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九州旅行・4日目(後編) [■旅行記]


(終日硫黄島)

 

4日目(後編)

ということで村営フェリーは硫黄島に到着しました。

下船したのは5人ほど。ヤングが多いです。

いかにも「観光で来ましたっ」という感じなのはオイラを含めて3人でした。

岸壁に降りてしばらく港の様子を見ていたのですが、

下船した人はすぐ港からいなくなるし、船は積み下ろしが終わるとすぐ出港してしまいました。

これで明日の朝までこの島から出られません。

とりあえず荷物が重いので宿に荷物を置くことに。

感を頼りにウロウロ。

 

小さな店先に集まっていたおばあさんたちが一斉にこっちを見ています。

なんとなく監視されているような気がして逃げるようにあっちの方へ。

しかし暑い! 確か、本日の最高気温は27℃とか言っていたハズ。

テレビで「北海道では初雪」とか言ってたっけ…。

坂の途中で荷物を下ろし、水を飲んで地図を確認。

ちょうど駐在所でお巡りさんが立番していたので宿を尋ねると、ニコニコしながら教えてくれました。

宿到着。イジワルバーサンとの対面です。

 

挨拶を済ますとおばあさんは部屋に案内してくれ、

「暗くなるので温泉からは6時までには戻ってきた方がよい。

温泉では浸かるだけ。濡れた手で顔を触ってはいけない。

温泉の周辺には水を飲める場所がないので、脱水症にならないように、ここで飲み物を買って行くがよい」

とそれだけスラスラ説明すると、どこかへ消えてしまったのでした。

既にイジワルバーサンというイメージが固まっているので、飲み物情報は儲けるためとしか受け取れない。

オイラは水を十分持って来てるから買わないもんね~。

カメラと水とカロリーメイトだけデイバッグに詰めて部屋を出た。

民宿を1人で利用するのは初めてです。

…おばあさんの姿がまったく見えないんだけど、勝手に出掛けてもいいんだよね?

一応「行ってきます~」とおばあさんが居そうな方向に声を掛けてから出掛ける。

明日の朝10:15出港だし、お天気は下り坂だし、今日中に飛行場の見学をしておかないと。

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延々坂を登って行きます。暑い~。

途中でドコモ鉄塔発見。

オイラのauは島に着く前からとっくに圏外でした。

やっぱりドコモのカバー率はすごいですね。

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宿を出てから30分 やっとここまで来ました。

たった30分なのですが、坂がキツイので疲れますた。_| ̄|○ il||li

無事飛行場の見学を終え、ちょっと休憩して後「恋人岬」に行ってみることに。

宿から更に1.5キロ?ほど遠ざかることになるので、どうしようか少し迷ったのですが、

他に行くところもないのでとりあえず行ってみることに。

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高低差が激しくて、徒歩の移動は結構大変です。

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島にはあちこちに牧場があって大きな黒牛がいます。

篠?がたくさん生えていて、ブチッ、ブチッ、と食べてました。

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「岬橋」手前の展望台

手すりの向こう側の篠が撮影の邪魔になるので、手すりを乗り越えて枯草の上に飛び降りたらその下がなくて、

1mほど落ちてしまい、手をついてケガしてしまいました。イテテ!!

もう少しでオロナミンCの助ける人居ない状態になるところでした。

手すりを乗り越えるのは危険なのでやめましょう。

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内側の水の色がまったく違ってますね。

途中、「岬橋」というとても眺望の良い橋があったのですが、橋の真ん中に車が止まっていて、

お兄さんがビデオ回してました。

挨拶しようかと思ったのですが、お兄さんは撮影に没頭してるし、声が入ると悪いかと思ってそのまま通過。

そして恋人岬到着。休憩~。

あれほど晴れていたのに、いつの間にか上空は雲に覆われてしまいました。

そして沖の方に巨大な暗雲が。

雲の進み方からすると直撃は免れそうですが、心配なので早目に戻ることに。

カサ持ってないし。

出先で黒雲が現れると、もうそれだけでドキドキです。

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「岬橋」から。

やや左側の集落の中にオイラの泊まった民宿があります。

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だんだん日が傾いてきました。

これからがオイシイところなのですが、雨具持ってないオイラにとって、この雲の暗くなり方は恐いです。

雷注意報も出てたし、ここから宿へは一生懸命歩いても30分はかかるはず。

急げ~。

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画面左側の岩肌の下っ側からぐーっと迂回してここまで戻ってきました。

ここまで来れば、もう宿までは5分ほど。

最悪雨が降ってきたら、ビニール袋にカメラ入れよう。と考えていたのですが、黒雲はどこかにいってしまい、

結局今日は雨降りませんでした。

「6時までに戻ってくるがよいわ!」と言われていたのですが、まだ5時前です。

このまま宿に戻ったら、「なんでこんなに早く戻ってきたか!」とゴボウでぶたれるかもしれません。

でも今からおばあさんの言っていた数キロ先の温泉に歩いて行く余力はもう残ってません。

港周辺をうろつくことに。

島の住宅地周辺では、そこら中に孔雀が歩き回っており、

安徳天皇の墓があったり、非常に歴史のある島でした。

実はオイラ、飛行場を見に来ただけで、この島については何も知りませんでした。^^;

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6時頃宿に戻りました。

「戻りました~」と声掛けてみましたが、奥の方で「カタッ、カタッ」と音がするだけで応答なし。

うぅ、オイラは一体どうしたら…(;´Д⊂)

とりあえずいそいそと指定された部屋へ入って戸を閉め、落ち着かないので、部屋に置いてあるノートを見てみました。

この部屋に泊まった客の感想がビッシリと綴られています。

おおよそ15年前から5年位前までの記録なのですが、

島の素晴らしさ(特に温泉)と共に、イジワルバーサンの飾らない人柄を絶賛する熱い言葉に溢れていました。

ア、アレ??

 

ノートを読み終わると7時。

(コリャ、本当に食事なしかも(´・ω・`))と思い始めた頃、「食事の用意ができましたよ~」と声がしました。

実はネットでこの宿を酷評する中で、食事のことが挙げられており、

「ただの冷凍食品を並べただけ。不味い。最低。これが客に出すものか!!」 みたいなことが書かれてました。

(い、いったいどんな手抜き料理が??)

もしかしてカップラーメンとバナナとか??  などと思いながら食堂へ。

案内された部屋には、大きな食卓にいろんなご馳走が並んでました。

おばあさんが釣ったという魚、島で採れる野草の天ぷら(名前忘れた)など、普通にとても美味しかったです。

醤油がビックリするほど甘かったですけど ^^;

所用で4日前からここに宿泊しているという鹿児島市在住のおばさんと、

今日のフェリーで来たヤローがオイラを含めて3人。

合計4人の客なのでした。

この島で下船した5人ほどのうち、いかにも「観光で来ました」という感じの3人がもれなくこの宿の客になっているのです。

他にも宿はあるのにすごい偶然だな~。

などとこの時は思っていたのでした。

 

内1人は、「岬橋」でビデオ撮影していた彼でした。

なんでも前日空路で鹿児島空港に着く予定だったのが、件の訓練機の事故で空港が閉鎖になってしまったため、

代わりに降ろされた別の空港から鉄路やっとの思いで鹿児島までやって来たのだそうです。

大の温泉好きで、九州内の温泉を巡っていてこの島の温泉にも入りに来たのだそうです。

この島には複数の温泉があるのですが、彼も、そして部屋のノートでも絶賛の嵐だったのが「東温泉」。

断崖絶壁の波打ち際にある露天で、知る人ぞ知る、超有名温泉らしいです。

オイラは入らなかったと言ったら、

「あの温泉に入らなかったらこの島に来た意味がない」 とまで。

宿のおばあさんから「せっかくだから明日の朝入ってきなさい」と言われました。

 

もう1人も下船時の荷物と服装を覚えている人でした。

3つの島のドコで下りようか、直前まで迷っていて、なんとなくこの島に降りたのだそうです。

みんなでご馳走をつつきながらの自己紹介は、

なんとなく「どうしてこの島に来たか」を申告する流れになって参りました。

正直に「飛行場だけを見に来ましたっ」などと言うときっとドン引きだろうと思い、

おばあさんに竹島入港の際のタイコのことを聞いてみて話題を変えるオイラ。

すると、アレは特別な客がある時だけのものだということが判明。

つまり今回は、赴任して来るK先生のためのタイコだったのです。

我々はK先生のためのタイコに感動して拍手していたのでした。

子供たちは、「別にアンタたちのためじゃないし」とか思ってたんでしょうかね ^^;

珍しいものを見せてもらったし、まぁ、いいですけど。

しかしこれで話の流れは、

「どうしてこの島に来たか」から完全におばあさんによる島のいろんな話へと完全に変わったのでした(o ̄∇ ̄o)ニヤ

 

島に籍を置いているだけの人、籍はないが仕事で長期滞在している人などいて、

この島には実質120人位住んでいるのだそうです。

120人。

学校だと3クラス分ですね。

お互い相手の性格までよく知っており、

「今日あの人は午前中畑に居た。昨日は△△に居た」など、すべて把握されてしまいます。

島から鹿児島に行くことを「鹿児島に上がる」と言うのだそうです。

 

潮風と共に、この島特有の硫黄と亜硫酸ガスのせいで、

「2年前に買った」というポットの淵の部分がもう塗装が取れてサビでボロボロ。

こんな有様なので、車はほんの少しのキズでも、たちまちそこからサビてしまうため、

補修には大変なお金がかかるのだとか。

そういえばネットではここのレンタカー料金について「ぼったくり」とか書かれていたっけ。

 

この宿のおばさんは孔雀を手なずけており、宿の前に"ボタモチ"をすると、叱って3日ほどエサをやらない。

するとそんなことはなくなるのだそうです。

他の孔雀が"ボタモチ"をした時も、おばさんに特になついている孔雀を犯行現場に連行して代表して叱ると、

他の孔雀もそんなことはしなくなるのだそうです。

おばあさんが元気がないと、肩に頭を乗せてきたり、顔を覗き込んだり。

「アレは孔雀の姿をしているだけで、人間とまったく同じだ」と話していました。

 

4日前に鹿児島市から来たおばさんは、この宿で連日供されるご馳走に感激していて、

この間に食べたご馳走がいかに素晴らしかったかを力説していました。

確かにおばあさんの言葉の端々には、

料理が大好きで、客に少しでも美味しいものを食べさせて島の思い出にさせてやりたい。という気持ちが表れてました。

それでも、食材の多くはフェリーに頼っているので、欠航してしまうと大変なのだそうです。

前述の通り、3つの島を結ぶフェリーは2日かけて島を往復するのですが、

確実に鹿児島に戻って来れる状態でないと、すぐに欠航するのだそうです。

実は明日から天気が崩れるため、今日の宿泊予定はキャンセルだな。と思っていたのだそうです。

そんな状態なので、欠航が続いてしまうと食材が底をつき、

客も島から出られずに宿泊日が延長になってしまい、連日保存食を供することになってしまうのだとか。

いつでも店先になんでも並んでるのが当たり前の生活に慣れていると想像できない世界ですね。

(ネットで酷評されていた最悪な食事事情というのはこのことだったのか…)

などと考えながらおばあさんの話を聞いていたのでした。

この頃には、宿についてのネット情報はきっと誤解からくるものなのだろう。という考えに変わっていました。

ノートに書かれている通り、おばあさんは飾り気のないとても気さくな方なのでした。

 

食事が始まってから2時間が経過した頃、

「この島では本当は独り客はお断りなのだ」と教えてくれました。

島の人は基本的に親切で疑うことを知らないので、簡単に騙されてしまいます。

船でフラリとやって来て、島のキャンプ場などに居座り、魚を釣って食いつなぐ人も時々いるのだとか。

そしてアチコチのお宅でモノが無くなることが頻発したりするのだそうです。

この宿でも何度か盗難被害に遭ったのだそうです。

こうなると、その人が島に滞在する間はカギをかけないといけない。

島にはカギをかける習慣がなく、高齢者にとってはそれだけでも大変なことなのだとか。

特に、全員が家族同然で平和そのもののこの島に生まれ育った年配者ほど人を疑うことを知らず、

部屋から大金がなくなってしまい、「どう考えてもアイツだ」と周りの人たちが言っても、

「あの人は私の荷物を運んでくれた。あんな親切な人がそんなことするはずがない。

きっと私がボケてどこかに置き忘れたのだ。そのうち出てくるよ」

ということになってしまうのだそうです。

 

ちなみに現在も怪しげな人がキャンプ場に住み着いていて、

カブで移動しているので島の人たちには「カブの人」として知れ渡り、警戒しているのだそうです。

港に着いた時、近くに集まっていたおばあさんたちが一斉にオイラを監視しているように感じたのは、

被害妄想ではなく、きっとオイラの発する怪しい周波数をキャッチして、

「アイツは怪しい…。『カブ』に続いて2人目目か」 とか思っていたのでしょう。

 

以前この宿に年配の男性一人客が宿泊した時のこと、どうも挙動がおかしくて、

駐在さん立ち合いで荷物検査をしたら、ロープ、軍手が出てきて、

問い質すと、「妻に死なれ、嫌になったので死場所を探して来ました」と答えたのだそうです。

「アナタが死んでしまったら、たった1泊でもかかわりをもったワタシだってとても悲しい。

奥さんのお墓の面倒をアナタがみなくてどうするんですか」

駐在さんと2人で諭したのだそうです。

 

というわけで、1人でこの島に来る人のよからぬ事件を何度も経験するうち、

「独り客には何かあるかもしれない」という懸念がつきまとい、他の宿では上手に断っているのだとか。

そして基本的に1人客でも受け入れてくれるのは現在この民宿だけなのだそうです。

今回泊まった3人のうち、1人は他の宿がすべて"満室"だったため最終的にここで予約をし、

もう1人は駐在所でここを紹介されたのだそうです。

「駐在さんはここが1人客受け入れることを知ってるからね」とのことでした。

オイラはネット評を見て、「どんだけ酷い宿だ」とたまたまここを最初に選びました。

オイラが選んだつもりだったのですが、1人客のオイラには最初からここしか選択権がなかったのです。

 

そういえば。

駐在所のお巡りさんはニコニコ親切に宿の行き方を教えてくれたけど、

実は胸中イロイロ思ってたんでしょうね。

そして宿の名前を失念してしまっていたとしても、ここの宿を案内してくれたんでしょうね。

もしかしたらあの時の立番だって、偶然ではなくいつも入港に合わせて警戒しているのかもしれません。

 

最初は、見知らぬ人たちと食事なんてどうなることか。と心配だったのですが、

おばあさんの島での暮らしのことなどお聞きするうちあっという間に時間は過ぎていき…

23:30 おひらき 

おやすみなさい。

 

(続きます)


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九州旅行・4日目(前編) [■旅行記]


Ⓐ鹿児島中央駅→Ⓑ鹿児島新港→ⓒ竹島→Ⓓ硫黄島→Ⓔ薩摩硫黄島飛行場

 

4日目(前編)

宿泊したホテルは鹿児島中央駅前にあります。

実はこの駅、オイラが高1の夏に沖縄に向かった際の思い出の場所なのです。

7時からの朝食前にちょっと駅前を散歩。

路面電車が走ってました。

おしゃれな車両でとても静か。車輪の「ゴリゴリ」という音が響いてました。

駅がすごく立派になったものよのぅ。

桜島の火山灰があちこちに積もっていて、店先で掃き掃除をしている姿がそこここで見られました。

駅前のレンタカー屋さんの車にもうっすらと灰が積もってました。

(これがあの有名な火山灰か~。一晩でこんなに降ったんだな~)

この時まだ火山灰の恐ろしさを知らなかったオイラは呑気に眺めていたのです。

7時過ぎ、ホテル1階で朝食。

なんだかテーブルがザラザラする。

ここまで入ってくるのか…。

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今回の旅行中、九州各地で東横インを3泊利用したのですが、そのうち2泊は立体駐車場利用でした。

出庫の操作はセルフサービス。

入庫の際に受け取ったカードをかざし、投入口に入れると、後は自動で車が現れます。

よくできてますね~。

立体駐車場なのに、車にはうっすらと灰が。

 

8:20 鹿児島新港 南埠頭到着。

これから船で硫黄島に渡ります。

硫黄島には「薩摩硫黄島飛行場」があるのですが、現在ヒコーキの定期便がないため、

この島へは、船で行く以外方法がありません。

鹿児島新港から硫黄島を含む三つの島に村営の定期フェリーが出ているのですが、

なんとこの村営フェリー、全国版時刻表はおろか、九州版の時刻表にも出ていません。
(小倉の書店でチェックした)

朝鹿児島港を出た船は、竹島→硫黄島→黒島と進み、その日は黒島で停泊。

翌朝、逆コースを辿って午後再び鹿児島港に戻ってきます。

予定表によりますと、11月はこれを12回(枕崎経由4回含) 。

つまり硫黄島に行くには、少なくとも島で一泊することが必要なのです。

再びここに戻ってくるのは30時間後。

1つの飛行場を見るためにこれだけ時間と費用を費やすのですから贅沢です。

 

実は硫黄島には数件の民宿があるのですが、ネットでケチョンケチョンに酷評されている宿があり、

怖いもの見たさも手伝ってその宿で泊まることにしたのでした(o ̄∇ ̄o)ニヤ

ネット予約は不可なので直接電話。

この時の応対が結構ぶっきらぼうで、なんかイジワルバーサンみたいな雰囲気です。

(うおおぉ、これは聞きしに勝る…)なかなか期待を裏切りません。

これは最悪の場合、

「はっはっは!! 食事が出てくると思ったか! そんなに食べたいんなら、このゴボウの根っこでもしゃぶってな!!」

なんて事態も充分あり得ます。

常に最悪の事態に備えるのが探索者の常。

ということで念のため、水を3リットルとカロリーメイト4箱を持っていくことに。 

 

フェリー利用客用の駐車場に車を止め、「みしま待合所」にて切符購入。

「記入をお願いします」と窓口氏に渡された用紙には、目的地、目的、帰りの予定日など記入する欄がありました。

目的地…(いおう島…いおう島…。「いおう」ってどう書くんだっけ??) (゚Д゚;≡;゚Д゚)

漢字力のないオイラ…掲示物をチラ見して事なきを得ました。

運賃は二等の場合、どの島まで行っても、3,500円です。

往復券はあるのですが、鹿児島港で購入すると、単純に7,000円。

島で購入すれば割引になります。流石村営フェリーです。

ということで無事にチケットをゲット。

「出港10分前までに乗船してくださいね~」 と言われました。

 

駐車場と待合所を往復したのですが、目の前の桜島から灰色の帯がこちらに向かって流れています。

そして頭、服にカサカサと灰が降り始めました。

いつの間にか口の中はジャリジャリ。目はシパシパ。メガネはまったく役に立たず。

「灰」とは言いますが、木や紙を燃やしたみたいな、水に溶けちゃうような生易しいモノじゃなく、これは岩石の粒子です。

まともに目を開けてられません。

「こすったら負け」と分かってはいるのですが、ついつい目に手が。

イテテテテテ!!  わ~ なんだコリャ!!(XДX)

見ると、テロリストみたいなカッコして歩いている方がチラホラ。

上空はすっかり灰の帯に覆われて薄暗くて不気味です。

何をする気力も失せ、船のすぐ横に停まっているお弁当販売車でお弁当買って、早々に乗船。

なんだか眼の中に研磨剤が入ってる感じです。ひー。

すっかり戦意喪失。ライフ0になって船室に閉じこもって大人しくしてました。うぅ、火山灰キライ…。

9:30 出港

灰は結構な勢いで降り注いでました。30時間後に戻って来た時、車は一体どうなっているのでしょうか。

レンタカーながら心配です。

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二等船室。ガラガラです。

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12:24

鹿児島を出港してから3時間後、竹島に到着。

ずっと船室でゴロゴロしてたのですが、ようやく目のゴロゴロも収まりました。

いつの間にかいいお天気です。

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海底が見えます。

きれいかー。

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島の子供たちがタイコで出迎えてくれました。

高学年の女の子のよく通る歌声が港に響いてました。

なんて大歓迎な島!

甲板でその様子を見ていた乗客たちは、踊りが終わると一斉に拍手。

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フォークリフトとクレーンで積み下ろしをしてました。

ランプ操作、舫い綱の巻き上げでだと思うのですが、接岸中も船体は大きく左右に傾きます。

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踊りの後、「K先生歓迎式」が行われてました。

式の後、「□□宅で荷揚げ作業があるのでお手すきの方はご協力を」。とのことで、

この後お父さんお母さんたちは車やスクーターであっという間に姿を消しました。

赴任してくる先生のお出迎えから住居のお世話まで、父母総出なのですね。

この時期(昨年10月)の赴任、どういう事情なのでしょうか。

子供たちは照れているのか、先生を遠巻きに見ているだけで近寄ろうとしませんでした。

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12:41 出港

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13:03

硫黄島が近づいてきました。

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あちこちから煙が立ち上ってます。

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13:06

さっき出港した竹島がハッキリ見えます。

以前読んだ本の受け売りなんですが、鹿児島から沖縄本島までは、見える島を伝っていけば着けるのだそうで、

航海術の発達する以前から盛んに交易が行われていました。

ところが沖縄本島から更に西側に行こうとすると、八重山諸島までしばらく何もなく、島伝いに、というわけにはいきません。

この隔絶された環境が、八重山諸島独特の文化の発展、保存につながったのだそうです。

って、鹿児島の先っちょの島でこんなこと書くのもアレですが。

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おもかじいっぱ~い!

