、miffyさんは関空から乗りましたか!
結構揺れるんですよね。
>ホテル泊
そうなんですよ~。
もっと暖かい時期で若ければ、レンタカーでも車中泊したんですけどね^^;
■picaさん
これならばきっとpicaさんも安心して乗られることでしょうね^^
運転手さんは・・・どうしたんでしょうね。
↑tooshibaさん説が今のところ有力です。
■an-kazuさん
ん~、特になかったような・・・^^;
■セバスちゃんさん
おお、セバスちゃんさんも乗られたのですね。
しかも会社のお金で。でしょうか^^
確かに九州の交通機関はどんどん便利になってますよね。
■ハイマンさん
そうですか^^
やっぱり好きな方、いるのですね~^^
■takechanさん
>乗り物の本
オイラにとってもずっとそういう存在でした。
原因はなんでしょうね。
オイラも気になります。
by とり (2010-02-07 21:29)
終わっちゃったのですね
一度は乗ってみたかったです(/_;)
by sak (2010-02-07 22:30)
こんにちは。
先日別府旅行に行った際、ホーバーがなくなったことを知りました。
以前大分の友人の結婚式に車で行った時、東京から来た友人をホーバー乗り場に送ったことがありました。
友人の勘違いによりホーバーに乗り遅れて結局大分空港まで高速道路を走って送ったのですが、車で走れば空港まで便利に行けたので、ホーバーの運命は高速道路ができた時に決まったのかも知れませんね。
私も乗ってみたかったのでなくなったのは残念でなりません。
by OILMAN (2010-02-08 21:05)
■sakさん
今はこのテの乗り物にとっては逆風もいいとこですからね。
またどこかで復活したりするといいのですが・・・。
■OILMANさん こんにちは。
>高速道路
そんなことがあったのですか・・・。
残念ですがここでも高速道路なんですね~。
by とり (2010-02-09 18:39)