13:20 硫黄島入港

 

(続きます)


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九州旅行・3日目 [■旅行記]


Ⓐ日向市のビジネスホテル→Ⓑ富高飛行場跡地→Ⓒ新田原飛行場の掩体壕→Ⓓ宮崎空港の掩体壕→Ⓔ都城東飛行場跡地→Ⓕ都城西飛行場跡地→Ⓖ鹿児島中央駅近くのビジネスホテル

 

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宮崎県小倉ヶ浜

本日は宮崎県内の飛行場跡地、掩体壕をひたすら見て回ったのでした。

1日で多分12個の掩体壕を見ました。

掩体壕探しは昨日に引き続きなのですが、こうも1日中掩体壕ばかり探していると、

ちょっとした山、黒っぽいコンクリートを見ると、体が反応してしまいます。

すっかり「掩体壕探索モード」になってしまいました。

 

後半の都城東、都城西飛行場跡地は、出発日直前に偶然ネットで知った飛行場で、

(今回周るの無理だろうなぁ…)と思っていたのですが、見ることができました。

順調に進んでたくさん見て回れると、それはそれで良いことなのですが、

移動→見学→移動→見学 をひたすら繰り返すのみなので、それ以外に書くことがなくなります。

ということで、大分と宮崎の感想など。

遺構探しは、まずネットで情報集めをするのですが、ピンポイントで場所を特定できるのは稀で、

「おおよそこの辺りにある」としか分からないのがほとんどです。

それで現場周辺に到着してまずは自力で探すのですが、見つからないと地元の方にお聞きします。

また、遺構が私有地内にある場合は撮影許可を求めます。

 

で、今回特に大分県と宮崎県で随分いろいろな方にお声をかけさせて頂いたのですが、

関東では5秒で済むような会話が、ここでは3分位かけてじっくり説明してくれます。

畑仕事をしているおばあさんに某掩体壕の場所をお尋ねした時など、

オイラは単にこの先に掩体壕があるかどうかお聞きしただけなのに、

わざわざ農作業の手を休めて腰を上げ、当時の状況、人々の様子、被害状況まで話してくれ、

「掩体壕はこの先の二又をだからね」と何度も繰り返し教えてくれました。

おばあさんにお礼を言って、掩体壕に向かいました。

二又を左に行った所に車を止めていたので、車で移動しようとをに曲がったら、

「そっちじゃないですよぅ~」とおばあさんの大声が周囲に響きましたΣ(゚Д゚;)

な、なんて親切…(;´Д⊂)

 

16:46 本日の見学をすべて終え、鹿児島に移動開始。

明日の朝9:30に鹿児島港を出港する船に乗るのですが、

切符発売開始は8時から(先着順)なので、港近くのホテルを予約してあったのでした。

途中、地元のドラッグストアで2Lの水を3本購入。特売で@68円でした。

連日25℃以上あり、毎日2リットルは飲んでいたのでした。

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途中、いい感じになってきたので撮影。

夕日がちょうど森の影に隠れてしまいます。

(あの木の向こう側に行ってみよう)ということで移動開始。

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木の向こう側に行ってみたら、今度は電線、工場が…(;´Д⊂)

やっぱりさっきの場所でじっくり撮ればよかったです。とほほ。

下手に動いて失敗の典型ですね。

ニュースで、宮崎大学校の訓練機が鹿児島空港に胴体着陸して空港が閉鎖中と言ってました。

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19:00 鹿児島市内のガストで夕食。

二夜連続でチキン南蛮だったので、ちょっとへるしー。 

車中泊だと、日が暮れて、翌朝の目的地に向かいつつ、風呂を探して、道の駅を探して…という感じなのですが、

疲れるし眠いし、これが結構面倒なのです。

今回のようにホテルの予約を入れていると、日が暮れたらホテルに向かうだけだし、

風呂には無条件で入れるし、非常に楽でした。

反面、融通が利かず、目的地に行けなかったりしますが…

 

ホテルに到着すると、立体駐車場を操作するおじさんから、

「いらっしゃい! 桜島の灰がすごいね^^」と言われました。

未だ火山灰の恐ろしさをまったく知らなかったオイラは、この時は特になんとも思わなかったのでした。

おやすみなさい。

 

(続きます)


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九州旅行・2日目 [■旅行記]


Ⓐ東横イン大分中津駅前→Ⓑ宇佐飛行場(宇佐海軍航空隊)跡地→Ⓒ大分空港(ホーバー往復乗船)→(佐伯市スルー)→Ⓓ日向市のビジネスホテル

 

2日目

7:00 ホテルの朝食バイキング

7:30 ホテル出発

8:00 大分県宇佐市の飛行場跡見学

ここは非常に見どころが多くて、探すのに手間取ったこともあり、

2時間あれば回れると考えていたのが、

結局1時間オーバーしてしまいました。

そしてこの1時間遅れが計画の歯車を狂わせる結果に。

12:20 大分空港到着。ホーバー乗り収めです。

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計画では待ち時間なしでサッと乗れるはずだったのですが…

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これがホーパーのキップDA☆

 

大分~空港のホーバーのチケットをまともに買うと、片道2,980円もするのですが、

5時間以内に戻ってくることを条件にした送迎用の往復キップが2,800円で販売されており、半額以下になります。

非常にお得なのですが、この切符には落とし穴があり、

飛行機利用客がまず乗り込み、往復券の客はその後。

満席になると次の便に回されてしまいます。

結局往復とも後回しにはされなかったのですが、

結構ギリギリでヒヤヒヤしました。

往復券の客は先着順なので30分前にはもう列ができているのですが、ジッと列を作っている我々を尻目に

後から後から飛行機利用客がやってきて先に乗り込むため、精神的にもよろしくなかったです。

 

この日も含めてホーパー廃止まで残すところあと3日。

いかにも「最後に乗りに来ました」という雰囲気の方がたくさんいました。

ビデオを回している人が大勢います。

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13:20 出発

飛行機利用客が先に大勢乗り込んでいたため、窓席はすべて埋まっていました。とほほ。

エンジンをかけ、スカートに空気を送り込むと、スーッと船体が持ち上がります。50cm位でしょうか。

この便の運転手、「早く座席について下さいっ!  座席についてもらわないと出港できませんっ!」

と、なぜか非常に怒ってました。

乗客がもたついている様子は特になかったのですが…

乗り収めの雰囲気台無し。

オイラは戻りでもう1度乗るけど、わざわざ乗り収めでやって来てこの便が最後の方は本当にお気の毒です。

 

S字コースでの不思議な感覚を味わって、海面へ。

浮いているから当然といえば当然なのでしょうが、アスファルトのスロープから海面に進んでもまったくショックなし。

三脚がたくさん並んでました。

エンジン、プロペラ、それに波の影響で、騒音と振動が思ったよりありました。

遠目で見ているほど優雅な乗り物ではなかったです。

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13:50 大分着

器用にクルリと向きを変え、所定の場所に着いたところでスカートへの送風停止。

スーッと船体が沈んでいき、「ゴトッ」と軽い衝撃がありました。

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エメラルド号 乗客席数:105  総トン数:51t  最高速力:約90km/h(パンフより)

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14:30 大分発

この便の運転手はさっきとは正反対で非常に親切な方でした。

戻りの便ではなんとか窓席に座ることができました。

…が、ご覧の通りで窓には塩が付着し、眺めもこんな感じでした。

ところで、エンジンでファンを回して浮いているということは、海上でエンジンが停止したら沈むの??

と不安になったのですが、浮力タンクが装備してあるのでエンジンが止まってもプカプカ浮くのだそうです。

また、エンジンが停止すると10秒程度で停船するのだそうです。

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15:00 空港着

到着後、操縦席周辺は人だかり。

時間の余裕があったということもあるんでしょうけど行きの便では見られなかった光景です。

運転席に座って記念撮影などすることができました。

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オイラも操縦席を撮らせてもらいました。

操縦には五感を総動員するのだそうで、「運転中は話しかけないでください」という表示がありました。

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なかなか離れようとしない困った人たち^^;

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本日はこの後、佐伯市の飛行場跡、平和祈念館見学という予定でした。

ところが本日最初に見学した跡地での1時間オーバーが響き、

ホーバーの接続時間も狂ってさらに遅れてしまい、

今から佐伯市に向かっても、到着は多分5時頃。という状況に。

日が落ちるのが早いので、この時期撮影ができるのはせいぜい5時前まで。

そして記念館は5時で閉館なのでした。

とても間に合わなくなってしまったため、佐伯市での見学は諦め、次回行くことにしたのでした。

 

その日に予定していた所に時間的に間に合わない。ということ自体はよくあることで、

いつもならそういう場合は翌朝までそこに車中泊して留まるのでなんてことないのですが、

今回は冬季でレンタカーなので車中泊不可のため事前にホテルをすべて予約してあり、

特に「いつなくなるか分からない」箇所を優先的に回ることにしていたので、

予定通り動かざるを得なかったのでした。

ということで、ここでホーバーを撮ることに。

次の出発(16:30)を撮ってから出発することにしました。

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せっかく大分空港に来たので、ヒコーキも撮ってみつ。

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ということで、大分空港見学を終えて、160km先の宮崎県日向市のホテルに向かったのでした。

途中ジョイフルで、昨晩も食べたチキン南蛮定食。

9時頃ホテル到着。

ところで空港からホーパークラフトに乗ったのですが、落ち着いて地図を見てみたら、

大分市から乗った方が効率良かったです。。。

大分市から乗ってれば佐伯市にも行けてたかも。とほほ。

 

おやすみなさい。

 

(続きます)


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九州旅行・1日目 [■旅行記]


羽田空港→Ⓐ北九州空港→Ⓑ築城基地→Ⓒ東横イン大分中津駅前

 

1日目

昨年10月末から11月初めにかけて、九州を回ったのでした。 

車中泊派のオイラとしては、暖かい九州は11月か12月に行こうと思っていたのですが、

10月いっぱいで大分のホバークラフトが廃止になることをギリギリになって知り、

急遽九州を回ったのです。

せっかくスターフライヤーの社長からのお招きなので、今回はヒコーキで行ってレンタカーで周ることに。

このままでは今年は1度もヒコーキに乗らなそうだったので丁度良かったです。

早目に羽田に到着し、搭乗口前でヒコーキを眺めながら朝食。

その後スターフライヤー第1便で北九州へ。

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北九州に着いたら午後から社長さんにお会いする約束になっていたので一応それなりの格好をしていたのですが、

乗客は老若を問わず申し合わせたかのようにほぼ全員黒のスーツに身を固めていました。

9:15 北九州空港到着。

車で行くと、九州に上陸するだけで1日がかり。

あちこち見て周るのは翌日からになってしまいます。

やっぱりヒコーキは速いですね。

まずは空港内で社長さんに手配して頂いたレンタカーの手続きを済ませ、

空港内をオロオロウロウロ。

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1階到着口

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北展望デッキ

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前回お邪魔した時にはその存在に気がつかなかった南展望デッキへ…

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南のデッキはこんな感じでした。

画面右奥に当空港目玉の足湯があります。

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モニュメントの前にはこんなものも。

 

その後、旧北九州空港の跡地に行きました。

あちこちで工事をしており、建物以外、面影はほとんど残っていませんでした。

小倉の本社で社長さんにお会いすることになっていたので、早目に移動。

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スターフライヤー本社は「チャチャタウン小倉」 というショッピングモールの隣の区画にあります。

社長さんから教えて頂いた通り、「チャチャタウン」の駐車場に車を停めました。

百均もあり、100円でも買い物をすると、駐車料金が3時間まで無料になります。

フードコートで昼食。

(社長さんとの面会の記事はこちら)

社長さんとの面会後、再びチャチャタウンに戻ってみると、広場から演奏が聞こえてきました。

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ジャズトリオ "OK's"  と紹介されていました。

ラテン系の明るい選曲の他、なじみ深いナンバー(ユーミンとか)が多く、聞きやすかったです。

観客は数十人程だったのですが、最もノッているのが、七十代?のおじいさんでした^^

音楽できる人 尊敬します。

その後ドラッグストアで2Lの水を3本購入。

再び旧北九州空港に戻りました。

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社長さんにお会いした際、

「空港近くの高圧電線がヒコーキの障害になってしまうため、一部下げている箇所がある」

と教えて頂いていたのでした。

画面左側に滑走路があって、奥に向かって伸びてました。

うっすらですが、電線が下がってますよね。

多分このことだと思うのですが…

その後築城基地に移動し、掩体壕 を見学。

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偶然基地の展望台前を通りかかったので寄ってみました。

ちょうどF-2が降りてくるところが見れました。

ベンチでガジェット使って見ていたおぢさんが、

「あ、消防車が撤収するから今日はもう終わりだよ」と教えてくれました。

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予約してあるホテルに向かう途中ジョイフルで食事。

九州はジョイフル王国。

そういえば今日は何も考えず、欲望の赴くまま食事したのです。

羽田で食べた朝食はカツサンド、小倉のチャチャタウンの昼食はカツ丼セット、そして夕食はチキン南蛮定食と、

肉ばかり貪り喰ってました。

東横イン大分中津駅前泊。

 

(続きます)


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北海道旅行・6 [■旅行記]

6日目

昨日の夕方、小樽港から新潟行きのフェリーに乗ったのでした。

午前4時、日の出を撮ろうとデッキに出たら、真っ暗で激しい雨。

バシバシと雨が当たるすごい音が。

そんな悪天候の中、かなり近くで船のものと思われる強いライトがいくつも光ってました。

オイラがのほほんと寝ている間にもこうやって働いている人たちがいるんだな~。

などと思いつつ    二度寝。

 

8時頃起床。

相変わらず空は一面の鉛色。そして海は真っ黒。

この時点で少々揺れていたのですが、

「この先大きな動揺が予想されるため、風呂を閉鎖するかもしれません」

とアナウンスがありました。

後部甲板に出てみると、ひっくり返りそうなほどの強風。

怖い。

 

10時 本格的に揺れ始めました。

特に上下動がすごい。

10:30 風呂閉鎖。

ますます酷い揺れ。

上下動に加え、横揺れも大きくて、時折船首?から「ガーン」という音が響き、船全体に衝撃が走ります。

寝ていると体が動いてしょうがない。

なんか「午後から更に揺れる」とか言うし…そうだ、早目に食事を済ませよう。

ということで11時、早目の昼食うどん。

このフェリーのうどんは関西風で美味しいのだ。

うどんを食して後、しばしテーブルでメジャーリーグの試合を見ながら旅行の記録つけ。

昼頃、「動揺が激しいため、汁物の提供をストップします」とアナウンス。

早目に食べといてよかった。

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12:19

何かにつかまりながらでないととても真っ直ぐ歩けない揺れが続き、

通路を行き交う乗客はみんなあっちへヨロヨロ、こっちへヨロヨロ ~~~(⊃゜Д゜)⊃

(こんなに揺れるとは、波はどんだけすごいんだろう)

ということで甲板に出て見たのですが…ア、アレ??  大した波はないですね。不思議だ。。。。

もっとこう、ハワイの伝説のウエーブみたいな大波を想像してました。

ベッドに戻って昼寝。

昨晩から揺れるたびにミシミシ音がしてたのですが、

今は揺れるたびに「ギギギギキ~」と悲鳴を上げるような音がします。

アナウンスでは必ず最後に「安全な航行に支障ありませんのでご安心ください」という台詞が付く。

しかし今もすんごい揺れなのに、もっと酷くなったら一体どうなるんだろう・・・

と心配だったのですが、結局この頃が揺れのピークで、その後徐々に治まったのでした。

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13:35

通常、といってもこれでやっと2往復目ですが、入港1時間ほど前から船底で車の固定を外すような音が響き、

入港30分ほど前になるとドライバーは車両甲板に誘導されます。

ところが今回は違っていて、

「動揺があるので車両の固定解除は入港後に行います。ドライバーの車両甲板への誘導は入港後改めてお知らせします」。

とのことでした。

むむむ、この後仕事の電話をたくさんするから早く帰りたいんだけどな~。

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14:55 防波堤の内側に入りました。

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14:57

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15:15 後部甲板より:

既に180度回頭しており、これからバックで左側に接岸するところです。

本来ならこの時間にはもう車両甲板に移動しているので、接岸作業を撮ることはできません。

せっかくなので船上からの接岸を撮ってみました。

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15:16

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15:16

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15:21 

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15:24

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15:26 接岸完了。かな?

徒歩の乗客の下船が始まりそうです。

いつもなら1分の狂いもなく時間ピッタリに接岸するのですが、今回は4分早いです。

これから車両の固定解除があるのでわざと早目にしたのでしょうか。

この後アナウンスがあったので自分の車に戻り、下船後、お弁当を買って高速で自宅に戻ったのでした。

高速走行中、ものすごいスピードで走り去る車があったのですが、

しばらくしたら追いつきました。

(???)と思って見てみたら、ハンドルにマンガ雑誌を広げてました。

どんだけ早く読みたいねん!(XДX)

 

旅行中、随分塩分の多い道を走ったので、戻ったら足回り含めて洗わなきゃ。

と思っていたのですが、新潟からの山越えの時、しばらく豪雨でした。

もう水洗いはいいや。


去年、今年でこんな感じになりました。

去年は14ヵ所、今年は24ヵ所回りました。

残りは道東エリアです。

また来年行く予定ですが、道東エリアには離島はないものの、

現在分かっているだけで行きたい場所が30ヵ所もあるので、あと1回で回れるかは微妙です。

 

次の記事で北海道番外編を書きますが、旅行記はこれで終りです。

8月1日から始まった「北海道強化月間」、途中で北海道以外の記事も随分入りましたが、延々3か月も続いてしまいました。

長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございましたm(_ _)m

 

(おわり)

走行距離:2,147km

燃費:21.1km/L


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北海道旅行・5 [■旅行記]


Ⓐ芽登の駐車場→Ⓑ足寄芽登飛行場→Ⓒ上士幌航空公園→Ⓓ新得(西部地区)農道離着陸場→Ⓔ鯉沼スカイパーク→Ⓕ沼ノ端飛行場跡地→Ⓖ小樽港→新潟港へ(船泊)

5日目

本日19:30のフェリーで帰ります。

乗り遅れる訳にいかないので、時間要注意。

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3:30起床。

山の中でちょっと怖かったのですが、無事何事もなく朝を迎えました。

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駐車場のトイレの表示。

流石北海道!

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新得町へ向かう途中 5:51

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最後なので北海道らしい標識を撮ってみました。

鹿にぶつかったらすごい衝撃なんでしょうね。

結局、キタキツネは何度も見かけたのですが、

走行中に鹿に出くわしたのは、浅茅野の道の駅の1回だけでした。

ヤロー3人で北海道一周した時、暗闇の中から鹿が飛び出してきて、危うく轢きかけたことがあります。

キタキツネは横断しようとして車に気が付くと物陰に隠れるんですね。

賢いのか臆病なのか…

 

ということでアチコチ寄って、苫小牧港近くの見学を終えたのが15時でした。

ここから小樽港までは105キロ。

ここまでの感覚でいけば、17時には余裕で着くハズ。

19:30出港のフェリーまで少し時間があるので、

去年洞爺湖サミットの影響で見学できなかった余市の飛行場に寄ろう。と考えました。

ところが札幌市に入ったところで2件の事故を含めてあちこちで渋滞。

結局余市に寄ることもできず、小樽港に着いたのは3時間後の午後6時なのでした。

もうこのまま大人しく乗船することに。

行きの新潟港で帰りの乗船手続きも済ませてもらっているので、そのまま乗船用のレーンへ。

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出港1時間半前に着いたのに、8レーン(ほとんど最後の方)に誘導されました。

1レーンの車は一体何時間前に着いたんでしょう。

「車は18:45から乗船開始」とアナウンスが流れたので、

車内の整理して、ターミナルでお土産買って、弁当食べて、まだ時間があったのでちょっと撮影。

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念のため早めに車に戻ったのですが、1レーンの乗船が始まったのは18:20頃でしたΣ(゚Д゚;)

アナウンスより大分早い時間なのに、滞りなく車は進んで行きます。

「45分までに戻ればいいや」と思っていたのでアブナイところでした。

乗船してすぐ甲板へ。

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旅行中、キレイな夕焼、朝焼を見たかったのですが、最後にやっと見れました。

風呂に入って21時頃寝。

 

(続きます)


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北海道旅行・4 [■旅行記]

Ⓐ道の駅さるふつ(浅茅野第二飛行場跡地)→Ⓑ浅茅野第一飛行場跡地→Ⓒ旧紋別空港跡地→Ⓓ紋別空港→Ⓔ女満別空港→Ⓕ旧女満別空港跡地→Ⓖ美幌航空公園→Ⓗ北見地区農道離着陸場→Ⓘ芽登の駐車場(車中泊)

4日目

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さるふつ道の駅

3:30 起床 本日もこんなお天気でした。

この周辺は浅茅野第二飛行場の跡地でした。

早速周辺をうろつくことに。

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そして出くわした鹿さん。

道内あちこちで「鹿飛び出し注意」という看板を見かけたのですが、

実際に見たのはこの時だけでした。

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向こうに見えるのは道の駅の施設です。

一見なんの変哲もない細道に見えますが…

おっと! 今はまだ言えねぇ!

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続けてやって来ました。

浅茅野第一飛行場跡地。

これは天北線跡。現在はサイクリングロードになっています。

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1989年廃線と共に廃止になった「飛行場前駅」

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ホームのアップ

7時過ぎに浅茅野第一飛行場跡の見学を終え、紋別空港に向かいました。

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「よつ葉牛乳」発見!

特に深い意味はないです^^

紋別空港は羽田便1日1往復のみで、しかもヒコーキが紋別空港にいるのは12:50~13:35 の間だけです。

10時過ぎには紋別空港についてしまったので、15キロ程先にある旧紋別空港を見学し、昼食を済ませました。

オホーツク紋別道の駅内の喫茶店でイクラ丼。

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オホーツクサイクリング。

ヒコーキの時間までまだ少しあったので、サイクリングの様子など撮ってみつ。

今年は道内外から848台の参加だったみたいです。

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女満別空港にて。

JASのマーク懐かしいっ!

 

夕食はセイコーマートの豚丼。うめー!

ということでアチコチ見て回り、足寄芽登の山の中の駐車場で車中泊。

予定では、せいぜい女満別空港までしか回れないだろうと思っていたのですが、

次の見学地のすぐ近くまで進むことができました。

見学できるのは明日1日のみ。

9時頃寝。

 

(続きます)


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北海道旅行・3 [■旅行記]


宗谷岬→稚内港→礼文島香深港→礼文空港→香深港→利尻島沓形港→利尻空港→鴛泊港→稚内港→稚内空港→道の駅さるふつ(車中泊)

 

3日目はこんな。

利尻島と礼文島の空港見学です。

旅行中最短の移動距離なのですが、ちょっとトラブルがあると、即

島から出られない/飛行場見れない という情況に陥りかねないタイトな行程でした。

 

3:30 起床

昨晩から風が非常に強く、車がグラグラ揺れる情況は朝になっても変わりませんでした。

今日は礼文島、利尻島に行くため船に乗るのですが、

この船は3,000tクラス。新潟~小樽フェリーの約6分の1です。

一晩中この強風だと、もしかしたら欠航かもしれません。

最北端の碑と丘の上の祈りの塔を撮って、とりあえず港に行ってみることに。

風が冷たい~!><

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「最北端の碑」

以前もどこかに書きましたが、

ヤロー3人で北海道1周した時、深夜やっとの思いでここ宗谷岬にたどり着き、

この最北端の碑のまん前で肉焼いて、テントを張ったところで精も根も尽き果て、そのまま倒れ込む様に寝てしまい、

翌朝なんか外がザワザワするな~と思ってテントから顔を出してみたら、

碑で記念撮影する人たちが我々のテントのせいで微妙な曲線を描きつつ行列を作っていたのでした。

テントから出したアホ面に刺さる視線のイタイことイタイこと! うぅ、ごめんなさいごめんなさい。

それからがもー大変。

なにしろ食事したまんまなのです。

肉を焼いた器具、肉汁で汚れた皿、箸、転がったマグカップ、冷や飯の残った飯盒…

みんなそのまんま。

顔から火の出る思いで、残った肉をガッつく犬を追い払いつつ、ほうほうの体で撤収したという、

非常に感慨深い場所です。

当時碑の前は未舗装で、ペグを打ち込んでテント張れたのですが、現在はキレイに舗装されてました。

Σ(゚Д゚;)もしかして、碑の前で肉焼いたりテント張ったりする不届き者のせい?? 

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碑の横にあった まみ様の像

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「宗谷岬 無線方位信号所」

灯台の光が届かない遠距離で航行している船舶のために、1日中電波を発信し、宗谷の方向を知らせているのだそうです。

こういう役立つ電波を発している装置もあるというのにオイラときたら…_| ̄|○ il||li

稚内港到着。

結局この日は1日中冷たい雨降りでした。

ターミナル内に入ると、「本日通常通り運行します」という表示が。

欠航なら、礼文、利尻を飛ばして他の空港を見て回ろうと考えていたのですが、

あいにく道内はほぼ全域天候不順なのでスケジュール通りに動くことにしました。

2つの島を回って再びここに戻って来るのは夕方なので、車は港の有料駐車場に移動。

そしてデイバッグに荷物の積み込み。

この駐車場に練馬ナンバーのカブが止まってました。

荷物満載で、ハンドル周りには2リットルペットボトルを利用した小物入れなど、長距離仕様にカスタマイズされてました。

ロマンだな~。

 

券売機でチケットを購入し、案内に従って2Fへ。

10分の時間差で礼文島行きと利尻島行きの船が出るため、乗船を待つ客の細長い列が2つできてます。

トレッキング用の装備に身を包んだ元気な老人の団体さんが大勢並んでました。

オイラも列に並んで待っていると、待合所の壁一面に某信用金庫の大きな広告があって、

真っ青な空と海に利尻富士?が写っています。

画面左上には「しんきん」の大きな文字が。

1人が列から離れてその写真を撮り始めると、1人、また1人とその広告を撮りだしました。

まあ、どう考えても今日の天候ではこの広告以上の写真は撮れないでしょう。

「『しんきん』の文字を消さないとね~」とか、

「コレ撮ったから、もう行ったことにして帰るか~」などという話し声が聞こえてました。

 

乗船の列が動き始めたので、念のため購入したチケットを確認したら、

なんとオイラ、礼文に行きたいのに、利尻行きのを買ってました!Σ(゚Д゚;)

慌てて1階の券売機に戻り、チケットを買い直したのでした。

時間がないので払い戻し交渉をしている余裕はありません。

夕方また稚内港に戻ってから払い戻しができるか尋ねてみることにして、とにかく乗船しました。

実は港の名前が難しくて面倒なので、「07便」という便数だけを頼りにチケット購入してました。

乗船してから確認したら、10分差で出港する船は、利尻行きも礼文行きも、どちらも「07便」で、

非常に紛らわしいのでした。トホホ。

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6:20 稚内出港。奥に見えているのが10分遅れで利尻に向かう船。

弟から「埼玉は蒸し暑い~」とメールが来たのですが、こちらは10℃そこそこで吐く息が白いです。

オイラが埼玉に戻ってから3日後に大雪山系で遭難事故が起きてしまいました。

内地で連日真夏日で汗だくになっていると、まさかそこまで寒くはなかろう、

と感覚的に大きなギャップが生じるのはよく分かります。

このフェリー内にも、半袖姿で震え上がっている人が数人いました。

そう言うオイラだって、ウインドブレーカー以外は半袖しか持って来てません。

 

チケットを買い直したためほとんど最後尾からの乗船となり、

二等船室はとっくにトレッキングの人たちで占領され、あぶれて所在なさげにウロウロする人たちが何人もいました。

後部甲板に出てみると、こちらはイスがずらりと並んでいるのですが、風雨共に非常に強く寒いです。

一緒に甲板を見に来たおじさんたちが、「ココに居たら死んじまうべ!」と退散。

ふと見ると、デッキの角のところに熊のように大柄な陸自の自衛官が

この風雨をものともせずにどっかりと腕組みして眠ってました。漢らしい。

礼文島までの1時間55分間、船内の通路で海を眺めたり本を読んだりして過ごしたのでした。

案の定波があり、結構揺れたのですが、思ってたほどではありませんでした。

 

8:15 礼文島香深港入港

11:30の船で利尻島に向かうので、礼文島滞在時間は3時間15分。

船は予約ができず、「定員になり次第乗船できませんのでご了承ください」とあちこちに掲示されています。

乗船手続きは1時間前に始まり、30分前までに終えるように。となっています。

行きの船は結構大勢乗ってたので、早目に港に戻って手続きをしないと乗れないかもしれません。

油断禁物です。

ということで、実質2時間くらいしか自由に動ける時間がありませんのだ。

この時間内でレンタカーを借りて20キロ離れた空港を見て、戻ってこなければなりません。

入港の際、窓からレンタカー屋さんを確認し、下船してすぐに手続き。

観光客多いし、予約してないし、無事借りられるかしらん。と心配だったのですが、

「掃除してなくても構わなければすぐ乗れますよ?」と言われました。

OKOK。どうせ大雨だし。

こうして下船の10分程後、オイラはレンタカーで空港に向かったのでした。

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礼文空港近くにて

旅行中、道内至る所でこの看板を見かけたのですが、

「夜間除雪しない」と宣言するのはどういう意味があるのでしょうか??

空港の見学を終え、レンタカーを返し、無事次の島への乗船手続きを済ませることができました。

食事したかったのですが、ターミナル2階のレストランは団体貸切になってました。

ターミナル周囲も食事できそうな場所は見当たらなかったため、そのまま乗船。

11:30 の船でお隣の利尻島に向かいました。

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利尻島に向かう二等船室。

さっきの船はザコ寝式だったのですがこちらは座席が並んでます。

ご覧の通りガラガラでした。

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ハサミ入れるんですね。懐かしい感じ。^^

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12:10 利尻島沓形(くつがた)港着

相変わらずの雨で、狭いターミナル内にはトレッキング姿の人たちでごった返しています。

こちらの港ターミナル周辺にも食事できそうな場所が見当たらなかったので、

そのままタクシーで空港へ。

利尻空港は1日1往復のみで、ヒコーキがいるのは12:45~13:40の間だけです。

ということで、この時間帯にちゃんと空港にいられるようにスケジュールを組んだのでした。

デッキにて無事ヒコーキの到着を撮影終了。

うえぇ、腹へった~ ~~~(⊃゜Д゜)⊃

展望デッキ入口にある喫茶店でウニ丼注文。

「大盛りにしときましたから」。と言われました。おお、やった!

今まで食べたウニは一体何だったんだろう、という美味しさでした。とろけました(*´∀`*)

なんか今まで食べてたのは「海栗」で、コッチは「雲丹」って感じ。

 

稚内に戻る船は14:55の出港です。

13:40発のヒコーキを撮ってからでも間に合うだろう。と考え、それまで待つことに。

ちょっとでも時間がある場合、ビンボー症のオイラは時間ギリギリまで空港周辺をアチコチ動き回るのが常なのですが、

雨降りなので外にはあまり出られません。

内部の見学を終えて少し時間が余ったので喫茶店横のベンチで寝ていたら、

お店の方から、「お客さん、ヒコーキ乗らないの?」と声を掛けられました。

確かに1日1往復だけだから、乗れなかったら大変です。親切だな~。

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千歳行きANA4930便

こうしてヒコーキの離陸を見送り、さてそろそろタクシーで港に向かおう。とデッキを出ました。

喫茶店は既に閉店してます。

1階に下りると、カウンターも既に無人。

ロビーも無人。

外を見ると、ちょうど喫茶店のおねーさんたちが自分の車に乗り込み、帰って行くところでした。

そして…

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無人のタクシー乗り場。ギャハハハ!!((o≧∀)ノ彡☆バンバン!!“

さっきまでズラッとタクシーが並んでたのですっかり油断してました。

そうだよなー。1日1往復なんだから、ヒコーキが到着してしばらくしたら普通はもう利用客いないよなー(XДX)

バスも×

ここから港まではタクシーで10分なのですが、

離島の「車で10分」なので、1時間後に出港する船に徒歩で間に合うとはとても思えません。

どどどどうしよう~(゚Д゚;≡;゚Д゚)

ターミナル内でタクシー会社の連絡先でもないかと探したのですが、ありません。

と、その時、カウンターの奥から清掃?のおねーさんが出て来ました。

そしてこのおねーさん、なんと地元タクシー会社の電話番号を暗記していたのです。

助かった~!!

お礼を言って電話したところ、「すぐ向かいます~」と言われてホッと一安心。

タクシー乗り場の前で待ったのでした。

(そして「ブログネタ用に」と上の写真を撮った)

程なくやって来たタクシーに乗り込むと、「お客さん、もしかしてさっきからずっと居た?」と尋ねられました。

丸顔で目のクリッとした、とても人懐っこそうな50台半ばの運転手さんでした。

「だれも居ないの確かめてから戻ったんだよ? 一言『待っててくれ』と言ってくれれば良かったのに~」

と言われました。

「わざわざ戻ってもらってすみません~。デッキでヒコーキ撮ってマシタ…」

と言うと、運転手さんは「なんもなんも」と。

出た!「なんもなんも」

いい言葉だな~。大好きです。

 

ところで不思議なことに、この利尻島にはフェリーの港が2つあります。

沓形(くつがた)港と鴛泊(おしどまり)港という、どちらも難しい名前の港です。

運転手さん曰く、「島に町が2つできたので、1つの町が港を作ると、もう1つの町も」。

ということで2つあるのだそうです。

7月だというのに強い風と雨、それにこの寒さ。

数年前から見られるようになった現象なのだそうです。

程なく鴛泊港到着。

「いつもちょっと手前で1,710円になっちゃうんだよ~。…ホラなった! ゴメンね~~」

この後、無事14:55 の船に乗って、16:35 稚内港に戻ってきました。

カウンターで間違って買ってしまったチケット(2,280円)をすんなり払い戻してもらいました。

よかった~。

 

こうして各方面に多大な迷惑を掛けつつ、稚内空港に向かったのでした。

空港の見学を終え、宗谷岬のすぐ東側にある出光で給油。

本来ならココで給油することはなかったのですが、ココでタップリ給油になるように

途中でタイミングを合わせてました。

なぜかと言いますとですね…

D20_0037.jpg

精算を済ませて最後にいただきました。わーいわーいヽ(*´ヮ`)ノ

領収書もいいですね~^^

ということで本日の宿泊地へ。

19時頃、さるふつ公園の道の駅に到着。

本来なら、オイラがこんなに早い時間に車中泊地に入ることはなく、

この時間ならばもう1つか2つ先の道の駅を目指すのですが、この道の駅は大戦当時の飛行場跡なのです。

明日の朝はここの見学からスタートします。

地図をよく見て、「多分ここが滑走路の延長線だろう」と思われるポイントに駐車。

滑走路跡の上で車中泊してやりますのだ。

 

この道の駅は施設が非常に充実しており、食事も入浴もできます。

まずはレストランで食事をすることに。

オイラは「今ここでしか食べられないものを選ぶ派」です。

メニューをみて牛乳ラーメンを注文。

牛乳は酪農が盛んな当地の特産品。

ところで物珍しさからつい注文してしまいましたが、落ち着いてよく考えてみたら、

オイラにとって牛乳はかなりビミョーです。

体調悪いと飲めないし、「野菜と牛乳」とか、「肉と牛乳」とか、想像するだけで気持ち悪くなります。

そんなオイラなのですが、これはコクがありつつマイルドで普通に美味しかったです。

その後風呂に入り、

20:30 寝。

 

(続きます)


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北海道旅行・2 [■旅行記]


Ⓐ小樽港→Ⓑ旧札幌飛行場跡地→Ⓒ南幌場外離着陸場→Ⓓ赤平スカイスポーツ振興センター→Ⓔ美瑛町滑空場→Ⓕ旭川空港→Ⓖ愛別飛行場→Ⓗ宗谷岬(車中泊)

2日目

この日見学した7ヵ所のうち、札幌周辺と赤平の4ヵ所は、本来なら去年回っているはずの場所なのですが、

去年は存在していることを知らなかったのです。

それで今年行ってみることにしたのでした。

 

翌朝3時半頃、日の出を撮るために一旦起きたのですが、

既にロビーにはたくさんのおじいさんおばあさんがいて、騒いでました。

なんて元気な…(XДX)

24時間まんべんなく騒ぎ続けるためのローテーションでもあるのかしらん。

結局悪天候のため、日の出を見ることはできませんでした。

ということで、去年は同じフェリーでいろいろ写真撮ったのですが、

今回は出港時にちょっと撮っただけでした。

予定通り4:30小樽港到着。

 

下船し、すぐに旧札幌飛行場跡、丘珠空港隣にある航空交通管制部に向かいました。

朝の5時6時に札幌市内でカメラを持ってウロウロするオイラ。

通勤ラッシュが始まる前に札幌市内を抜けたかったのです。

D20_0025.jpg

南幌町付近 シラカバの並木道。

シラカバは燃やすといい香りなんだそうですね。

そう聞いて以来、シラカバの炎でワンパクハムを炙って食うのがオイラの長年の夢。

はー燃やしたいd( ̄∇ ̄*)☆\(--

 

去年6月に北海道に来たときは、「スギ、ヒノキ花粉のない北海道」とすっかり油断してしまい、

シラカバに反応したのか、他の何かだったのか知りませんが、

おもいっきりアレルギー反応が出て酷い目に遭いました。

今年は7月で時期が違うのですが念のためクスリとマスク持参だったのですが、

花粉症の反応はほとんど出ませんでした。

シラカバ花粉は終っていた頃だったのでしょうか。

D20_0028.jpg

なんぽろリバーサイド付近

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赤平航空公園にて

こっ、これはナンですか??

D20_0065.jpg

美瑛滑空場から旭川空港に向かう途中、ちょっと寄り道しました。

有名な「マイルドセブンの丘」です。

オイラには勿体無いスポットでした…orz

D20_0068.jpg

「マイルドセブン」の後ろはこんな。

この周辺は、どこも絵になりそうな本当に美しい場所でした。

旭川はあの有名な動物園一色という感じで、そこここで宣伝を目にしました。

戻ってからある人に話の流れでついうっかり、「旭川に行った」と口走ってしまい、

当然の如く、「じゃあ、動物園行ったんだ?」と問われたので正直に

「いえ、行ってないデス…」と答えたら、

「エエエエェェ~~!!!」と大層引かせてしまい、

「せっかく旭川行って動物園に行かないなんて、一体何をしに行ったの!?」

「いえ、その、特にどこにも…その、く、空港で写真撮ったりとか…」

「それは人としてどうなのか」と真顔で問われました。

余計なこと言うんじゃなかったよ… _| ̄|○ il||li

D20_0191.jpg

愛別飛行場付近

ということで、午後4時に愛別飛行場を見学し終えて、本日予定していた場所をすべて撮り終えました。

今回は前回撮りもらしたところに寄って、初日にここまで来れたんですが、

考えたら去年は奥尻島、函館、千歳を回って、まる3日間かかってやっとこの付近まで来れたのでした。

ここから約260キロ一気に北上して稚内に向かいます。

明日の朝、稚内6:20出港の船に乗る予定なので、今日中についておかないと。

道北なので休憩を入れても5時間あれば余裕で着くハズ。

D20_0205.jpg

稚内に向かう途中。

場所は忘れてしまったのですが、多分北海道のどこか。

稚内に着いたらどこで車中泊してもよかったのですが、

宗谷岬で泊まろう。と決めてました。

二十歳の夏休みにヤロー3人と北海道一周したのですが、

宗谷岬は最北端の碑のまん前にテントを張った思い出の場所なのです。

 

途中食事をするために北海道の雄、セイコーマートに寄ったのですが、車を降りた途端ものすごい寒さ!

(まさか7月に使うことはなかろう)と思いながらも去年のことがあるので一応持って来たウインドブレーカーを慌てて取り出しました。

それでも寒いです。

店内ではみなさんジャンパーとか着てました。

 

明日はまず礼文島に渡って、港から空港まで往復40キロをレンタバイクで行くつもりだったのですが、

予報では明日は曇時々雨、最高気温はなんと13℃!!

しかも「北風が強く、体感的にはもっと寒く感じるでしょう」とのことでした。

走行中、窓を開けてしばらく腕を出してみたのですが、とても耐えられそうにありません。

レンタバイクのお店に今日の夕方確認の電話を入れることになっていたのですが、

バイクはやめて車を借りることにしました。

カメラを濡らすわけにもいかないし。

 

浜頓別から国道238号線でオホーツク海に沿って北上。

既に真っ暗で雨降りでした。

ライトで浮かび上がる白線以外真っ暗な原野が広がります。

「荒涼とした」という表現がピッタリの風景。

オイラは文字通り鳥目で夜の雨は苦手です。

時々やってくる猛スピードの車に道を譲りながらゆっくり北上しました。

 

宗谷岬到着。

岬の前はきれいに整備され、駐車場がありました。

それにしても風がものすごいです。さ、寒い~~~!!><

9時頃寝。

 

(続きます)


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北海道旅行・1 [■旅行記]

1日目

 

去年に続き、道内の飛行場見学に向かったのでした。

北海道の入り方は幾つかあるのでいろいろ比較したのですが、

前回とまったく同じで新日本海フェリーで新潟から小樽に入りました。

全ルート中、北海道に居られる時間が最大だったのです。

 

3:50 自宅出発。

ETC(平日)深夜割引を利用するため、4時までに料金所通過。

通常料金は6,300円なのですが、4時までに乗ると3,150円になります。

長岡で国道8号に下りて時間調整。

9:00 新潟港到着。

本当はこの先の行きつけのお弁当屋さんで超美味しい新潟米のお弁当やらオニギリやら仕入れたかったのですが、

そんな時間はなくなってしまいました。

去年もそうだったけど高速降りた後、下で通勤ラッシュにかかってしまったのです。

降りるの早過ぎでした。失敗しました。

 

あいにくの雨降りで、傘をさしてターミナルへ。

乗船手続をしたのですが、なぜかオイラの行きの予約が取り消しになってますた…。

一度乗船日の延期してるからな~。

決済用のクレジットカード番号や予約番号で、オイラが予約したことは確認できたみたいでした。

予約した二等は満室なのだそうで、代わりに同じ料金でS寝台のチケットをもらいました~ヽ(*´ヮ`)ノ

D20_0004.jpg

S寝台

通路とカーテンで仕切られてますが、個室です。

また間違えて取り消してくれてもいいよ?d( ̄∇ ̄*)☆\(--

D20_0001.jpg

10:27 出港準備中。

去年の新潟出港時は曇りでしたが、今年は雨風が強かったので、出港を待たずに船内へ。

定刻10:30新潟港出港。

「低気圧、前線通過のため、動揺が予想されます。エチケット袋、酔い止め薬があります」。

とアナウンスしてました。

 

去年は消灯時間まで部屋に入れず、上映された映画を三本とも観たのですが、

今年はワンピースだけ観ました。

一応書いておくと、映画版ワンピース観るのは初めてです。

「ヒルルクの桜」をちょっとアレンジしたもので、わかる人はわかると思いますが、

多分ワンピースでも一二を争う泣ける話です。

もー涙出る出る。

すっかり入り込んで見ていると、数組のお年寄りがゾロゾロとオイラの前の席に座り、

数分後、「コドモアニメだべ」と言いながら立ち去りました。

あの、一気に冷めるんですけど…(;´Д⊂)

それはともかくアナウンス通り新潟港を出てからだんだん動揺が大きくなったのですが、

ぐーっと揺れる船内のスクリーンに、

敵の海賊船が次々破壊され、沈没するシーンが映し出されるのでした。

 

夕方入浴。

旅行中は毎度銭湯探しに苦労するので、タダで利用できる船内の風呂をきっちり利用することに。

外は相変わらず空も海も鉛色で風雨だったので、自分の部屋で大人しくしていたのですが、

通路を隔ててお隣の二等は某老人クラブ連合会に占領されてました。

この団体のご老人がみなさんすんごいお元気で、船内至る所で(酒に)酔って騒いでました。

「タガが外れた」とはこういうことを言うのか。という勢いで、

そりゃ花見の時期とかに楽しい気持ちになって騒いでいる人は見るけれど、ちょっとお目にかからないノリでした。

「近いから」という理由でオバサンがズカズカゾロゾロと男性トイレに入ってくるし、

消灯後もうるさいうるさい。

出港してしばらく騒いで大声出してたのは男性陣だったのですが、

夜になってますます騒ぐのは女性陣の方でした。

 

去年は二等客室に入るのが遅れてしまって大ピンチに陥ったオイラだったので、

今回は早目に自分の場所を確保して、乗客同士楽しくやりたい。と意気込んでいたのですが、

今回に限っては個室で本っっっ当に良かったと思いました。

明日から4日間、毎朝3時半起きで明るい時間帯はひたすら動き回る予定なので、こんなのに付き合ってられまへん。

(非常に騒々しいけど)9時頃寝。

 


(つづきます)


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グアム・9 [■旅行記]

5日目 午後

 

12:00 すっかりホーリーになってホテルに戻ると、ちょうどチェックアウトをしている妹達と居合わせました。 

空港行きのバスは13:00に来ることになっていたのですが、

12時にチェックアウトを済ませ、部屋を出ないといけなかったのです。

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スーツケースをフロントに預け、プール前のテーブルで昼食。

我々が出掛けていた間に妹が、近くの店でオニギリを調達をしてくれてました。

長粒種を使ったオニギリって初めて食べたのですが、ん~。やっぱりオニギリはジャポニカ米がいいなぁ。

今日もいい天気です。

雨季で、特に旅行代金が下がる時期なので、悪天候はある程度覚悟していたのですが、

旅行中雨で濡れてしまうことはほとんどありませんでした。

食事が済み、しばらくのんびりして母と妹はロビーへ。

迎えの時間までまだ少しあるので、ホテルの外観とか道路標識を走り回って撮ってきました。

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13:00 迎えのバスに乗って空港へ。

空港に到着後、すぐチェックインの列に並ぶ人たちを尻目に、

母妹に頼んで入口近くのソファーで待っててもらい、ダッシュで空港外観の撮影。

チェックイン、荷物預け、保安検査と進み、言われるままパスポートも併せて提示したのですが、

気がつくといつの間にか出国手続きは完了し、搭乗口前に向かう通路に出ていました。 

「国際空港」といってもこぢんまりとしていて、手続きに要したのは20分ほど。

搭乗口近くにたどり着くと、ヒコーキの出発まであと2時間ほどあります。

母妹はショッピング、オイラは搭乗口周辺の探検へ。

搭乗口に来るまでに、手荷物の飲み物はすべて没収されてしまい、

ここで飲み物を購入しようとすると、普通に$4.0とかするのでした。

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その後時間になり搭乗口を通って機内へ。

やれやれ。これで無事日本に帰れます。

それにしても、係官たちのにこやかで親切なこと!

 

余談ですが、グアムについての私見を。

グアムの人たちは、おおらかでにこやかな人が多いです。

ニューヨークではこちらが客でも、ちょっと怪しげな英語だと眉間にしわを寄せて、

容赦なく「ぱーどん?」と突っ込まれるため、しゃべるには気力と覚悟が要ったのですが、

こちらではみなさん親切で、英語を使う勇気が沸きます。

日本語でデカデカと「ショッピングバス」と書かれたバスが行き交い、 

街には日本語の看板があふれ、「日本円使えます」という店も多いです。

お店の人たちはみなさん日本語が上手なので、「これじゃ英語の練習にならないなぁ」と感じるほどでした。

「グアムで海外旅行に行った気になるな」とか言われるのがよく分かりました。

内心(ここまでやらなくても)と思ってしまうほど、日本人観光客に対する敷居を下げる努力が払われています。 

 

ところでグアムの東側の海は「太平洋」なのに対し、西側は「フィリピン海」。

最初に乗った観光バスのガイドさんの歌でも、歌詞に出てきたのは英語、フィリピン語、チャモロ語。

(ナゼにフィリピン??)と不思議だったのですが、チャモロの人たちのルーツはフィリピン方面だと知り、納得しました。

観光面では確かに日本とのかかわりが大きく、

グアムの人々の目が日本の方を向いているのは街を眺めれば一目瞭然なのですが、

もっと深い部分では決してそうではなく、自分達のアイデンティティーをしっかり守り、

誇りに思っているということを随所に感じました。

 

帰りもジャンボで、我々は4人揃って中央席なのでした[たらーっ(汗)]

ほぼ満席で、窓席に移ることはかなわないのでした。とほほ。

グアム国際空港には2本の平行滑走路があり、

ターミナル側の滑走路上を走ってエンドまで行き、RWY06Rから離陸しました。

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お空の撮影はすっかり諦め、大人しく機内誌を見ていると、

トイレに立った妹が「ちょうど夕日がキレイだったよ」と教えてくれたので、カメラを持って通路へ。

やっぱり窓席はすべて埋まっているのですが、非常口に窓がついています。

ところがあいにくブラインドが下りているのでした。

すぐそばのギャレーにいたCAさんに、「あのー、ここから夕日撮りたいんですが…」と

聞いてみると、サッとブラインドを上げてくれ、「わぁ、キレイ! どうぞ[わーい(嬉しい顔)]」と言ってくれました。

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残念ながらいい写真は撮れなかったのですが、素晴らしい夕焼けでした。

その後ほとんど揺れることなく成田到着。

スーツケースを受け取り、手続きを済ませ、○戸行きバスのチケット購入。

すんなり20分後のバスが取れました。よかった~。

昼過ぎまで半袖で汗をかいていたのに、こちらはブーツとかコートの世界です。

自宅に向かうバスの中で体重の話になりました。

旅行中散々食べたり飲んだりしたので、みんな体重が気になっていたのです。

実はグアムは赤道の近くにあるため、自転による遠心力の影響を日本より強く受けます。

結果として、まったく同じ体重でも、グアムでは軽く、日本では重くなってしまいます。

ですから日本に戻って体重が増えるのは物理学的にいって、当然のことなのです。

 

バスは自宅近くの駅に到着しました。

オイラの車で母妹を実家へ。

向こうの運転にすっかり慣れちゃったから、Japanの道路でちゃんと運転できるかなぁ。

ちょっと心配だZE☆ d( ̄∇ ̄*)☆\(--

などとバカなことを言いながら真っ直ぐ実家に向かうつもりだったのですが、

母から「明日の朝食買いたいからBig-Aに寄りたい」と言われました。

そういえばオイラも明日は食事当番じゃん…。

店内で特売の大根、納豆など手にした時、旅行は終わったのだと実感しました。

これで旅行記は終わりです。

長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

(おしまい)


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グアム・8 [■旅行記]

5日目(最終日)

6時起床。最後の朝日撮影。

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朝からクリスチャンの集まりに出席するので、母と2人で早目の朝食。

食事をしながら見ていると、次々入ってくる客をウエイトレスさんが席に案内しています。

一組の夫婦が入ってきてウエイトレスさんに何事か話し、テラスに案内されていました。

そんな手もあるのか…。 

 

グアムではタクシーは流してないので、フロントにタクシーを呼んでもらいます。

タクシーを呼んでくれたボーイさんにチップを渡そうとしたら、

「私はいいですから、運転手さんにあげてください」と言われました。

運転手はチャモロ人で、車はトヨタカムリの新車でした。

そういえばグアムに来て新車に乗るのは初めてです。

行き先を言おうと地名を言うと、その先をスラスラ言われました。

運転手さんから「帰りも迎えに来ましょうか?」と言われたので、時間の約束をして、建物の中へ。

 

グアムならあるいは。と思っていたのですが、全員きちんとした身なりで、

スニーカーにジーンズという神罰の下りそうなふざけた格好なのはオイラ以外に見当たらないのでした。

みなさん笑顔で迎えてくださったのが救いでしたが、

子供達は、まるで異教徒を見るような目で遠巻きにオイラを見ているのでした。

うぅ、どうもすみません_| ̄|○ il||li

「今日は日本語の集まりがありますよ」と、小さな会議室のような部屋に案内され、

そこで様々な年齢の人たちと共に、こぢんまりと式が始まったのでした。

 

式が終わり、外でタクシーを待っていると、さっき一緒だった日本人のおばあさんと居合わせました。

聞けば、今日はたまたま月に1度だけ日本語でも式が行われる日で、他の週は全部英語の式に出席するのだそうです。

「英語の話は聞いても分からない」と仰ってました。

本当に小柄な80前のおばあさんなのですが、意味はわからなくても、

聖書の教えに従って、毎週自分で車を運転して来ているのです。

不敬虔なオイラに爪の垢ください。

 

(続きます)


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グアム・7 [■旅行記]


Ⓐ太平洋戦争国立歴史公園→Ⓑホテル・マリオット→(PAPI)→ⓒマイクロネシアモール→(スタンド)→(レンタカー屋さん)→Ⓑホテル・マリオット

4日目午後

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ヤシが木陰を作っているテーブルで昼食。 

申し訳程度の野菜とマスタード、それにチーズとハムがたっぷしはさまってました。

グアムにはものすごい体格の人が多いのですが、

きっと夜中にテレビ見ながらこういうのをペロッと食べてしまうに違いない。

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改めてキーをよく見てみました。

「パニックボタン」

うっかり押してしまうとパニックに陥ってしまう危険なボタン。

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ドアロックの操作はこちら。とほほ。

食事が済んで女性陣は食休み。

オイラはガイドブックで見た、「ビーチには日本軍の砲台の残骸が確認できます」

という説明が気になり、探してみることに。

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「砲台の残骸」ってコレなのでしょうか??

単なる錆びた水道管かもしれませんが…。 

ビーチ北側を途中まで歩いてみたのですが、それらしきものはこれだけでした。

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「35フィート沖合に、日本軍の迫撃砲により破壊された米軍の軍隊輸送船(LVT)が残っている」

と書かれていました。

沖に目を凝らしたのですが発見できず。

「米軍の戦車、上陸用車両、日本軍の戦闘機などが今尚グアム沖に多数沈んでおり、

不発弾などもあるので、絶対に触らないように」。だそうです。

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13:30 次、どこに行きたいか聞いてみると、上の妹が「ホテルで休みたい」と。

思えば前回ニューヨークに行った時には、丸1日ホテルでグロッキーだったことを思えば、

今回はオプショナルツアーにもすべて参加し、よく持った方です。

まずは上の妹をホテルで降ろすことに。

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「話のタネに」と公園内で運転する下の妹。

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上の妹をホテルで降ろし、その後母と妹のリクエストでマイクロネシアモールでお買い物。

途中グアム国際空港の東側を通りました。

反対車線からだったのですが、PAPIが見えました。

オイラにとってはまさにおあずけ状態。

妹は”I[黒ハート]GUAM”のシャツが欲しかったらしいのですが、

店にあるのはなぜかハワイの文字がプリントされたシャツばかり。

なぜにハワイ??

グアムの人にとって、ハワイってどんな存在なんでしょうか。

 

実は我々が帰国してから2日後に大統領選挙がありました。

オバマさんはハワイに縁があるということで、我々のグアム滞在期間中は島内は選挙一色で、

「オバマさん最高!」とかオバマ派をアピールしないと大変なことになるのだろうか。

などと考えていたのですが、少なくともオイラが見た限り、BSニュース等は別として

グアムの街中でオバマのオの字も、選挙のせの字も目にすることはありませんでした。

グアムは「準州だから」ということで投票権がありません。

そのせいもあるのでしょうか。

むしろ街はちょうど我々が滞在した週にあったハロウィン一色でした。

 

買い物が終わり、ガスを入れて車を返すことに。

オイラとしてはもう少し走りたかったのですが、

ナビをしている妹の方がすんごい緊張してクタクタになってしまったのでした。

ところが某スタンドでガスを入れようとして悪戦苦闘するハメに。

まずクレジットカードをなかなか認識してくれません。

何度か抜き差ししてやっと認識してくれ、ガスの種類を選んで

ノズルを給油穴に入れ、レバーを握ってもカソリンが出ません。

ガイドブックには給油の仕方について、

「支払い方法選択→油種選択→レバーを上る→給油」と書かれていました。

「レバーを上る」という操作、日本にはないですよね?

その「レバー」なるものを探したのですが、それらしきものがありません。

まごついていると操作がキャンセルされてしまい、また最初からやり直し。

でもやっぱりガソリンが出ません。ナゼー??

日本ではセルフで普通に入れているのに…。

 

店員は店内にしかいません。

初対面の人とは日本語のコミュニケーションすら自信がないので気乗りしないのですが、

妹の提案で「ヘルプ」ボタンを押すことに。

上の妹は結構英語できるのですが、下の妹は英語ダメなので、ここは自力でなんとかしないと。

(あ~。こんな時、英語でなんて言えば??(XДX))

ところが待てど暮らせどスタッフは現れません。

店内を覗いてみると、ずっと電話をしてました。

仕方なく別のスタンドへ行くことに。

ということで少し離れたシェルに到着。

ここはレンタカー屋さん手前の最後のスタンドです。

なんとしてもここで入れなくては。

 

給油機の横に車をつけ、早速カードを飲み込ませようとしたのですが、なんと給油機にはノズルが刺さっているだけで、

カード読み取り口も、お金入れも、なんのボタンもついていません。

どういうこと? コレ、イジメ??

とうとう妹が「『ガス入れられませんでした』で返そうよ」。と言い出しました。

ん~。それだと割高になるし、せっかくここまでやってるのに悔しいな~。

見ると、我々の付けた給油機の反対側をチャモロのおばさんが使っているのでした。

「すみません、使い方を教えてください」と頼んでみると、ニッコリ笑って「オケー」と言い、

こちら側に来てくれました。な、なんて親切なおばさん(;´Д⊂)

ところがおばさんから「なんとかかんとか~?」と問われ、固まってしまいました。

ガスの種類を尋ねているのかと思って、「安いほう」とか言ってみたのですが、

今度はおばさんが固まってしまいました。

[黒ハート][黒ハート]見つめ合う二人[黒ハート][黒ハート]

そこへスタッフのお兄さんがやって来て「マンタン?」と尋ねてきて、凍結した時間が再び動き始めたのでした。

そうか、おばさんは「何リットル入れるの?」と聞いてたのか~。

おばさんにたくさんお礼を言って無事給油開始。

後はスタッフのお兄さんがやってくれたのですが、見ていると

給油機のノズルを取り上げた部分の黒い板状のものを持ち上げてました。

これが「レバーを上げる」ということなんでしょうか?

これはノズルを取らないと発見できず(取っても見分けづらいけど)、いくら探しても見つからないバスです。

それほど走っていないので、給油はすぐ終了しました。

 

スタッフのお兄さんが店内を指差し「ダッシュ!」と言いました。

店内で支払いをするんだ。だから給油機に何にもついてないのか。

ダッシュで店内へ。

ドアを開けると、奥にすんごい体格の女性スタッフが座っていて、

入って来たオイラを見て眠そうに「ハロー」と言った後、

おもむろにスナックをつまんで、サクッと口に持っていきました。

そしてスナックを頬張ったもしゃもしゃ口調で支払いのやり取りが始まったのでした。

な、なんてグアム!(XДX)

こうして無事給油を終えて車を返却したのでした。

オイラと下の妹はレンタカー込みの保険に入っていたのですが、少なくともレンタカーでは使わずに済みました。 

 

ほんの数時間のドライブでしたが、すっかり慣れました。市内の混雑道路でも全然大丈夫。

オイラ、グアムでタクシーできるかもd( ̄∇ ̄*)

部屋に荷物を置いて、徒歩で近くの店へ。

夕食用コーンフレークの牛乳と水、お菓子購入。

実はオイラ、支払いがすごく苦手です。 

お札で支払ってばかりいると小銭がどんどんたまってしまうので、

極力小銭を出したいのですが、合計金額をバーッと早口で言われると、もうそれだけで慌ててしまいます。

今回はレジのおねーさんが優しかったせいもあり、ようやく支払いに慣れて、初めて余裕でお金を出せたのでした。

グアムで運転もできるし、買い物もできるし、すごいぞオイラd( ̄∇ ̄*)☆\(--

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母と上の妹の部屋からは角度的に夕日が見えるので、ベランダに出てみたのですが、

太陽のちょうど手前に大きなホテルがあるのでした。とほほ。

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明日の午後ヒコーキに乗るので、グアムの夕焼写真はこれで撮り収め。

みんなで昨日買ったコーンフレークの残りで夕食。

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洗面所など撮ってみつ。

おやすみなさい。

 


(続きます)


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グアム・6 [■旅行記]


Ⓐホテル・マリオット→(レンタカー屋さん)→(世界一の海岸)→Ⓑ太平洋戦争国立歴史公園

 

4日目

6:30 起床。本日はお空がいい感じだったので、ベランダに出て撮影。

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6:37

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6:49

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6:53

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6:55

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7:01

ところでオイラは明日、やっぱり母とクリスチャンの集まりに出席することにしたのでした。

昨晩母の電話のやりとりを隣で聞いていたのですが、全然横文字がしゃべれないのです。

先方が日本語の分かる人を呼んで来てくれて、やっとコミュニケーションができたのでした。

母はOL時代、占領下の沖縄フォードに勤めていたのですが、やっぱり使わないと駄目なんですね…。

 

タクシーで往復することになるのですが、母1人では運転手に行き先を伝えることもおぼつきません。

これじゃ、どこに連れて行かれるかわかったもんじゃない、

ということで、オイラも一緒に行くことにしたのでした。

フォーマルな服は持って来てないのですが、一番マシそうな服を洗濯して着て行くことに。

qinさんの記事にシャンプーが洗剤の代わりになると書いてあったのを思い出し、

ホテル備え付けのシャンプーを使って洗面所でザバザバお洗濯。

ついでにシャツもお洗濯。

多分グアムだから明日までには十分乾くハズ。

あー。こんなところでブログで読んだ事が役立とうとは…。

ありがとう。qinさん。

 

洗濯を済ませ、時間になったのでみんなで朝食。

あんまし甘くないドーナツとブラックコーヒーが黄金の組み合わせなのにこの歳になって気が付きました。


今日はいよいよレンタカーの日。

昨日まで3日間、オイラの服装は短パンにサンダルでした。

南の島でこの開放感は何物にも代えがたいものがあるのですが、

今日はペダル操作をきっちりできるようにスニーカー。

グアムに到着してから今日まで、車に乗れば自分が運転しているところをイメージし、

暇さえあれば右側通行のイメージトレーニング。

その結果、すっかり右側通行のイメージが定着しました。

今や普段走っている地元の○戸や○越の道でさえ、苦もなく右側通行している自分の姿を妄想イメージできます。

最後にもう一度ルートとルールの確認をして部屋を出ました。

 

島の南部を回る予定だったのですが、南部は食事ができる店が少ないらしいので、

昼食用にとホテルでサブマリンサンドを購入。

それとほぼ満タンのガロンの水を持って行く事に。

レンタカー屋さんが10:30に迎えに来てくれる予定だったのですが、やって来たのは10分遅れでした。

でもここでは5分や10分の遅れは当たり前。

遅れて、それでも特段慌てる様子もなく現れ、「トーリサン? オケー、レッツゴー!」なのでした。

ほどなくレンタカー屋さんに到着。

受付で待ち構えていたのはチャモロの女性スタッフでした。

早速事務手続きが始まりましたが、苦もなく意思疎通が図れ、コミュニケーションに何の問題もありませんでした。

スタッフの方が完璧な日本語だったからですけど。

 

事故、故障時の説明、簡単なグアムの運転の注意点(雨が降るとものすごく滑るとか、イエローラインのことなど)

の説明が終わり、いよいよ配車というところで、

若いスタッフが、困った顔をして我々の受付を担当してくれた女性に何事か話しています。

受け付けの方から、「ガスが8/7しか入ってません。最後に8/7だけ入れて返すのは難しいですよね?」

と言われました。

(ホントは8/7だったらあふれ出すんですけどネ^^;)

「これから急いで入れてきますので、あと10分待っていてもらえますか?」

ということになり、再び店内へ。

一番奥のソファーに座って改めて店内を見回すと、ここは某レンタカーの大きな看板が掲げられているのですが、

「ジャパレン」と「オリックス」も入ってました。

待っていると、「待たせてしまっているので時間を変更します」と言って、返却時間を30分延ばしてくれました。

実際にオイラが車を動かしたのは、当初の時間ピッタリだったのですが。

ガソリン満タンの車が戻ってきて、キズ、凹みのチェック。

古い型のトヨタカローラでした。

 

手続きが終わり、みんな乗り込んでレッツゴー!

前の道路に出ようとして、早速ワイパーを動かすオイラΣ(゚Д゚;)

セレクトレバーとパーキングブレーキを逆手で操作するのが違和感あったのですが、

左ハンドル、右側走行は、拍子抜けするほど違和感ありませんでした。

母は、オイラが若い頃車線を縫うように走って飛ばしまくっていた頃の記憶が拭えないらしく、

その後いくら「もう悔い改めたから」と言っても上書き不可なのでした。

「今日は追い越しはしないし、無駄な車線変更も絶対しないよ」と言うと、

「一言言っておこうと思ってたのよ?」だの「よかった~」だのと、

心の底から安堵する母と妹。

エッ! オイラの運転て、そんなに心配だったの?Σ(゚Д゚;)ショック・・・

ジェントルドライバーを標榜しているオイラとしては心外極まりないのですが、(これは更に安心させねば)と、

「それから今日は速度も絶対守るよ。…多分(ボソ)」と言うと、

「多分~!!(怒)」

と一斉にツッコミが(姦し~!)。

「冗談冗談。ほ、ほら、たった40しか出してないじゃん?」とメーターを見せて安心させたのでした。

 

 

…マイル表示だけどね。 (o ̄∇ ̄o)ニヤ

まずはバスで何度か通過し、ガイドさんが「世界一美しい」と言っていた海岸へ。

駐車場に車を停め、キーホルダーを見たらなんか赤いボタンがついていたので、

コレ押せば施錠だろうと、えいっ、と押したら、突然車のクラクションが

「ビーッ!! ビーッ!!」と鳴り出しました。(゚Д゚;≡;゚Д゚)

(どうすればこの音は止まるのか??)

よくわかりませんが、もう一度赤いボタンを押してみると、鳴り止みました。

ビックリシタ~(@Д@)

よくみると赤いボタンには「パニック」と書かれており、

裏側に「ロック/アンロック」ボタンがあるのでした_| ̄|○ il||li

母妹には先に砂浜に移動しててもらい、オイラはちょっとここの風景を撮影することに。

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撮り終わって後を追うと、なぜか車道脇の歩道に全員はいつくばってます。

(Σ(゚Д゚;)なんの儀式??)

聞けば上の妹がコンタクトを落としてしまったのでした。

メガネしかかけたことのないオイラにとって、

普通に歩いていてコンタクトが落ちるということ自体ビックリだったのですが、

ハードは落ちやすいんだそうですね。

しばらく探し、無事発見に成功しました。

ところが「まずは水で洗ってから」とか言ってるうちに突風でまたポロリ。

今度は芝生に落ちた可能性があり、随分探したのですが結局見つかりませんでした。

ホテルにメガネを置いてあるというので「戻ろう」と言ったのですが、

「利目にコンタクトついてて違和感無いから大丈夫」と言われました。

…そういうものなの??

「本当に大丈夫だから」というので、ともかく砂浜へ。

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沖縄離島の海こそ世界一だと思っているオイラとしましては、

「ここが世界一だ」と言われても容易に同意できなかったのですが、確かにとてもキレイなのでした。

べっ、別に負けたと思ってないからねっ!

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12:09 太平洋戦争国立歴史公園到着。

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正門入るとすぐ目の前に魚雷が展示されてました。

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二重反転なんですね。トルク対策でしょうが、もしかして魚雷で二重反転は常識なんでしょうか?

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日差しは強く、暑いのですが、ヤシの木陰に入ると潮風が心地よいのでした。

グアム滞在中、どこに行っても日本人がいたのですが、この時間帯、周囲に日本人は我々だけでした。

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米軍はここから上陸を開始し、日本軍との激しい戦闘が始まったのだそうです。

ラグビーボールでキャッチボールをする父と息子

犬と一緒に泳ぐ老夫婦

音楽をかけ、バーベキューを楽しむグループもいくつか。

ヤシの木々、真っ白の砂浜とエメラルドの海。そして濃い青空と白い雲。

過去にそんなことがあった場所だとは、とても想像つきません。

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しばしのんびりした後、ちょうどよい時間なのでここでランチに。

おっと、「ランチ」だって。

つい英語がd( ̄∇ ̄*)☆\(--

 

(続きます)


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グアム・5 [■旅行記]


Ⓐオンワードホテル→Ⓑタロフォフォ川→ⓒホテル・マリオット→ⒹKマート

 

3日目午後

迎えのバスでアドベンチャーリバークルーズへ。

このバスの運転手は50歳位の非常に曲者なチャモロ人でした。

いくつかホテルを回って客を乗せており、我々が最後のようでした。

「ワタナベサン、イマスカ? イマセンネ。モーオイテッテイイネ。サヨナラ ワタナベサーン」

と言ってバスを動かし始めました。

渡辺さん、どうしちゃったんでしょうか。

大丈夫でしょうか。

参加できず、お気の毒です。

マイク片手に運転しながらチャモロ語、英語、日本語まぜこぜのダミ声で

のべつまくなしにずーっとしゃべっているのでした。

まるでダンプ運転手のCB無線みたいです。

「ウエルカム・グアーム。グアムつまらないね。日本みたいに四季ない。見るトコない。とても退屈ね。

もー帰りたくなったでしょ? ウエルカム・グアーム。」

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通りすがりの造成中の場所。

沖縄に駐留している米軍を一部グアムに移設する計画がありますが、この場所に移すのだそうです。 

タロフォフォ川に到着し、ここで船に乗り換え。

「ハイ。アジノモトニ気をつけてクダサイネ~」

(エ? 今「味の素」って言った?)と思ってガイドさんを見たら、ウインクされましたΣ(゚Д゚;)

全員船に乗ると、ガイドさんは桟橋のところで、

「私はここまでデス。今日はみなさん本当にアリガトウ。ゴキゲンヨウ。サヨウナラ」

と真顔で、ちょっと悲しそうな表情でご挨拶。乗客は拍手で応えました。

ところがエンジン音が高くなって船が動き始めると、ガイドさんはすいっと船に乗ったのでした。

むむむ、なんて油断のならないガイドさん。

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開放感満点の船でタロフォフォ川を遡り、上流にあるチャモロビレッジへ。

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この写真、確かベンチに座って撮ったのですが…。

横着しないでもっと前から撮ればヨカッタ。

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船を降りる時に「じゃあ、あさって迎えに来マース!」などと言うオチャメなキャプテン。

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チャモロビレッジ

うっそうとしたジャングルの先が開けていました。

下船して広場を歩いていると、向こうから人影が。

作業着のチャモロの男性でした。

仕事を終えた直後らしく、全身泥と草まみれ。

見ていると、水道の水を頭からザバザバかぶってました。

気持ち良さそー。 

 

ガイドさんは我々を高いヤシの木の下に連れて行き、

「ハイ、ヤシの実のジュース飲みたい人、

オイシイやしの実ジュース飲みたい人、手を上げてクダサイ。

1人、2人…5人。5人ネ。じゃあ自分で登って好きなだけ飲んでくださいネ」

このガイドさん、「サンキュー、ヨンキュー、シャランQ」とか、

大きなハッパをひらひらさせながら「ジュリアナ~」とか、会話の端々にビミョーに古いネタを織り込んでました。

なんて油断ならないガイドさん。

ツアーに参加できなかった渡辺さんのことを真面目に心配してしまったのですが、

もしかして、これも鉄板ネタだったんじゃ。。。

オイラ普段ジョークとかまったく言わないから、すっかり騙されちゃったや。

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途中、我々が乗ったのと同じ船が停泊してました。

再び船でバスのところに戻り、ホテルへ。

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途中のお店でトイレ休憩。

すぐ目の前が砂浜なのでした。

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グアムではあちこちでちょっとした場所にこういうものがありました。

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我々が乗ったバス。

おおよそ20分のトイレ休憩中もドア開けっ放し。エンジンかけっ放し(o ̄∇ ̄o)

グアム滞在中、毎日のようにバスやバンに乗りましたが、どれもかなり古いものでした。

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「15分休憩ネ」とのことだったのですが、15分経ってバスに戻ると運転手がいません。

店内を覗くと、店の客とおしゃべりに没頭しているのでした。

そういえば他のツアーバスの時も、「10分経ったらバスに戻ってクダサイ。みんなで時間守れば、スムーズですネ」

とか言っていたのに、ガイドさんからして時間守らないのでした。 

な、なんてグアムタイム。

初日から4日間、いろいろなツアーに参加しました。

同じメンバーで少なくとも1日行動し、長い人だと数日一緒かと思っていたのですが、

半日、ほんの数時間行動を共にするだけの一期一会なのでした。

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ホテルに戻る途中の大きな交差点で、こんなカードを掲げた一群がいました。

グアムにカジノを導入するかどうかを問う住民投票があるのだそうです。

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今日はまだ日の高いうちにホテルに戻ったので、ベランダから撮影。

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平和って、いいですね。

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旅行会社が組み込んだオプショナルツアーはこれですべて消化しました。

この後、黙っていても食事が出てくるのは、明日の朝食、明後日の朝食、それに機内食のみ。

早速本日の夕食から自力で調達しなければなりません。 

下の妹とKマートに夕食の買出し。

我々が泊まっているマリオットホテルとKマートを結ぶショッピングバスの停留場は隣同士なのですが、

循環路線で一方向にしか回っておらず、ホテルからバスに乗ると、すんごい乗ることになるので、

長い上り坂をゆっくり歩いて行くことに。

 

店内に入ると、本当に大きい。

元の○インズホームみたい。

高さ2メートル位の冷蔵ケースがだーっと並び、ガロンの牛乳、色とりどりのジュースなどが並んでいるのでした。

そしてカートがまたデカイです。

日本のカートの倍くらいあって、みんなそこに山のように食料を入れています。

巨大な売り場なので、お弁当類もさぞかし充実しているのだろうと思いきや、オニギリ一個売ってませんでした。

最初は弁当でも買おうかと思っていたのですが、なかったので、

パン、スライススパム、カット野菜、チーズのスプレー缶を買ってサンドイッチを作ろうかと思ったのですが、

室内でスパムが焼けないことに気付き断念。

集めたものを一つ一つ戻しました。

「チーズのスプレー缶」なんてあるんですね。

結局買わなかったので分からないのですが、説明を見ると、なんかチーズがちゅ~っと出てくるみたいです。

ちょっとどんなもんだか出してみたかったです。

あっさりコーンフレークにしようかとも考えたのですが、

なかなか深皿とスプーンが見つからず、これまた戻しました。

入口のところで売っているピザにしようか、とも思ったのですが、

連日散々高タンパク高カロリーの食事をしているせいで、見るだけで胸ヤケしそうです。

結局使い捨ての皿とスプーンを発見したので、再びコーンフレーク、牛乳、バナナ、クッキーを買いました。

皿とスプーン、できるだけ少なく買いたかったのですが、50セットのものしかないのでした。

コーンフレークは犬のエサ用かと思うほど巨大な袋のもありました。

やっぱアメリカすげー。

 

乗り合いバスでホテルへ。

巨大な店内で右往左往してしまったため、ホテルに戻った時にはすっかり暗くなってました。

実は上の妹の夕食のリクエストは親子丼だったのですが、下の妹は部屋に入るとコーンフレークや牛乳を並べながら、

「広い店内なのにお惣菜とか弁当が全然置いてなくてさー。もーすっごい疲れた。ヘトヘト。あー! ツカレタ!!」

と一気にまくし立て、注文通りの食事ではないことへのクレームを完封シャットアウトしたのでした。

やるな下の妹…。

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本日の夕食のメニュー:コーンフレーク、バナナ、クッキー。

弟たちと野郎3人暮らしのオイラにとって、コーンフレークは週末の定番メニューなのですが、

母妹は、「何年ぶりだろう。おいしー!」と結構喜んで食べてました。

コーンフレークは半分残ったので、明日の夕食もコーンフレークに決定。

また牛乳を買ってこないと。

 

ところで。

身内にこんな表現使うのはオカシイのですが、端的に表現すると、母は敬虔なクリスチャン。

敬虔なので、たとえ旅行中といえど日曜日の集まりに出席する気マンマンなのでした。

母はフロントに尋ねて電話番号を入手し、部屋から電話して、大体の場所と時間を尋ねていました。

「せっかくだからアンタ達も出席しなさい」と言ってきたのですが、

妹2人は、体力に自信がない事と、やることがあるという2点を理由にこれをキッパリ拒否。

「ちゃんとした服も持って来てないし、無理だよ」と当然のようにダメ押しもしました。

こういう時、女性は強い(ような気がする)。

母の勧誘は残るオイラに向けられるのでした。

ムムム、どうしよう…。

こういう時、オイラは妹たちのようにキッパリ断れないのです。

「考えとくよ…」と言葉を濁し、態度保留したのでした。 

 

いよいよ明日はレンタカー。

寝る前に明日走る予定のルートとルールの確認。

9時頃寝る。

 

(続きます)


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グアム・3 [■旅行記]


Ⓐホテル・マリオット→Ⓑ海中展望塔→ⓒポリネシアンディナーショー

 

2日目午後 

昨日ガロンの水を各部屋に1つずつ買ったのですが、

暑さのせいか2つの部屋とも、既に水が半分以下に減っているのでした。

とても明日1日持ちそうにありません。

部屋に荷物を置いて、また昨日の店に水を買いに出掛けました。

2ガロン水を買って、ホッとする間もなくもう迎えのバスが来る時間。

海中展望塔と、ポリネシアンディナーショーへ。

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海中展望塔。

橋の突端の丸いののところから螺旋階段で海底に下りて海を見ることができるようになっています。

ところで夕日スキーの方は上の写真でピンときたかもしれませんが、左側を見ますと…

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こうなっているのでした。

せめてあと30分早く到着したかったです。

後ろ髪を惹かれるように海底へ。

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窓の向こうに人がいて、エサをばら撒くと、

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ウオまっしぐら!

海中展望台は、それはそれで確かに興味深かったのですが、

オイラにとっては、海の向こうに沈む夕日と雲の方がはるかに気になり、

「先に上がってるから」と言い残して見学もそこそこに桟橋で写真を撮ることに。

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SSとかISOとかいろいろいじりながら撮っていると、

「こんな工場のところで撮りたくないわよね」という通りすがりのおばさんたちの声が。

放っといておくんなまし!!

これからがオイシイ時間帯なのでまだまだ撮っていたかったのですが、残念ながらバスの出る時間。

バスですぐ向かいのポリネシアンディナーショーへ。

入口入ったところで、裸足で上半身裸のお兄さんと写真を撮るようになってました。

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各自飲み物を注文した後はバイキングになっているのでした。

昨日から散々肉食ってるのにまた肉。

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注文したドリンクが運ばれてきました。南国っぽいですね~。

各種アイスクリームも食べ放題なのでした。

「もしかしてココは天国?」などと言いながら妹とアイスをガリガリ取ったのでした。

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ひととおり食事を取り終わった後、ポリネシアンダンスが始まりました。

客席のすぐ前が川になってて、船でゆっくり登場するおねーさん。

フラダンスのようなゆっくりとした幕開け。

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突如激しいテンポに。

この後はゆっくりだったり激しかったり、いろいろでした。

知識ないのでこんな説明しかできません。

すみません。 

上のダンサーのお兄さんが突然、

「ドーーーーン ダーーー  ケーーーーーー!! 」

と叫び、会場は大爆笑。

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ん~。やっぱりOTOKO さんみたいには撮れないゼ。

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てっきりステージ上のダンスを見ているだけだと思っていたのですが、

突然ダンサーが客席にやってきて、

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客を次々テーブル席中央に引っ張って行くのでした。

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これがまたみなさん恥ずかしがりながらも上手に踊るんですよ。 

突然引っ張り出されてよくこんなに踊れるもんだなー。

それとも「できる」人を的確に選抜し、こういうのは死んでもムリなオイラを

確実に排除するダンサーの眼力がスゴイのでしょうか…。

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子供たちもレイをかけてもらい、

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大喜びで踊ってました。

なんでみんな、こんなに上手なの~??

もしかして普段からポリネシアンダンスの極秘特訓でもしてるの??

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客席にやってきてファイヤーダンスを始めたものの、炎が消えてしまい、

客から借りたライターで再点火。

ライター貸してくれた客と握手。

もしかしてこれも演出??

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ギャー!!

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いつの間にか観客も全員立ち上がり、大声を上げ、手をたたき、

こうしてグアムの夜は更けていくのでした。

 

(続きます)


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グアム・2 [■旅行記]


Ⓐホテル・マリオット→Ⓑ日本軍の戦車→ⓒアプガン砦→Ⓓラッテストーン公園→Ⓔスペイン広場→ⒻDFSギャラリア→Ⓖ恋人岬→Ⓗマイクロネシア・モール→Ⓐホテル・マリオット


追記:上のグーグルマップについて。動きに結構無駄が多いんですが、この順番であることは写真の撮影時間で確認済みです。施設オープン時間の関係かしらん。またⒶ地点にあるホテル名をストリートビュー等で確認すると、「パシフィック スター リゾート&スパ」になっているのですが、我々が利用した2008年当時は、ここが「ホテル・マリオット」でした。現在「ホテル・マリオット」で検索すると、赤マーカー地点にある「ウェスティンリゾート・グアム」に連れていかれます(現在はここがグアムで唯一のマリオットグループのホテルだそうです)。

2日目 

6時頃起床。

現在グアムは雨季で、台風シーズンでもあります。

「雨季」といっても降るのはスコールで、1日中雨ということはあまりないそうです。

昨晩の予報で「明日は雨時々曇」と言っていたのですが、カーテンを開けると、

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「どこがやねん!」という青空。

早速カメラを取り出してカシャカシャ。

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グアム滞在中、朝食は毎日ホテル内のレストランでバイキング。

窓が大きく、青い空と海の見渡せる店内に入ると、

ウエイトレスさんが「モーニン」とにこやかにテーブルに案内してくれます。

メニューは、和洋中、いろいろ揃っていてすんごい豪勢でした。

「4日あるからちょっとずつ制覇しよう」と考えていたのですが、

女性陣はまるで今日がセール最終日といわんばかりの勢いで、嬉々としてすんごいいろいろ取るのでした。

そしてまたも「食べきれない」といろいろオイラの皿に集まり、母からもドーナツが。

Σ(゚Д゚;)母までも取り過ぎ

 

9:25 観光バスで島内観光へ。

ホテルの玄関に出ると、実弾射撃送迎無料みたいなことが書かれています。

昨日の怪しいおじさんは、「今日は水曜日だから無料」とか言ってたのですが、

ひょっとしていつでも無料なんじゃ…。

バスで観光地めぐりなんて、修学旅行以来です。

バスガイドさんが、「今日は私もドライバーもチャモロ人デス。

みなさんはとてもラッキーですね」。

と言って、いきなり歌い出しました。

「♪アメリカではハワユー

フィリピンでは、なんとかかんとかー

でもグアムでは ハファディー♪」

(訳:とり)

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ガイドさんから「日本軍の戦車デス」と言われて慌てて撮った写真。

詳しい方だと、この写真だけで、「ああ、これは○○式」と分かるのでしょうね。

後日じっくり見たかったのですが、結局見ることができませんでした。

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アプガン砦。

スペイン軍の大砲のレプリカ

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ヤシの実ジュースの屋台がありました。

注文するとナタで慣れた手つきで割り、ストローを刺してくれます。

ヤロー同士で写真のようなことをすると、刺されるかもしれません。

飲み終わると、更に半分に割って、内部を覆っているゼラチンのようなものをこそいで

ワサビ醤油をつけてくれます。美味しいのでした。

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ラッテストーン公園。

この不思議な形の石柱については諸説あるようですが、ガイドさんは

「高床式住居の土台デス。膨らんでる部分はネズミ返し。日本と同じデスネ」。

と説明していました。

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文字が見難くて申し訳ないのですが、日本軍が島民に作らせた防空壕。

みんなで中を潜り抜けることに。

この写真を撮っていたらすっかり取り残されてしまい、1人で後を追ったのですが、

みるみる暗くなり、リアル鳥目なオイラは完全に何も見えなくなってしまいました。

手を前に伸ばして恐る恐る進んだのですが、手が何かザラザラしたものに触れ、

行く手を阻まれました。

どっちに曲がるのか、まったく分かりません。

階段があるのか、このまま平面なのか、出口まであとどれだけこの状態なのか…。

ほんの1分前まで、南の島でヘラヘラ写真撮ってたというのに、

なんでオイラはいきなりこんなピンチなことに…(XДX)

試しに左の方に手を伸ばしてみたら何にも触れなかったので、

とりあえずそちらにちょっとずつ足を伸ばして進んでみることに。

するとふいに明るさが戻り、あっけなく出口に出ました。

既にみんな少し離れた場所でガイドさんから何か説明を聞いています。

オイラもこっそりその集団の後ろについて、今まで涙目になってたことなど

微塵も感じさせないのでした(;´Д⊂)ゴシゴシ

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…。

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スペイン広場。

歴史的な建物がたくさんあり、ボロボロ崩れかけた建物もあっていろいろ撮りたかったのですが、

時間に限りがあって撮れないのでした。

むむむ…。

ツアーだと名所を効率よく回れるのですが、まったくもってせわしないです。

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DFSギャラリア。

ここではお買い物タイムが1時間あり、建物の端のバス乗り場集合ということになりました。

(妹たちが)いろいろ買い物をして、バス停に行ってみると、日本の高校の修学旅行生のグループと居合わせました。

チャモロ人のガイドさんがいろいろ話しかける中、1人ベンチに腰掛け、

一心不乱に週刊ジャンプを読んでいる男子生徒が。

まあオイラも日曜の晩に帰国して、木曜発売のモーニングがゲットできるか不安だけどもさ。

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恋人岬。

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みんなアイス食べたり記念写真撮ったりしてましたが、そんなのそっちのけで写真撮ってました。

13:30 マイクロネシア・モールに到着。

ツアーはここで解散。後は自由行動です。

ここは1階には様々な土産物屋、2階はフードコートになっており、食事をしたりお買い物をして、

各自旅行会社から受け取ったチケットを使ってバスに乗り、ホテルに戻ることになっています。

まずは2階に上り、昼食。

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「せっかくだからジャンクにしよう!」ということで、全員ハンバーガーセットを注文。

やっぱり1つ1つサイズがデカイです。

上の写真だと大きさが伝わりませんが、ドリンクは1Lは入ってそうだし、

ポテトはバケツですくったか、というくらい入ってます。

バンズもモチモチでズッシリ重く、肉も分厚いです。

日本なら、セットにもう1つなにかハンバーガーをつけるところなのですが、

セットメニューを完食するので精一杯。

ところがです。

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飲み物、ポテトを残して、更に金を払ってアイスを買いに走る妹たち…。

既に注文したものを大量に残してまで甘いもののために金を出すとは。

そして例のごとく「食べてもいーよー」と食いかけのハンバーガーなどオイラに寄こそうとする始末。

コリャー![どんっ(衝撃)]

「そこまでして甘いものを食べずにはおれないワケ?」と尋ねると、「別腹別腹[黒ハート]」と言われました。

よくわかりません。

 

食後、女性陣は1階でショッピング。

結婚式の際、友人たちに渡すプレゼントをここで揃えるためです。

オイラは荷物番で独りテーブルに残されました。

日記を書きながら待っていたのですが、猛烈な睡魔が。

(ここは平和な日本じゃない。いつ何時被害に遭うやもしれぬ)

落ちてくるまぶたをこらえ、必死に書き続けるも、時々飛ぶ意識。

しかし待てども待てども戻って来ません。

30分経ち、1時間経ち、それでも戻りません。

(遅い…。まさかオイラを置き忘れてホテルに戻ったとか??)

オイラのテーブル周辺は女性陣の荷物に囲まれているため、探しに動くこともできません。

トイレすらじゃん(;´Д⊂)

こんな時、携帯を持っていれば済む話なのですが、あいにく誰も携帯持ってません(母は国内専用のを持ってるけど)。?

結局女性陣が買い物から戻って来たのは1時間半後。

「女性の買い物は長いからねー」とか一般論でケムに巻かれました。

よくわかりません。

 

その後、乗り合いバスでホテルに戻ることに。

ツアー会社からもらったカードで、指定のバスには旅行中何度でも無料で乗れます。

ガイドブックを見ると、バスに乗るには所定のバス停で待ち、

乗りたいバスが来たら手を上げて乗ればよろし。と書かれています。

この説明で本当にちゃんと乗りたいバスに乗れるのかはなはだ不安なのに加え、

肝心の降り方がどこにも書いてありません。

(降りる時には一体どうすれば…)

買った物や、未だ買いたいものについて楽しげに話している女性陣を尻目に、実はこれが昨日から心配だったのでした。

バス停に行ってみると、幸い我々の乗るバス停にはホテル行きのバスしか来ないようでした。

これで違うバスに乗ってしまい、知らないところに連れて行かれるという心配はなくなりました。

しばし後バスが停まりました。

早速乗ろうとすると、運転手さんから「待て!」と言われました。

降りる人が先。

乗る時に運転手さんからどこまで行きたいのか尋ねられ、

「ホテル・マリオット」と言うと、うなずいて親指をグイッと車内へ。

これでホテルまで行けるハズ。

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バスで護送される容疑者。

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開放感万点の車内。

一緒に乗り合わせたお兄さんが「最高最高!」と気持ちを言い表し、

日頃無口なオイラも思わず「ヒャッホー!」と叫びたくなったのでした。

 

叫びませんけど。

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「車内から手や足を出さないでください」などという注意はなし。

公園の遊具による事故が問題化すると、全国で該当する遊具が駆逐されてしまうような国では

こういうのは無理だろうなぁ、などと思いました。

我々の乗ったバスは、ホテルに行くまでにたくさんのバス停に止まるハズなのですが、

降車ボタンもないのに、確実に乗り降りのあるバス停にしか止まりません。

どうやら、客の降りるバス停をすべて記憶しているらしいです。

すごいぞグアムバス!

こうして無事、ホテル前のバス停で降りることが出来たのでした。

 

(続きます)


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グアム・1 [■旅行記]

1日目

 

午前4:20 車で実家に母と妹を迎えに。

(朝4時台にバス停で座って待つのは寒かろう)と、自宅を出る時間をギリギリに遅らせてあるというのに、

「朝食買うからコンビニ寄って」とのたまう妹。

「エッ! この携帯グアムでは使えないの?」と本気で驚く母。

うぅ、早くも振り回されそうな悪寒…。 

そんな母と、母の遺伝子をいろいろ受け継いだオイラと妹2人の4人で

一抹の不安を覚えつつ成田行きのバスに乗ったのでした。 

 

バスは2週間前に完全復旧した首都高5号線を通って成田へ。

ほぼ定刻通りの到着だったのですが、空港手前の検問所で止められました。

係官が2名乗り込んできて、全員のパスポートをチェック。

要した時間はほんの2~3分でしたが、

改めて成田はそういう空港なのだ、ということを思い知らされました。

朝食時、女性陣から「食べ切れない」と、残ったリンゴ、キュウリ、モチがすべてオイラに集まり凄いことに(XДX)

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海外に行くのは2回目で、前回も成田からだったのですが、

前回は手続きも全て30人の団体行動だったので、約3時間かかりました。

今回は1時間ほどですべての手続きが終わり、サテライトに移動するシャトルに乗って、

「もうシャトルか~」と拍子抜け。

時間になり機内へ。

事前にネットでチェックイン、座席指定をしてあり、2階席の窓側を2つ取ったのでした。

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はほぼ定刻通りの出発でした。

グアムまでは2,500キロ、約3時間半のフライトです。

途中、+1時間時計修正。

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左のパスタ、下に熱い金属板が敷いてあり、ホカホカでした。

ただし熱を加え続けているせいか、麺はちょっと柔らかめ。 

味付けは美味しかったです。

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一昨年コンチネンタル航空に乗った時には、アルコールとおつまみのセットで$5.0 or 500円だったのですが、

今回はなんと無料なのでした。

早速飲酒する妹。

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機内食の後、アルコールを呑んだところで入国審査用書類の記入タイム。

クラクラした頭であちこち間違えて書き損じてCAさんに新しい用紙をもらったり、

書き方を教えてもらったり、エライ苦労して、せっかく窓側に座っているのに大変! ひー。

14:30 グアム到着。

 

緊張の入国審査…のはずだったのですが、

どのブースでもニコニコおしゃべりしながらの手続きで緊張感は皆無なのでした。

ニューアーク空港の時は、係官はすんごい無愛想だし、銃を持った兵士みたいな人たちに取り囲まれたというのに。

入国審査の列で待っていると、恰幅のいい初老の係官が書類の事前チェックをして回っています。

「パーフェクト!」とか「ユア・ワンダフル!」などとにこやかに言いながら書類を見てました。

入国審査用の書類には、「ハファディ! みなさんを歓迎します」と書かれていました。

Σ 既に歓迎デスカ!

 

すんなり手続きが済み、荷物を受け取って送迎用のバンでホテルに送ってもらいました。

運転手は陽気なチャモロ人で、「ホテルまで10分デスヨー!」と言われました。

実は旅行4日目にレンタカーを運転するのですが、右側通行、左ハンドルはオイラ初めて。

ガイドブックでは、「交通ルールの違いから、うっかりすると重大事故を招きやすい」

などと脅し文句が書かれているのですが、「左利きは左右の認識が薄い(弱いともいう)」というし、

そういう自覚もあるので、左右逆ということにそんなに囚われることはないだろう、

それに沖縄の離島の死ぬほどのんびりな運転を見ているので、

グアムはもっと南国だし、まあ、大丈夫だろう。と呑気に考えてました。

 

ところが行き交う車の速さと、いつもとまったく逆の動きをする車にクラクラしました。

特に交差点を曲がる時の逆の世界がコワイです。

マンハッタンほどの殺気立った雰囲気や絶え間なく鳴り響くクラクションなどはないものの、

空港からホテル街周辺の道路は時間帯のせいもあり、非常に混雑していて、しかも結構スピード出してるのでした。

果たしてこの流れに乗れるのか、まったく自信がありません。

不安になってきました(゚Д゚;≡;゚Д゚)

(ヤバイ。考えが甘かった…。レンタカー借りるまでによく見て慣れとかないと)

 

ホテルに到着してまずは館内にデスクを構えている利用旅行会社に案内され、

そこで今後の説明を受け、書類を受け取りました。

ウチの家族の特徴として、「何も決められない」というのがあります。

先頭に立って引っ張っていける人がいないのです。

人任せなくせに、後から「こんなじゃなくて、もっとあんながよかった」

とか後ろでブーブー文句垂れるという、最悪の家族です。

そしてますます先導役を引き受ける気が失せるという悪循環…。

今回の旅行も、終日フリーの日が多いと、

「今日はどうする?」

「さあ? どうする?」

などと不毛な問答が延々続き、途方に暮れてしまうのは目に見えています。

そこで4泊5日なのですが、最初の3日間は、食事も含めてギッシリ予定が組まれているコースを選んだのでした。

早速今日の夕食はビーチサイドのレストランでBBQの予定だったのですが、

ここで上の妹が、「疲れているので私は部屋で休みます」と。

Σ(゚Д゚;) 確かに体力ないけど、エッ! もう?

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ホテルのロビーはココナッツのような、バニラのような、甘い香りが漂っており、

よく冷えたティーとフルーツジュースが自由に飲めるのでした。

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部屋に入るなり早速ベランダに出て写真を撮るオイラ。

10階の部屋で、海が見渡せます。

「生水は飲まないのが無難」とのことだったので、グアム滞在中の飲み水は買うつもりだったのですが、

室内備え付けのエビアンは1Lで$4.0。高っ!

部屋に落ち着いて、夕食まで時間があったので下の妹とちょっと水の買出しに出掛けることに。

ホテル内の売店を覗いたら、水以外にも結構日本の飲み物、

つまみがたくさん置かれていたのですが、こちらもしっかりホテルプライス。

地元スーパーで買おうとホテルの玄関に向かうと、怪しいおじさんから

「実弾射撃できるヨ。今日は水曜日だから送迎無料ネ」と声をかけられました。

ん~。ちょっと撃ってみたい気もするけど、時間ないな~。

すぐ近くに店発見。前が駐車場になっていて小さい店がずらりと並んでおり、

外にデカイ外人さんがたむろしていていっせいにこちらに視線が集まるのでした。ひー。

店内は、入ってすぐのところがネカフェ?になっており、奥にはパン、スナック、弁当、飲み物など並んでました。

一番奥に水がガロンで売られており、1ガロン(3.75L)で$1.49なのでした。安い!

部屋が2部屋に分かれているので、水2ガロンと菓子パン購入。

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備え付けの水と、買って来た水。

ガロンの水はリッター当たり$.39なので、10倍以上値段が違います。違い過ぎです。

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レストランに連れて行ってもらう時間になったので、ロビーで待つことに。

上の妹は復活し、全員で出掛けることになりました。

ロビーで待っていると、黒人の男の人が入ってきて、

ロビーに備え付けの例の飲み物を立て続けに何杯も飲み干し、

それからおもむろに我々の方を振り返り、「トーリーサン?」と尋ねられました。

…グアムだなぁ(*´∀`*)

店に向かう途中で激しいスコールに。

信号待ちしていたバンが発進しようとすると、タイヤが空転してなかなか進みません。

そういえば「グアムは舗装にサンゴを使っているので、雨の時は路面が非常に滑りやすい。

雪道を運転する感覚で慎重に」と書いてあったっけ。

オイラが運転する時は雨降りませんように…。

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店内に入ると、すぐテーブルに案内されました。

すでに炭は真っ赤になってて、後は大皿の食材を焼くだけ。 

量がすげかったです。

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miffyさん、載せましたよっ!(ショボい写真で申し訳ないです)

テーブルのすぐ目の前に白い砂浜と海が広がっていて、

海側の壁は取り払われているため、潮風が流れており、煙が滞留しません。

開放感満点なのでした。 

 

パンフでは、「ビーチサイドで美しいサンセットを眺めながらの食事をお楽しみください」

とあり、その下に小さく、

注:サンセットの時間帯でない場合があります

と書かれていたのですが、まさにその「でない場合」で、浜はすっかり真っ暗なのでした。

オイラとしては、BBQよりよりもむしろビーチに沈む夕焼けが撮れるかも。

と楽しみにしていたのですが…。とほほ。

グアムの経度は北海道と同じで日の入りは早く、

6時には真っ暗になってしまうのでした。

 

ところで食べている間、オイラには1つ不安なことが。

食べ終わったら、どうやってホテルに戻ればいいんでしょうか?

出されたものを平らげ、テーブルで記念写真など撮り終え、

「どうやってホテルに戻ったらいいかわからなくて、さっきから途方に暮れているのだ」

と懸念を伝えるオイラ。

押し黙る家族。

…とりあえず目の前の砂浜に出て記念写真など撮ってみつ。

それでも事態はかわりません。

テーブルに戻ってみました。

あ~。この先一体どうすれば??(;´Д⊂)

妹たちが「レジの方に行ってみよう」と言い出したので、試しに行ってみることに。

レジの人に「ホテルに戻りたい」と言ってみると、すぐ手招きで出口に案内され、

外にはここまで送ってくれたおじさんが待っているのでした。

よかった~(;´Д⊂)

オイラはテーブルで待っていればなんとかなるのかと思ってたのです。

このまま一生テーブルのとこで固まっているところでした。

 

部屋に戻り、シャワーを浴びようとしたのですが、

栓を回しても蛇口から水が出るだけで、シャワーから出ません。

切り替え栓はないかとあちこち探したのですが、

余分なものはというと、なんか蛇口の上に付いているツマミのみ。

そしてそのツマミを引っ張っても状況は変わらず。

無事に戻れたと思ったら、今度はシャワーですか…(XДX)

フロントに聞いたところ、水が勢いよく出ている状態でこのツマミを引っ張ると、

少ししてから「ゴボボ…」と音がしてシャワーに切り替わるのでした。

難しいよ…。

というかですね、

分かるカッ!![むかっ(怒り)]

知らないところに行くと勝手がわからないことが多くて、驚きの連続です。

 

10:30 おやすみなさい。

 

(続きます)


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新潟、山形、福島旅行 [■旅行記]


Ⓐ自宅→Ⓑ山本五十六記念館→ⓒ新潟空港→Ⓓ道の駅 たかはた(車中泊)→Ⓔ???飛行場→Ⓕふくしまスカイパーク

 

前記事で、先週行ったのふくスカリンゴまつりのことを書きましたが、

この記事は8月初旬に開催されたふくスカモモまつりの話です(ブログ内関連記事)。

実は前日から休みが取れたので、ふくスカに行く前に以前から行きたいと思っていた場所にあちこち寄ってました。

もう大分時間が経過してしまいましたが、今更その時のことを書きます。

よろしければお付き合いくださいませ。

5:15 自宅出発

下道でまずは新潟県長岡市へ。

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11:40 到着。

上の写真で行き先の余計な説明は不要ですね。

少し前に知ったのですが、こんな場所があるんですね~。

上越新幹線長岡駅から徒歩10分という立地ですが、道路が広くて人も車もまばらで、閑静な所でした。

館内に入ると、係のおじさんが簡単に展示物の説明をしてくださり、

「ワンフロアーだけですから。ゆっくり見ていってください」と言われました。

最近知ったのですが、山本五十六は長岡の出身なんですね。

山本五十六に焦点を当てているだけであれば来ることはなかったのですが、

ここにはあるブツが展示されていて、以前から見たかったんです。

詳細は次の記事で書きます。

夏休みの時期なので混んでいるかと思ったのですが、

オイラがいた1時間ほどの間に客は他に1人だけ。  

記念館の見学を終え、次に向かったのは、

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こちら。

ここには特に用がなくても年に1度は来るのですが、

9月いっぱいで佐渡便が廃止になってしまうため、

その前に旭伸航空佐渡便のアイランダーの見納めがしたかったのです(ブログ内関連記事)。

通常新潟空港に離着陸する旅客機は、ターミナル前のB滑走路(2,500m)を使用しますが、

佐渡行きのアイランダーは上の写真の右後方に乗り場があって、 

乗り場前にあるA滑走路(1,314m)を使用します。

第二駐車場からA滑走路を目の前に眺めることができるのですが、

離陸滑走中はフェンスが視界にかかってしまいます。

しまった、脚立持ってくるんだった・・・。

でも脚立を使ってヒコーキの撮影をすると、最後の一線を越えてしまうようで、

一般人のオイラにはちょっと抵抗があるんだよなー。 

 

ちょっとでもフェンスのかからない場所はないかとうろついたのですが発見できず。

佐渡便は1日2往復で、15:50の離陸時間が迫っています。

こうなったら、離陸の時だけ照明によじ登ろうと考え、まさに登ろうとした時、

制服に身を固めた職員さんがこちらにやって来るのが見えました。

Σ(゚Д゚;)あっぶねー!

オイラの周囲にアヤシイくうきが立ち込めていたせいか、

おじさんは迷うことなく真っ直ぐコチラにやって来て、「何を撮るんですか?」と

軽く探りを入れられました。

「9月いっぱいで佐渡便が廃止と聞いて、埼玉から撮りに来ました」

と正直に答えると、「ああ、それなら、頼めば乗り場の中から撮らせてくれるんじゃないかな」

と言われました。

な、なんて親切なおじさん(*´д`*)

ところがそんな話をしている間にもアイランダーはバラバラとA滑走路に向けてタキシングを開始しています。 

「そうなんですかー。でももう時間がないのでここから撮りますー」

というと、おじさんは一瞬にしてくうきを読み、「あっ、ゴメンゴメン」と笑いながら足早に去って行きました。

ふぅ、アブナイところだったぜ…。

こうして無事アイランダーの離陸を取り終えた後、空港周辺をうろつき、佐渡からの戻りも撮りました。

この時の写真は次の次の記事でアップします。

 

17:00 新潟空港出発。

毎回風呂を見つけるのに苦労するからと、前回購入した全国版の温泉ガイドブックで見つけた山形県の温泉へ。

早速役に立ちました。 

その後、山形県高畠町の道の駅 たかはたにて車中泊。

 

翌朝。

東北地方で唯一行きそびれていた某滑空場に向かいました。

ところが、事前に調べておいた「ここらへんにあるはず」という河川敷をうろついたのですが、

探せど探せど見つかりません。

ヘタに地名、滑空場名などここに書いて、検索に引っかかると混乱の元になって迷惑をかけてしまうので、

特に何も書かないことにします。残念。

諦めて引き上げようとしたのですが、対岸に滑走路っぽいものがあったので行ってみました。

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キレイに整備されてますね。

某クラブのラジコンヒコーキ用滑走路でした。

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次に向かったのがこちら。

画面左側はすぐ滑走路エンド。

足元に申し訳程度にフェンスがあるだけで、ビックリするほど丸見えな滑走路でした。

分かる人はここがドコだかすぐ分かると思います。

この飛行場のことは、次の次の次の記事で書きます。

 

ということで、この後ふくスカに向かったのでした~。

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m


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中国、四国・4 [■旅行記]


Ⓐ西宮名塩SA→Ⓑ飛騨エアパーク→ⓒおおぎやラーメン 藤岡店→Ⓓ自宅//

5日目

7:10 起床

前日は兵庫県西宮名塩SAに着いて車中泊したのでした。

このまま高速でまっすぐ進めば、遅くとも昼の2時には自宅に着きます。

(どこかもう1ヵ所寄って帰ろう)と考え、地図を開きました。

ここから自宅までの間でまだオイラが行っていないのは、

関西の4つかたまった空港のうち3空港と、南紀白浜、セントレア、

飛騨エアパーク、長野滑空場、霧ヶ峰滑空場の8ヵ所です。

関西の空港はブログつながりの友人が案内してくれる約束があるので除外。

それ以外でお天気が良さそうなのは岐阜県の飛騨エアパーク、長野滑空場、霧ヶ峰滑空場でした。

大きな空港なら、平日でもヒコーキが飛び回ってますからいいのですが、

このテの小さな飛行場は、週末でないとヒコーキが飛んでるところになかなかお目にかかれないことが多いです。 

今日は日曜日なので、見学には好都合。

ただし、お天気は午後から下り坂。

お天気がもっている内に急いで向かわねば。

7:40 出発。

12:30 岐阜県の飛騨エアパーク到着。

残念ながら既にお天気は崩れ始めていました。

強い風が吹きつけ、真っ黒な雲が次々と流れています。

車を止めてエプロンを覗いてみると、ちょうど1人のおじさんが「天気が悪くなってきたから今日は終わり」と 

グライダーをたたんで撤収するところでした。 

残念~。

 

ササッと見学を済ませ、下道で自宅へ。

残念ながら長野滑空場、霧ヶ峰滑空場方面もお天気が悪いのでパス。

下道でのんびり帰ることに。

軽井沢を経由して群馬県に抜けました。

途中、延々と続く急な下り坂。

所々、ベイパーロックを起こしてしまった時用の退避場が設けられています。

こんな時はエンジンブレーキの出番ですが、ちょうど出発前にエンジンブレーキの交換をしたのでした。

高性能エンジンブレーキといえば、今やネコも杓子も○レンボですが、

行きつけの某カーショップで勧められた○ンダ純正のType-R仕様、HQNDA:USO800 を装着。

いやー、これが実によく効きました(o ̄∇ ̄o)

 

長野県軽井沢町と、群馬県松井田町は、お隣同士なんですね。

松井田までは時々来るのですが、軽井沢はもっと遠くにあるのだと思ってました。

軽井沢がこんなに近いとは!

その後、群馬県藤岡で休憩を兼ねて本屋さんに寄ったのですが、

これまで車中泊をしていて毎回非常に苦労する風呂探しをなんとかするため、

「公共の温泉宿 全国版」というものを買いました。

行きつけのラーメン屋でつけ麺とギョウザ食べて、事務所に寄って、21:10自宅に戻ったのでした。

 

出発時、15リットル分の飲み物を持って行ったのですが、

5日間動いて戻った時には、ドリンク剤2本しか残りませんでした。

はー、のんだのんだ。

連日暑かったからなー。

それからカロリーメイト(もどきの安物)を7箱持って行ったのですがこれもなくなりました。

 

次の記事で岐阜県の飛騨エアパークの記事をアップしますが、中国、四国編はこれで終わりです。

長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m

あ、四国といえば、今回(オイラ的に)大発見がありました。

四国って、大雑把にいうと長四角ですよね。

今の今まで、四つの県が仲良く四隅を陣取って、四等分になってると思ってました。 

高知デカッ!

太平洋独り占めしてるじゃん!

四国の半分は高知ジャン!

アレですか。有力な武将の力ですか。

それとも坂本龍馬が、「ここも高知ぜよ!」と言ったんでしょうか。 

 

走行距離:2,662.4km

平均燃費:21.1km/L


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中国、四国・3 [■旅行記]


Ⓐ道の駅 土佐和紙工芸村→Ⓑ高知龍馬空港→ⓒ高松空港→Ⓓ徳島空港→Ⓔ淡路島南PA→Ⓕ西宮名塩SA(車中泊)


4日目

6:20 起床

昨日の予報では、四国は今日明日共にお天気なので、

今日はゆっくりじっくりと高知空港、空港周辺の掩体壕を見て、

市内をうろついて、何かコストさんおススメの美味しいものでも…。

そして午後高松に移動すればいいや。と思っていたのですが、

朝になって天気をチェックしたら、なんと四国のお天気は今日までということが判明。

高知の後、高松空港、高松空港跡地、徳島空港と、

まだまだ見たい箇所が残ってます。

急げ!

6:40 道の駅土佐和紙工芸村出発。

今日も朝から暑いです。

高知空港に向かう途中、しばらく路面電車の線路と併走が続きました。

(おお、ここにも!)

今回の旅行では、岡山、広島、愛媛、そして高知と、随分路面電車が走る街を通りました。

国内には路面電車がまだまだたくさん走っているんですね。

 

7:35 高知龍馬空港着。

2006年9月にワイエスの乗り納めで来て以来です。

空港内のトイレで歯磨きなど朝の儀式を済ませました。

特にこの時期、道の駅や公園などのトイレは、 夜間の灯火で虫が集まってきて、

様々な食物連鎖が一晩中ダイナミックに繰り広げられ、

朝の手洗い場は、それはそれはものすごいことになってることが多く、手を洗うのも気が引ける程です。

なので極力空港内施設を利用することが多いのです。

今回高知龍馬空港に来たら是非やりたいことがあって、それは冷水機を発見することでした。

前回来た時には、1階の冷水機の存在に気付かず、便所水を飲んで腹の具合を悪くしたのですが、

今回はしっかり冷水機の水を飲みました。

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国内有数のポイント、高知空港R/W32エンド。

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この場所で後ろを振り返ると、

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こうなります。

前回ワイエスの乗り納めで来た時には、この着陸進入灯の先の防波堤の上から撮ったのですが、

自宅に戻ってから、こんなに近くにも立ち入りできることを知り、一度ここから撮ってみたかったのでした。 

この周辺は絶好のポイントが多いです。

周囲は田んぼに囲まれており、時々軽トラに乗ったおっちゃんおばちゃんが通り過ぎます。

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9:00 ヒコーキの離陸を見届け、このすぐ近くにある掩体壕を見に行きました。

高知空港の近くには掩体壕が7基も残っていて、是非見たかったのでした。

掩体壕は数百メートル四方の範囲に散在しており、 

周囲は一面の水田で、道幅が非常に狭くて車を止めると道を塞いでしまうため、

近くの小学校の角に停めて、炎天下歩き回って見学しました。

1時間歩き回って車に戻る頃には滝のような汗。

今晩も風呂に入らないと。

 

10:00 高松空港に向かいました。

時間がないので高速利用。

11:00 途中のSAでうどん定食。

やっぱし四国のうどんうめー!

「小麦粉の刺身」と称されるのがよく分かります。

(これならば本場さぬきは如何ばかり)と期待が膨らみました。 

 

12:15 高松空港着。

高松空港、旧高松空港の跡地を見学し、

14:00 徳島空港へ。

 

15:30 徳島へ向かう途上、さぬき市に入りました。

せっかくなのでセルフのうどん屋さんに。

製麺所の一角にイスとテーブルを押し込んだ小さな店でした。

入ったのですがまったく勝手が分かりません。

「すみません、初めてなんですけど」と言うと、おばさんが親切に教えてくれました。

何玉にするかで丼を選ぶようになっており、せっかくなので2玉の丼を選択。

するとおばさんが麺を入れてくれました。

そこへ好きなだけ万能ネギを乗せます。

だしは温か冷を選ぶようになっており、この暑さなので迷わず冷を選択。

「もう最後だから、だしはタップリ入れてくださいねー」

とのことで、タップリ注ぎました。

「ここまでの状態で280円。あとは具のトッピングね」。

レンコンのてんぷらと、アゲを乗せて、確か420円でした。

冷水、お茶も自由に飲めるようになってました。

 

で、味の方なんですが。

麺は茹でてから随分時間が経過していたようで、くっついてモチャモチャになってました。

だしに浸かった状態でもくっついたままで、引き剥がすのに苦労します。

食感は昼にSAで食べたものより数段落ちました。

「一食だけでさぬきうどんを語るな!」と怒られそうですが、

如何に本場さぬきとはいえ、やっぱり茹でたてに勝るものなしなんだなと思いました。

もっとも、この太いうどんは茹でるのに相当時間がかかっているはずで、

食感よりも、安さ早さなんでしょうかね。

ということは、行きつけのセルフのさぬきうどん屋さんに、茹で上がりの時間ピッタリに行ければ最強ですね。 

だしは大汗をかいたせいか、非常に薄く感じました。

あ、トッピングは美味しかったです。

ということで16:30 徳島空港着。

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エプロン東側の公園。

とにかく暑かった。という記憶しかありません。

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18:30 徳島空港発。

実はつい35日前に車検でオイル交換を済ませたばかりなのですが、

それからすぐ北海道に行ったため、 今日で5,000キロ越えてしまいました。

ちょっとオーバーする程度なら、自宅近くの行きつけの店にするのですが、

自宅までまだ700キロ以上あるし、翌日からすぐ仕事だったので、空港近くのイエローハットへ。

普段イエローハットには行かないため、手数料500円余計に取られました。

ちょっと悔しい。

その後、神戸淡路鳴門自動車道に乗りました。

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淡路島南PA展望台。

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本州側に渡り、風呂に入るため、すぐ出口へ。

垂水区周辺を風呂を求めて彷徨いました。

やっとのことで風呂発見。

再び高速に乗りました。

23:20 兵庫県西宮名塩SA着。

寝。

 

(続きます)


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中国、四国・2 [■旅行記]


Ⓐ道の駅 来夢とごうち→Ⓑ石見空港→ⓒ豊栄飛行場→Ⓓ来島海峡SA→Ⓔ松山空港→Ⓕ道の駅「土佐和紙工芸村」(車中泊)

 

3日目

5:20 起床

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霧ですね。

毎度のことですが、真っ暗になってから、それも深夜に道の駅に着くことが多いです。

で、道の駅の駐車スペースのどこに車を止めるかは、

非常にデリケートなオイラ(え)の場合、快適な車中泊のために特に重要で、 到着してまず場内をぐるっと回ります。

そして場所を決めたならば、既に車中泊している人たちの迷惑になりますので、エンジン、ライトはすぐ切ります。

暗闇で後部スペースを寝る状態にする作業にかかることになるため、

出発前には目隠ししての練習、イメトレを繰り返します(嘘)。

そして朝起き出して、ああ、こういう道の駅だったのかと分かります。

昨晩は道の向い側のトイレを利用したのですが、

こちら側の敷地内の少し離れた場所にもトイレがありました。_| ̄|○ガクッ

5:40 道の駅 来夢とごうち出発

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7:05 島根県石見空港到着。 

ここはずっと「いしみ」だと思っていたのですが、正しくは「いわみ」でした(汗)

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ご覧の通りで空港と滑走路を見下ろせるキレイな公園が整備されていて、

展望広場でヒコーキがやってくるのを待ちました。 

しかし暑いです。

まだ朝早い時間だというのにペットボトルが手放せません。 

ちなみに今回、2Lの水5本を含む、15L分の飲み物を持参しております。

朝、空の500mmペットボトルをゆすいで水を詰めるのが日課なんですが、2Lのボトルが生ぬるい。

昨日の炎天下の暑さがまだ残ってます。

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確か、”TO THE SKY”と書いてあった気がします。

9:40 石見空港出発。

呉市の大和ミュージアムに向かいました。

途中、カメラの2個目のバッテリー充電。

おろしソバの昼食。

このおろしソバが、数口で食べ終わってしまう少なさで、2時半にはもうお腹が減りました。

700円もしたのに…。

大和ミュージアムに行ったら、大和を見るのはもちろんですが、

是非青空をバックに潜水艦を撮りたい、と考えていました。

ところが途中で天気をチェックしたら、呉市は昼過ぎから雨になるらしい。 

とほほ。

 

ということで、行き先を豊栄飛行場に変更。

延々山道を走行。

昨日は広島市街地の大都会っぷりとその大きさに驚いたのですが、

内陸に入ると風景が一転しますね。 

 

13:20 豊栄飛行場到着。

残念ながら本日は門が閉まっていて見学できず。

トホホ。

これから大和ミュージアムに行くと、四国に渡るしまなみ海道が非常に遠くなってしまうため、

このまま四国に渡り、今日中に松山空港の見学をすることに。

計画では明朝四国入りできれば良かったのですが、

結果的には早目に動いておいて良かったです。

山陽自動車道としまなみ海道は当然接続しているものとばかり思っていたのですが、

してないんですね。

しまなみ海道の入口を求めて尾道市内をウロウロ。

 

余談ですが広島県内を走っていて、

「○○分かれ」とか、「△△別れ」と表示されている交差点をあちこちで見かけました。

こういう交差点名を見るのは初めてで非常に珍しく、広島県独特の表現かと思ったのですが、

調べたら全国あちこちにあるらしいですね。

でも広島県はとりわけ多いみたいです。

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16:35 愛媛入り。

来島海峡SA

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よく作りましたね~。

四国に上陸し、ガソリンが少なくなってきたので入れようとしたら、海沿いのスタンドに189円という文字がΣ(゚Д゚;)

一瞬ハイオクの見間違いかと思ったら、確かにレギュラー価格でした。

しまったー。広島側で早目に入れとくんだった、と思ったのですが、事前にコストさんから、

「松山空港は市内に近い」と聞いていたのを思い出し、市内の大きなセルフ店ならもっと安いだろうと考え、空港へ。

空港手前のセルフで入れたら、177円でした。

空港に到着し、空港、掩体壕見学。

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松山空港 R/W32エンド

クレープ屋さんの車が止まっていて、

離陸の時はクレープ屋さんも車から出てきて見てました。

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19:40 見学を終え、高知空港に向かいました。

走りながら風呂を探しました。

昨日は風呂に入れず、2日間汗だくです。

流石にいろいろとヤバいです。

有名な道後温泉の近くを通ったのですが、

あの日本が世界に誇る、伝統と格式の名湯に、こんな汗だくのオイラがフラフラ入ったら、

「そんな不潔な格好で入るつもりか、この不埒者!」怒られて叩き出されそうです。

いえ、オイラの勝手なイメージですが。

 

国道33号で高知方面を走行中なのですが、このままズルズル走っていると、

あっという間に市内を抜けて、山道に入ってしまいそうです。

そうなると、今晩も風呂に入れない危険性が…。

かといって、地元の人に聞くのもなぁ。。。

「あのー、近くに温泉ありませんか?」と尋ねたら、

「はぁ? 目の前に道後温泉があるでしょ!」と言われそうだし、

「あのー、道後以外にどこか銭湯ありませんか?」と聞けば、

「道後に来て、道後温泉に入らんとな! どこのモンじゃ、コレ!」と、体育館裏に連れていかれそうです。

いえ、オイラの勝手な(以下省略)

 

毎度のことながら、車中泊では風呂を見つけるのに一苦労です。

カーナビに銭湯の情報も入ってると楽なんですけど。

それとも銭湯の情報入ってるカーナビもあるのかしらん。

(困った、どうしよう…)

…と思っていたら、銭湯発見!

なんか建物がいろいろあるのですが、適当に入りました。

 

受け付けに上品そうな女性がいて、「いらっしゃいませ」とにこやかに迎えられました。

料金表を見せられてビックリ!

4,000円とか、5,000円という数字が並んでいます。

軽い目眩を覚え、思わず着替えの入った袋を落としそうになるオイラ。

受付譲の説明を聞きながら素早く一番安い金額を探すと、700円という文字発見。

「あのー、この700円のでお願いします」という言葉がノドまで出かかったのですが、

よく見るとそれは30分の延長料金なのでした。

Σ(゚Д゚;) アブナカッタ!!

説明を聞けば、ここは家族などで利用する貸切風呂形式のスパなのでした。

「…あの、マタ来まス^^;」と言って、ほうほうの体で逃げ出しました。

マタ来るって、いつ来るんだオイラ。

それにしても、せっかく入れるかと思ったのになんと険しく、そしてなんと辿り難いものなのでしょう、温泉は(倒置法)

 

連日の暑さで消耗し、混乱したアタマで辺りを見回すと、敷地内を走って行く小学生くらいの子供たち発見。

後を付いて行くと、隣に普通の銭湯がありました。

なーんだ。

2日ぶりに入った湯船は、思わず声が出てしまうほど気持ちいいのでした。

風呂から上がり、車へ。

ところで、いつも車中泊でお風呂を利用するたび、使った濡れタオルの処遇に困っていたのですが、

今回は小さいハンガーを持って来ていて、これを後部座席の手すりに引っ掛けて干すことにしました。 

おお、バッチリじゃん!

再び国道33号で高知を目指しました。

 

途中のコンビニで夕食。

ほどなく道は山間部へ。

完全に峠道です。

少しして、2台の某スポーツタイプの車とすれ違いました。

テール・トゥー・ノーズのままものすごい勢いでコーナーを抜けて消えていきました。

その後も、続々といかにもという車とすれ違います。

ん~。金曜日の夜だもんなぁ。

こういうところはサーキット場になっちゃうよなぁ。

ということは…と考えていたら、やっぱり来ました。

長めの直線でスポーツタイプ車に一気に後ろに張り付かれました。

ウインカーを出して左に寄ったのですが、なんかもたついてます。

(対向車来てるけど、今のは行けたっしょ)

よく見ると、ライン取りもなんかビミョーです。

普段のオイラなら、見知らぬ土地でこんなことはしないのですが、気温のせいでちょっと攻撃的になってました。

カーナビを見るとこのあとテクニカルコースが続くので、ちょっと逃げてみることに。

きしむタイヤ、揺れる温泉タオル。

元○ーリング族の血が騒ぐゼ!

あ、心配する方がいるといけないので書いときますが、なにかあれば回避できる速度しか出してませんので。

後の車のヘッドライトが見えている時間がどんどん短くなっていき、やがて完全に見えなくなりました。

きっと免許取り立ての直線番長だったに違いない。

いえ、途中で止まったか、曲がったかもしれないのですけど。

その後コストさんに高知のおススメ料理をメールで教えてもらいつつ進みました。

 

ということで、高知空港の37km手前にある、道の駅「土佐和紙工芸村」着。

24:00 寝。

 

(続きます)


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中国、四国・1 [■旅行記]


Ⓐ自宅→Ⓑ菩提寺PA(車中泊)→ⓒ邑久滑空場→Ⓓ岡山空港→Ⓔ広島空港→Ⓕ道の駅 来夢とごうち(車中泊)

 

1日目

仕事がサクサクと進み、まとまった休みが取れることに。

行き先の候補はいくつかあったのですが、

週間天気を確認して、中国、四国に行く事にしました。

 

15:15 すべての仕事が終了。

バタバタと準備をして、17:30 出発。

圏央道→中央道→名神と進み、

23:10 京都府の菩提寺PA到着。

ちゃんとカギを閉めて寝る。

今回の旅行では毎晩ちゃんと車のカギをかけて寝ました。

エッヘン。

 

2日目

5:55 起床。

6:10 出発。

岡山県で高速を下りて、邑久滑空場に向かいました。

やって来ました、おきゃーま。

ちょっと小雨が降ってましたが、じきに晴れ間が。

岡山は路面電車が走る町なんですね。

普段見ることがないので新鮮です。 

 

滑空場は位置を特定するのに苦労することが多いです。

自宅でネットを使って位置を確認するわけですが、まず情報量が非常に限られていますし、

現地に行ってみても、案内標識、関連施設も一切ないことがあります。

さらに滑空場があるのは大抵河川敷と相場が決まっていて、

河川敷は元々目印となるものが少ないです。

 

今回もまた事前に調べて、ここだと思っていた河川敷を探したのですが、見つかりません。

近くにいた年配の男性に尋ねてみると、

「それならあの水門の向こう側で、今車が3台走ってるでしょ。あのあたりから河川敷に下りられるよ」。

と親切に教えて頂きました。

独特の言葉とイントネーションに、遠くに来たんだと実感。

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9:20 岡山県邑久滑空場到着。

後から知ったのですが、この滑空場を見つけるのに手間取ったのには、

「滑空場は目立たない」という以外にも理由がありました。そのことは次の記事で書きます。

途中で給油し、次に向かいました。

11:40 岡山空港到着。

今回の旅行中、日中の気温が連日30℃を上回り、33℃とかの日もありました。

すんごい暑さ。頭が痛くてクラクラする~(@Д@)

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岡山空港前にある標識。

そこここにモモが描かれていました。 

日本語が一番下。

謙譲の精神なのでしょうか。

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駐車場前にあったダム湖?

ポコポコいってました。

14:40 岡山空港出発。

次の広島空港に向かいました。

岡山空港から広島空港までは約120キロあります。

高速道路は高い通行料金もさることながら

防音壁に囲まれていて、全国ドコを走ってもほとんど風景が変わらないですよね。

そんなわけで、現地ではできるだけ高速は使わない主義なのですが、

ここで下道を走ると、目的地に着いてもすぐに暗くなってしまいます。

暗くなると、建物内は撮影できますが、空港周辺を撮るには翌朝までここで足止め。

それよりは今日中に広島空港の見学を済ませてしまい、

暗くなったら、眠くなるまで次の空港に向かって移動した方が時間を有効に使えます。

そんなわけで、ここは高速を使うことに。

16:10 広島空港到着。

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R/W28エンド北側にある「県立中央森林公園展望台」。

見晴らし最高でした。 

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こちらは展望台の下にある「ピクニック広場」。

滑走路がすぐ側。

しかもタキシーウエイが滑走路のこちら側にあり、目の前をヒコーキがゆっくり進んでいきます。

視界を遮るものもなくこんなに間近に見る事ができるのは珍しいです。

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すんごい煙でてます。

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展望デッキから。

777の大きな背中。

夕食は空港のフードコートでカキカレー。

ここはお好み焼き、ラーメンなど、いろいろ好きなものを選べて面白かったです。

 

空港の見学を終えて地図を広げ、今後の予定を考えました。

今回の旅行は、出入りにお金がかかる四国を確実に制覇するのがメインで、

中国地方もできるだけ見て回ろうと考えてました。

四国を回るのは2日あれば大丈夫だとすると、あと1日、中国地方を回れます。

 

中国地方でまだ行っていないのは、

広島県の豊栄飛行場、島根県の出雲空港、隠岐空港、石見空港の4つなのですが、

出雲空港と隠岐空港は広島から行って帰ってくると、1日ではシンドイのでパス。

これから眠くなるまでの間に移動時間が大目に残っているので、島根県の石見空港に向かうことにしました。

18:50 広島空港出発。

しばらく国道2号線を走ったのですが、広島ってすごく栄えてるんですね。

延々渋滞が続き、市街地を抜けるのにものすごく時間がかかりました。

広島空港から石見空港までは200km弱なので、今日中につけるかもな~。と考えていたのですが、甘かったです。

こりゃ、今日中なんてとても無理。

 

実は明日の朝、石見空港を見学した後、再び広島県に戻って豊栄飛行場に行くつもりなのですが、 

時間が余るはずなので、その前に呉市のてつのくじら館に行こうかと考えてました。

しかし広島市街地の渋滞がここまでとはまったくの計算外。

てつのくじら館は今回は難しいかな~。

マツダ本社近くを通過。

走っている車も、デミオとか、RX‐7/8が目に付きます。

走行中、カメラ用バッテリーと携帯の充電。

夜になっても涼しくならず、エアコンつけっぱなし。

是非風呂に入らねば、と銭湯を探しながら走ったのですが、見つかりません。

市街地を抜け、日本海側に抜ける道に入ると、一転して山間道路。

やっと距離が稼げるゼ! と思ったのですが、猛烈に睡魔が襲って来ました。

結局風呂を見つけることができないまま、石見空港の手前75kmの 来夢とごうち道の駅へ。

広島空港から3時間半、ひたすら走り続けて、125キロしか進めませんでした。

道の駅の地図を見ると、温泉のマークがあったのですが、パトラッシュ 僕、もう疲れたよ…。

22:20 寝。

 

(続きます)


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北海道・9 [■旅行記]

6日目

 

4時頃、船底から響く「カツーン、カツーン」という音で目を覚ます。

そういえば、行きの船でも入港の朝にこういう音がしてました。

車両を固定するワイヤーを外しているのでしょうか?

まだ眠いですが、日の出を撮りにデッキへ。

…と思ったら、依然強風で閉鎖中でした。

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日の出。

窓は水滴だらけでこんなです。

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んー。残念。

…と思っていたら、さっきから数人の人たちが、レストランに入って行きます。

こんな早朝に営業してないはずなのに??

と思ってオイラも行ってみると、レストランのところから後部甲板に出ることが出来ました。

そういえば、強風で閉鎖するけど、レストランがなんとかとか言ってたかも。

人の話はちゃんと聞きなさい! _| ̄|○ il||li

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ということで甲板から。

やっぱり波飛沫のついた窓越しとは違いますね。

もしかしたら、昨日撮った島の写真も、レストランのところから出て撮れたかも^^;

すごいカメラを持った人が、日の出を撮り終えて満足げに戻って行きました。

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撮り終えてもう一眠りしようと案内所の前を通りかかったら、

コーヒーのいい香り。

「入港1時間前から1杯200円でコーヒーサービス」でした。 

いい香りだけいただきました。 

自分のベッドに戻り、二度寝。

2等より2等寝台の方がエンジンの振動が小さい気がします。 

 

「新潟西港到着は 予定通り6時」とアナウンス。

5時過ぎからわずかですが、ゴロゴロという音と振動が始まりました。

接岸作業が始まっているようです。

5:30 車両甲板へ案内のアナウンス。

荷物をまとめて車両甲板へ。

ところでチケットは乗船時に少しちぎられ、

目的地到着後、車両甲板に下りる前に案内所のところでまた少しちぎられます。

2度もちぎられ、すっかり小さくなったチケットを手に車に向かいました。

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みなさん一斉に自分の車に向かっているところ。 

夏休みになると、きっとこの真ん中の列もギッシリなんでしょうね。

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上の写真、突き当りを左折してスロープを下りて下船するようになっています。 

突き当たりのところで待機するライダーたちが見守る中、車が先に下船。

車両甲板とスロープの継ぎ目の所で係員が車の下側を注意深く見てました。

こすらないか見てるんでしょうか??

5:55 下船。

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今乗って来た船。

4時間半後には再び小樽に向け出港です。

忙し~。

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写真を撮って、新潟空港近くのたわらやで弁当を購入し、下道で自宅に向かいました。

新潟市内を抜けるまですごい渋滞でした。

そういえば北海道では渋滞らしい渋滞一度もなかったな。

今日は月曜日。

土日にお客さんから会社に何か連絡が入ってれば、朝の9時頃携帯に連絡が入ります。

急ぎの用があれば高速に乗るつもりだったのですが、連絡は特になし。

そのまま下道を走り続け、事務所に寄って自宅に戻ったのでした。


 

北端は旭川付近まで行ったので、次回旭川から再開します。

道北エリアの空港は、稚内、礼文、利尻の3ヵ所のみ。

道央、道東エリアに飛行場が固まっています。

次はまた来年の6月かな。

走行距離:1,902km
燃費:23.5km/ℓ 

以上、長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

(おわり)


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北海道・8 [■旅行記]


Ⓐ道の駅 スペース・アップルよいち→Ⓑアップルポート余市→ⓒ小樽港 →新潟港へ

「北海道・7」をアップしてから3週間以上間が空いてしまいましたが、

午前0:30にヘロヘロになって余市の道の駅に着いて、即寝た。

というのが前回まででした。

 

5日目

5時に起きるつもりだったのに、目が覚めたら6時でした。

しかも、自分が北海道に来ていることを完全に忘れ、「…アレ? なんでベッドが狭いの??」とか考えてしまいました。

本日10:30のフェリーで新潟に戻ります。

1時間前には乗船手続きを済ませなくてはいけませんから、自由に動ける時間はあと3時間ちょい。

しかし出港前にもう1ヵ所だけ行っておきたい飛行場が残ってますのだ。

ここ余市はフェリーの出る小樽の隣町なのですが、「アップルポート余市」という農道空港があります。

実は北海道に到着した日、余市を通過しています。

時間に余裕があれば、その時に立ち寄って見学したかったのですが、

急いで奥尻行きの港に向かわねばならなかったため、スルーしてたのです。

それで本州に戻る当日の朝、フェリーに乗る前にこの飛行場を見学しようと計画していたのでした。

急いで支度して飛行場へ。

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農道空港に到着したのですが、「工事中」になっていて入れません。

合法的に滑走路を眺めるポイントはないか探して一周したのですが、結局ダメでした。

後日談なのですが。

自宅に戻ってからこの農道空港に直接電話をかけてみたのですが、出ません。

それで、この空港を管轄する余市町商工観光課に電話してみました。 

「サミット関連で道警に貸し出ししているので、7月いっぱいは使えませんが、

その後は通常通りイベント等で利用できるようになりますよ」

と親切に教えて頂きました。

こんなところまでサミットの影響を受けるとは…。

飛行場周辺をうろついて後、小樽港へ。

せっかく北海道に来ているというのに、ここまで

カロリーメイトとか、コンビニノリ弁とかばっかしでロクな食事をしていません。

今回は特にカロリーメイト率が高く、平均すると毎日1食はカロリーメイトでした。

大塚製薬の社員さんでも普段はここまで食べますまい。

いえ、別にカロリーメイトが死ぬほど好きとかそういう訳じゃないんです。

なんでこういう食生活になるのかといいますとですね、

できるだけ節約したい、時間が惜しいということもあるのですが、

旅行から戻ると、必ず家族から「何食べた?」とチェックが入るんですよ。

1人であちこちフラフラ出歩いているだけで大ヒンシュクなのに、

その上何か美味しいご馳走を食べたなんて答えた日にゃ、

「ずるいー(非難)」とか、「いいご身分ですこと(冷笑)」とか、チクチク言われてしまうのです。 

だもんで、「今回も特にご馳走は食べてません。あ、あの、コレお土産でス…」

と、キチンと報告するためなのです。

家族に理解者が1人もいないと、異端扱いで、気を遣います。

 

それでも最後に一食くらいは美味しいものを食べてもいいだろう。

小樽だと、塩ラーメンとか、海鮮丼とかかな。

そう考え、港周辺を走り回ったのですが、まだ朝の9時前で、残念ながら開いている店を発見できず。

北海道最後の食事は、やっぱり某コンビニのノリ弁なのでした。

ああああ、ノリ弁美味しい!(血涙)。

家族の高笑いが聞こえてくるようです。(;´Д⊂)

 

フェリーターミナルに行き、係員の誘導に従って乗船車置き場の列に車を止めました。

「乗船時間までに戻ってくれば、車を離れても大丈夫ですよ」と言われました。

まずは車内の整理。

乗船し客室に上がると、原則として翌朝新潟に入港するまで車には戻れないため、

客室に持って行くものを取り分けます。

出港までまだ時間があるので周辺の撮影。

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新日本海フェリー小樽港ターミナル。

立派な建物ですね。流石本店。

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ターミナルとフェリー。

フェリーでかっ!

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ここから車両甲板に乗り入れます。

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ターミナル内に新造船「はまなす」の模型が。

独特の電動ポッド型推進器。これ見たかったんです。

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ターミナル内をうろついていると、公衆電話を使っている女性がいて、

聞くとはなしに聞こえてしまったのですが、

予約していた交通機関に大地震の影響がないかどうか、確認してました。

大地震のせいで、震源地近くにいるわけでなくても、

あちこちでこういう心配をする方がいらっしゃるんでしょうね。 

 

港周辺の撮影をし、妹から仰せつかったブツを買っていると、もう乗船の時間。

船内に入り、誘導に従って車を止めると、係員が早足に横を通り過ぎながら、

「サイドブレーキしっかりかけて下さい」と言って回ってます。

言われたとおりサイドブレーキを掛けて、デイバッグを持って客室に上がろうとしたら、

後ろから「スミマセン」と声が。

振り返ると、オイラのすぐ後ろに車を止めた白人男性でした。

近寄ると、「サイドブレーキ?」と言われました。

多分係員の声が早くて、掛けるのか、掛けないのか聞き取れなかったのです。

一瞬、英語でなんて言うんだろうかと思ったのですが、分からなかったので、

流暢な日本語で「サイドブレーキ、掛ける」と手振り付きで言うと、「カケル。サンキュー」と笑顔で言われました。

通じてよかった~。

こういう時、英語では何と言えばいいんでしょう?

「サイドブレーキ オン」とか?

 

ところで、帰りの船は2等ではなく、2等寝台です。

船内の案内所にチケットを提出すると、部屋の割り振りを教えてもらえるようになってました。

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オイラが割り当てられたベッド(下段)。 

往復利用の場合往復割引があり、復路の運賃が1割引になるのですが、

往復共に2等予約の場合、ドライバーにはいずれの割引も適用されないことになっています。

なので、復路は2等寝台にして往復割引を使った方が安くなるのです。

一室にこういうベッドが幾つか並んでいるのですが、

オイラが割り振られた部屋は、他に1人入っただけでした。

得意のパーティージョークでも披露して打ち解けようかと思ったのですが、

ずっとカーテンを閉め切っていたので、結局最後まで顔を見ることもありませんでした。

ああ残念。

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後部甲板

もう1隻フェリーが停泊できるようになってます。

旅客ターミナルから徒歩で乗船する客用に、空中通路が続いてます。

流石北国ですね。 

それとも保安上の理由なのでしょうか。

出港まではまだ少し時間があります。 

甲板でウロウロしていると、「入浴の準備ができています」とアナウンスが入りました。

行ってみると、浴場には「利用時間:乗船時~22:00」と書かれていて、

既に5~6人が湯船に入っていました。早っ!

体を洗っていると、みんな次々上がっていき、オイラ独りだけに。

貸切の湯船につかりました。

っか~~~~~~! 気持ちい~~~~~!

出港は湯船の中で迎えました。

風呂から上がってすぐにカメラを持って甲板へ。

(服はちゃんと着てますよ)

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さようなら北海道。

また来るよ。

 

ベッドで寝っ転がって記録をつけ、地図で改めて走った道を眺めてみました。

意外と道央まで行ってた!

今回、旭川の少し先まで行ったのですが、

余市の道の駅まで約200kmでした。

ということは、次回小樽に午前4:30に着いて、すぐ移動すると、

9時には旭川空港に着けるはず。

 

ところで、自分のベッドで寝た状態から頭を起こした時、

照明の角の尖っている部分に派手にアタマぶつけました。

すごい音が。

痛みより出血が心配で、すぐぶつけた部分をさわったら、手にちょっと血がついた程度だったので、ホッと一安心。

アタマは、ちょっとの怪我でも冗談のように血が出るので要注意です。

こんな出先でドバドバ出たら大事ですよ。

ヨカッタ~。

しかし、アタマぶつけて血を出すなんて、何年ぶりだろう…。

昼食はカロリーメイト。

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「強風のため閉鎖」とアナウンス。

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あの青さがウソのようです。

揺れるかな、と思ったのですが、結局ほとんど揺れませんでした。

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行きの船でもそうだったのですが、ここでぼーっと海を眺めたり、

本を読んだりして随分長居しました。

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夕食は700円のうどん。

映画を3本見て、21:30寝。

 

(続きます)


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北海道・7 [■旅行記]


Ⓐ丘珠空港→Ⓑ北大夕張滑空場→ⓒ新篠津滑空場→Ⓓスカイポート美唄→Ⓔ滝川スカイパーク→Ⓕ深川滑空場→Ⓖ当麻滑空場→Ⓗ道の駅 スペース・アップルよいち(車中泊)

ということで丘珠空港を後にして、昼から移動開始。

明日の朝には小樽からフェリーに乗って新潟に戻ります。

これから飛行場が撮影可能な明るさが残る6時間が、北海道で残された最後の見学タイムです。

(本当は明日の朝、フェリーに乗る前に近場で1つ飛行場を見る予定だけど)

 

アバウトな説明で恐縮ですが、札幌から旭川まで国道12号で北上できるのですが、

この12号に沿って石狩川が蛇行しています。

そしてこの石狩川の河川敷とその周辺には滑空場、農道空港が点在しています。

土地勘もないですし、6時間で何箇所回れるのか見当もつきませんが、

とにかく行けるだけ行ってみて、その後Uターンして小樽港に向かうことに。 

 

ということで1ヵ所目、丘珠空港から程近い、江別市の夕張川沿いにある北大夕張川滑空場に向かいました。

地元FMで、「今日は札幌祭り開催」と言ってたのですが、進路上にその祭があるのかないのか分かりません。

ともかくまったく混まずに到着。

ところが、河川敷には平坦で細長い、いかにもという場所があるにはあるのですが、

草ボーボーで、滑空場によくある看板、標識、小屋も発見出来ず。

土手の上を車で行ったり来たりして探したのですが、どうしても滑空場らしきものは発見できませんでした。

仕方なく、(???)と思いながら、次に向かいました。

(この滑空場の顛末は次の記事で書きます)

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そして30分後に到着したのがこの場所なのですが…。

画面左側はずっとゴルフ場です。

そして手前側、この写真ではなんとなく滑空場っぽく見えるかもしれませんが、

なだらかなスロープになっていて、とてもグライダーが着陸できそうにありません。

舗装道路に沿ってウロウロしてみたのですが、

滑空場は発見できず。

二連敗です。

次、いってみよー(;´Д⊂)

後でいろいろと調べてみたのですが、どこをどう勘違いしたのか、

ここは滑空場ではないようでした_| ̄|○ il||li

 

どうなるかと思ったのですが、その後は、新篠津滑空場、美唄農道離着陸場(スカイポート美唄)、

滝川スカイパーク、深川滑空場、当麻滑空場と見学することができました。

北海道に入ってから、お天気になかなか恵まれずにいたのですが、

美唄農道離着陸場のあたりから、少しずつ青空がのぞくようになってきました。

当麻滑空場周辺に到着した時には、既に日が傾き、撮影できるギリギリになっていたのですが、

事前に調べて地図にマーキングした場所に滑空場発見できず。

車を降り、焦って付近を探し回ったのですが、やっぱりありません。

と、水田で作業しているおじいさんの姿を見つけ、尋ねてみることに。

滑空場は、オイラが考えていた場所よりも、大分川の上流でした。

行き方を親切に教えてもらい、お礼を伝えたのですが、「ハア、ご苦労様です」と言われてしまいました。

おじいさん、ゴメン。ただの道楽ですから…。

おじいさんのおかげでなんとか明るい内に撮影終了。

実はすぐ近くに「愛別飛行場」もあるのですが、もう暗いのでそこは次回のお楽しみ。

お空がいい感じになってきたので、滑空上の土手の所からお空の撮影をしてから引き上げることにしました。

日が落ちた途端急激に気温が下がり、風も強くなってきて(まさか使うことはなかろう)

と思いながらシャレで持って来た長袖とウインドブレーカーを着て、震えながらの撮影でした。

ラジオで、「明日は所により霜注意報」と言っていたのですが、納得の寒さでした。

6月中旬、全国的に梅雨のお天気だというのに、こちらは霜ですよ。

やっぱり北海道は違う!

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最後の1枚だけ、滑空場から国道に出たところで撮りました。

19:00 一路小樽港へ。

ここから小樽までは約200キロ。

途中、休憩で某コンビニに入ったのですが、隣にテントが張ってあり、ユニフォームを着た人たちが。

聞いてみると、滝川-美瑛を往復する100キロを30時間で歩くというイベントの

スタッふ~~の方たちでした。

本州からのエントリーもあり、300~400人規模のイベントなんだそうです。

30時間以内にゴールするには、寝ている暇はないそうです。

すごいなー。

そういえば、道沿いにチラホラと、反射テープ?をタスキ掛けした人たちが歩いてました。

 

途中、カロリーメイト夕食。

睡魔が襲ってきたので、仮眠をとりつつのゆっくり走行になりました。

途中、どこかに道の駅があったら寝てしまおうと思ったのですが、生憎周囲に道の駅はなし。

結局、小樽港を通り越し、隣町のスペースアップル余市という道の駅に辿り着いたのが、0:30。

普段から極力日付が変わる前に寝るようにしているのですが…。

まあ、明日の朝、フェリーに乗る前に寄ろうと考えていたのが、この余市の飛行場なのでちょうどいいや。

即寝ました。

 

(続きます)


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北海道・6 [■旅行記]


Ⓐ道の駅サーモンパーク千歳→Ⓑ新千歳空港→ⓒ丘珠空港

4日目

5:10 起床。

道内をフルに動いて回れるのは今日まで。

明日の小樽発10:30の船で帰るまで、もう残されている時間は少ない。

奥尻島で会社から電話が来て、仕事の電話をたくさんしたことを書きましたが、

実はその後もちょこちょこ会社から電話が入ってました。

用件は何れも簡単な確認や問い合わせだったのですが、会社から電話が入るたびにドキッとします。

でも今日は土曜日。

オイラの会社は土日は休業。

月曜の朝まで会社から電話は入らないので、とりあえず今日明日は安心です。

 

昨日目をつけておいたポイントに向かうことに。

途中、愛知ナンバーの機動隊の車の後ろに付きました。

車は愛知県警が実施している検問ポイントで停止。

メンバーチェンジなのでしょうか??

新千歳空港沿いに走る国道36号からひょいっと入れる一本道があり、R/W19Lエンド付近に近づけるその場所は、

まるで伊丹空港の千里川の有名ポイントのような大迫力のシーンが撮れるのだそうです。

国道から目当ての道に折れ、いよいよポイントに進もうとすると、そこには機動隊の車が!

急停止してUターンし、国道に戻りました。

他にも空港外周に行ってみたい撮影ポイントが幾つかあったのですが、こうも警備レベルが高いとなると、

空港周辺で人気のないところをウロウロするのはまずかろうと、

今回は諦めて、大人しく展望デッキからの撮影に留めることに。

ということで、空港の駐車場に向かいました。

空港駐車場手前にも検問所があって、昨日も一度スルーしたのですが、

なぜか今回通ったら、止められてしまいました…。

誘導に従って停止。

関東の某県警でした。

他に止められている車はなく、オイラ1人を4人の警官が取り囲み、いろいろ尋ねられました。

「免許証みせてもらえますか」。

「はい」

「すみません、車内見せてもらえますか」。

後のドアを開けて中を見せる。

「布団と、荷物です」。と紹介。

「え? 車の中で寝るんですか? 寒くないですか?」

若い警察の方から尋ねられました。

「布団かぶれば、全然寒くないですよ」。

「どういった目的で来られましたか」。

「趣味であちこちの飛行場を回ってます」。

「ちょっとバッグの中も見せてもらえますか」。

(ちゃんと整理整頓した後でヨカッタ~)

「はい。着替えと、飲み物と、お土産です」。と紹介。

「(さっき寒くないかと尋ねた警官)本当に布団だけで寒くないんですか?」

「ええ。寒くないです」。

「…はい、結構です。いつからいつまで滞在の予定ですか」。

「木曜日の朝小樽に着いて、それからあちこちの飛行場を回って、

明日の朝また小樽から船に乗って帰ります。

「我々も○○県からだけど、大洗からフェリーで来たんですよ。

サミット関係の警備で、他県ナンバーだったもんでね」。

「サミットはまだ1ヵ月先なのに、もう検問するんですねー」。

「警戒を強めているという姿勢を見せないとね」。

オイラの免許証の照会がまだ終わらないらしく、会話が続く。

「北海道には飛行場はどれくらいあるんですか」。

「民間機が発着する空港が11。小さな滑空場も含めると、約30です」。

「へー、そんなにあるんだー」。

(後でよく数えてみたら、空港は12でした。オイラ偽証罪? 逮捕?)

しかし北海道にいくつ空港があるかなんて、普通興味ないですよね。

免許証照会が済むまでの間をつなぐために気を遣ってるんだなぁ。

「(またさっきと同じ警官)本っっ当に寒くなかったですか」。

(Σ(゚Д゚;) エッ! またソコ?)

…なんでそこにそんなに食いつくのか意図がわからないです^^;

「他県ナンバーだから、ここに来るまでの間も何度か止められたでしょ?」

「いえ、検問所は何度か通りましたけど、止められたのは今回が初めてです」。

昨日の午後この検問所がスルーだったことは言わなかった。

「そう? でもこの後も間違いなく何度も止められるよ」。

「そうですかー。なんかエラい時に来ちゃいました。見学が済んだら、すぐ退散します」。

なぜかここで一同爆笑。

エエ! どこにそんな爆笑のツボが??

オイラそんなに面白い事言った??(゚Д゚;≡;゚Д゚)

免許を返してもらい、「気をつけて~」と車道に送り出してもらいました。

終始笑顔で和やかな雰囲気でした。

 

旅行を始めて4日目。

フェリーを降りる直前にご夫婦と会話した以外、

人との会話といえば、日に1,2度の買い物でお釣りを受け取る時に「すいませーん」という程度。

こんな状況でも、「人間と会話できる」ということが単純に嬉しいのでした。

いえ、別に1人であんなフィギアや、こんなフィギアと会話したりしてませんよ?

ていうか、そういうフィギアなんて持ってませんよ?

も~。

勝手にヘンな想像するのはやめてくださいよ。

 

本当は空港外周をウロウロして撮影するつもりで早目に空港に来たのですが、

それなしで駐車場に入ってしまったので、予定より随分早く来てしまいました。

今の時期、展望デッキのオープン時間は8:00~18:00なのです。

実は昨日、 「18:00まで」ということを知らずに30分遅れでデッキ入り口に行ってしまい、

警官に後をつけられたのでした。

 

デッキオープンまでまだ1時間以上あります。

車内で朝食を済ませることに。

昨日買った茹でトウモロコシをムシャムシャ。

柔らかくて甘くてうめー!

こんなお粥みたいに柔らかいトウモロコシ、初めて食べた。

その後ターミナル内でウロウロして、8時になったので展望デッキへ。

D20_0172.jpg

北海道らしいですね。

奥にも平行滑走路があるわけですが、

離陸着陸共に手前のR/W18Lを使用してました。

D20_0169.jpg

展望デッキでも数分おきに警官がウロウロ。 

耳に当ててるの、エアバンじゃないですよね。

D20_0176.jpg

給油車。

おなじみのエネオスカラーじゃないんですね。

D20_0196.jpg

着陸し、スポットに向かうお花ジャンボ(奥)を待たせ、離陸のため滑走路に向かうジャンボ(手前)

D20_0207.jpg

ということで展望デッキからの撮影を終え、次に向かうことに。

駐車場を出ました。

ガセを流してしまったらゴメンナサイなのですが、

駐車場の前、大規模工事中で土がむき出しになってたのですが、もしかして「翼の広場」は取り潰しなのでしょうか?

寄ってみたかったのですが…。

もしかして、ここが新国際線ターミナルなのでしょうか?

どなたかご存知の方、教えてください。

D20_0056.jpg

10時過ぎ、丘珠空港到着。

D20_0051.jpg

展望デッキ入口にあった、

花のボディペイントが塗り替えられてしまうことを惜しむ署名活動。

D20_0051a.jpg

「何でも一元化は無意味では?」

まったくその通り!

D20_0054.jpg

ここでこの日の朝発生した岩手宮城大地震のことを知りました。

驚いて画面を食い入るように見つめる人が多くいました。

この後は滑空場、農道離着陸場を幾つも回るつもりでした。

この手の飛行場周辺は店などない河川敷が多いです。

近くのコンビニで早めの昼食を済ませ、次に向かいました。

 

(続きます)


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北海道・5 [■旅行記]


Ⓐ道の駅 なとわ・えさん→Ⓑ函館空港→ⓒ鹿部飛行場→Ⓓ道の駅 とようら→Ⓔ白老滑空場→Ⓕ新千歳空港→Ⓖ道の駅サーモンパーク千歳(車中泊)

3日目

車の外版を叩く激しい雨音で目を覚ます。

ボーゼンとしながら手探りで枕元のメガネをかけ、携帯で時間を見ると、4:30。

道内の天気をチェックしてみたら、今日、明日共に道内全域 雨か、雨時々曇り…。

やっぱり日頃の行いが悪いせいでしょうか? つД`)・゚・。・゚゚・*:.。

出発前に確認した時は連日晴れベースだったので、今回の旅行中は毎日お天気に恵まれるのだと信じて疑わず、

すっかり安心してその後の天気チェックを怠ってました。

うーむ、どうしよう…。

旅行を楽しむのを阻む要因の上位には、体調不良、旅先でのトラブル、靴を片方なくす、などが挙げられますが、

オイラは空港の周辺をあちこち歩いてうろついて、空港とヒコーキをキレイに写真に収めたいのです。 

そんなですので、なんといっても天気が大きいです。

これが本州内ならば、2日間も雨では旅行を中止するところですが、

せっかく時間とお金をかけて車で北海道に来ているので、簡単に中止するわけにもいきません。

道内で晴れている所があれば、稚内でも根室でも移動するのですが、全域悪天候でそれもできず。

まだ奥尻空港1ヵ所しか見てません。

車をどこかに置いといて、ヒコーキで戻り、来週また来ようか、なんてことも思ったのですが、

仕事の予定があるので無理です。

(むむむ、困った…)

 

再び布団に潜って善後策を考えてみます。

…。

…。

Σ(゚Д゚;) はっ!

なんか寝てた!

時計を見ると、もう7時です。

イマイチ深刻な感じが伝わらないかもしれませんが、困りました。

本当に。

いつしか雨はやんでました。

いい考えは思いつきませんが、ともかく函館空港に行ってみることに。

出発の準備をしようとしたら…

げっ! 車のカギ開けっぱで一晩過ごしてました。

前回も初日は閉め忘れたので気をつけようと思ってたのに…。

(XДX)ダメダメジャン!

カロリーメイトの朝食。

D20_0092.jpg

函館空港であちこちウロウロし、最後にターミナル反対側にある「高松展望広場」にやってきました。

実は昨晩遅い時間に車中泊する場所を求めて空港周辺をさまよい、ここにも来たのでした。

夜は閉鎖されていたため、やむを得ず35km離れた道の駅に行ったのでした。

ジャンボが駐機してますね。

イカロス出版の「全国空港ウォッチングガイド」で、「函館空港随一の好スポット」と紹介されていたのですが、

確かにここはロケーション最高でした。   

 

ところで今後のことなのですが、道の駅を出発してからずっと曇りで、雨は降りませんでした。

一面雲に覆われているのですが、なんか空も一部明るくなってきたし、せっかくだから回れるだけ回ってみることに。

そんな訳で、このジャンボの離陸を撮ってから次の飛行場に行こう。

そう思ったのですが、オイラがここに来てから1時間以上経過しているのに、なかなか動く気配がありません。 

トーイングカーはセットされてるし、ボーディングブリッジもつながってるし、APUの音も聞こえてくるし、

整備の人が周りで動き回ってるし、そのうち離陸するはずなのですが…。

ここで待っている時にコストさんからメールが。

D20_0099.jpg

よく見たら、ご覧の通りで第四エンジンのカバーを開けて何かやっています。

時折どす黒い雲が流れてきて、強めの雨が降って来るので、一時車に避難。

D20_0100.jpg

それからしばらくして、エンジンカバーは閉じられ、ボーディングブリッジも外されました。

プッシュバック開始。

D20_0109.jpg

離陸開始直前にほんの少し日が射してきました。

D20_0124.jpg

ということで無事にジャンボの離陸を見届け、11時過ぎ 函館空港を後にしました。

次に向かったのは、 函館空港から程近い鹿部町の鹿部飛行場。 

途中、コンビニ弁当の昼食。

12:30 鹿部飛行場に到着したのですが…。

ここは「トヨタ系の飛行場」ということは調べて知っていたのですが、モロにトヨタの飛行場でした。

周囲は柵に囲まれ、正門から滑走路を窺うことはできません。

見学の許可を求めようかとも思ったのですが、オイラの車はホンダ。

このまま敷地に入ったら石をぶつけられるかもしれません。 

仕方がないので、外周を周って滑走路が見えるポイントがないか探すことに。

D20_0139.jpg

小雨の降り続く中、 少し走ると、飛行場の敷地に沿った道発見!

D20_0137.jpg

多分ここが滑走路の端っこの部分だと思うのですが、滑走路面は盛土して目線よりはるかに高く、

飛行場に近づく唯一のこの小道もこの先あらぬ方向に曲がってしまうしで、

結局滑走路を見ることはできませんでした。

むむむ、トヨタめー。

オイラがフィットを買ったからこんな嫌がらせをしたに違いない(違)。 

残念ですが、次に向かうことに。

途中、本格的な土砂降りに。

 

途中、道の駅 とようらでトイレ休憩。 

店内には地元野菜、手作りパン、アイスクリームなど売ってました。

ボクシングの内藤選手はこちらのご出身なんですね。

関連グッズ、新聞の切抜きなどが展示されてました。

茹でたトウモロコシの真空パックを購入。 

洞爺湖って、このすぐ近くなんですね。

「洞爺湖○km」という標識があったので、サミットで使用されるホテルと一緒に見てみたいところですが、

土砂降りなのでその気になれず。

洞爺湖を通過し、ひたすら次の目的地に向かいました。

D20_0144.jpg

16:40 白老町にある、白老滑空場到着。

土砂降りが続くなら、止むまで待とうと考えていたのですが、滑空場に近づくにつれて小雨になってきました。

ここは滑走路が丸見えでとても開放的です。

建物があるのでまずは撮影の許可をもらおうとしたのですが、

不在のようだったので、勝手に写真だけ撮らせていただきました。

 

18:30 新千歳空港到着。 

空港周辺あちこちで検問をしてました。

既に薄暗くなっているので、空港周辺の撮影は明日やることにして、ターミナル内の撮影をすることに。

ターミナル内も栃木県警とか、警官がウロウロ。

1階の出入り口1つ1つに警官が立っていました。

洞爺湖サミットはまだ1ヵ月も先なのに、もう警戒態勢を強めてるのでしょうか。

D20_0152.jpg 

飛行機関連商品の専門店”Flyers”

オイラの知る限り、空港でこれだけヒコーキグッズが充実している店は初めてでした。

いえ、空港以外でもこれだけグッズが充実している店はそうそうお目にかかりません。

以前から欲しかったF‐4、F‐15のタービンブレードキーホルダーも売ってました。

明日は早朝から動くつもりなので、早めに寝ることに。

新千歳空港の駐車場は、8時間~24時間までは1,200円なので、

このまま駐車場内で車中泊しようかとも思ったのですが、場内は照明が煌々と灯り、死角がありません。

そして駐車場内にも機動隊の車が入っていて警備を行っています。

面倒を避けるため最寄の道の駅に移動することに。

夕食はカロリーメイト。

カーナビでは数十キロ先にしか道の駅はなかったのですが、

たまたま空港のすぐ近くに道の駅の標識発見。そちらに行きました。

サーモンパーク千歳到着。

21:17 寝。

 

(続きます)


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北海道・4 [■旅行記]


Ⓐ奥尻港→奥尻空港→Ⓐ奥尻港→Ⓑ江差港→ⓒ摩周丸→Ⓓ函館山→Ⓔ道の駅 なとわ・えさん(車中泊)

ということで11:05 奥尻港到着。

函館空港からのヒコーキが到着するまであと35分しかないので、すぐ空港に向かいました。

タクシーでも30分かかるので、時間の余裕はまったくありません。

…と思ったら、またしても会社から電話が!

エーイ! こっちは急いでるのに!![むかっ(怒り)](逆ギレ)

なんとかヒコーキの到着に間に合い、撮影開始。

D20_0111.jpg

函館空港から飛んで来たサーブ340B/北海道エアシステム HAC2891便

D20_0146.jpg

 「草原の向こうにヒコーキ」という絵が欲しくてわざわざしゃがんで撮ったのですが…。

茎がたくさん映り込んで大失敗。とほほ…。

ヒコーキが再び函館に戻るまでの25分間も延々仕事の電話。

離陸の様子は展望デッキから撮ろうと、移動。

D20_0155.jpg

写りが悪くて申し訳ないのですが、

このドアのとこの絵は、北海道エアシステム 設立10周年記念の特別マーキング

「釧路タンチョウ」だそうです。

(ちなみに反対側には洞爺湖サミットのマーキングがありました)

このJA03HC号機の「釧路タンチョウ」は、2007年11月~2008年7月末までの期間限定。

HACは同型機を全部で3機保有しており、 このタンチョウの他はそれぞれ

JA01HC:旭川シロクマ
JA02HC:奥尻ウニ

がマーキングされているのだそうです。

欲を言えばここは奥尻ですから、絵的には「奥尻ウニ」が撮りたかったです。

おっと、そろそろタンチョウ号の離陸の時間がきたようです(わざとらしい)。

D20_0160.jpg

たきしんぐぅ~~

D20_0186.jpg

HAC2890便として再び函館に戻って行きました。

D20_0005.jpg

空港の目の前はこんな感じ。

…オイラの写真ではイマイチ伝わりませんが、北海道だな~という感じでした。

途中、商店でアンパンの昼食。

奥尻島は大地震による高さ30mの津波被害があったわけですが、

再び津波が来た時、沿岸付近の住民がすばやく避難できる空中退避場や、

空港の近くに「奥尻島津波館」というものもあり、空港周辺をうろつき回った後、見て来ました。

14:00に港へ。

D20_0032.jpg

フェリーの入港に合わせて宅○便のトラックがやって来ました。

地元特産のうにを全国にクールにお届けするんでしょうか。

(佐○急便のトラックも来てました)

江差行きのフェリーはこれまでの経験をふまえ、スムーズに乗り降りしましたよ^^;

でもアクシデントがないと、書く事がなくなるんだよなぁ。

18:00 江差港到着。

明日の朝一番で函館空港を見学するため、函館へ向かいました。

途中、夕食、銭湯、給油を済ませ、20時過ぎに函館市街地に着きました。

函館は路面電車が走ってるんですね。

路面電車用の信号、教習所で習ったはずなんですが、完全に忘れてて、

信号待ちで先頭になった時、ドキドキしました。

 

有名な函館の夜景を眺めようと函館山に向かったのですが、山頂に向かう道の手前で止められました。

聞けば、函館山は17~22時までマイカー規制だそうです。

「あと1時間半か…」

地図を見ると、近くに「摩周丸」というのがあったので、そちらに行ってみることに。

D20_0045.jpg

「摩周丸」

ファンネルマークが懐かしいですね。

岸壁と摩周丸の隙間から夜釣りを楽しんでいる人が何人もいました。

 

初めてニコンD50を買った時、サービスで三脚をもらったのですが、今回初めて三脚をセットして撮りました。

なんか三脚の足を伸ばして、あちこちひねったりしてると、「写真撮ってる」って感じですね。

1秒以上の露光時間で撮るのも初めてでした。

1枚撮ってはモニターで確認して徐々に露光時間を伸ばしていき、最後は30秒位に。

普段はヒコーキを1/*00秒とかで撮っているので、こんなに露光時間を長くしたら、

明るい部分がとんでもない白トビを起こすんじゃないかと思っていたのですが、そんなことないんですね。

試行錯誤を繰り返して何枚も撮り、時計を見るともう22時過ぎ。再び函館山に向かいました。

 

山頂の駐車場は大混雑。

9割は若いカップルだったんじゃないでしょうか^^;

三脚を据え、露光時間を25~30秒位にして撮ってたのですが、

露光中ボーッとしてたら暇だと思われたのか(まあ、暇なんですけど)、1組のカップルから撮影を頼まれました。

撮ってコンデジをカップルに渡すと、男性の方は「ありがとうございました~」と言ったのですが、

女性の方から「もうちょっと夜景がキレイに映りませんかね」と。

そもそもオイラのテクで、夜景と人物をキレイに両立させるのは難しいわけなのですが、

カップルの女性が、「アタシたちの顔が暗い」とか、「夜景が見えてない」とか、

一切妥協を許しません。

(手持ちのコンデジじゃ、難しいっちゅーに…)

あーでもない、こーでもないといろいろ設定を変えて撮り、

やっとカップル(の女性の)お眼鏡にかなう写真が撮れて、無事開放されました。

はー。やれやれ。と思ったら、いつの間にかオイラの後ろには順番待ちのカップルの列が!Σ(゚Д゚;)

自分のカメラより他人のシャッターをいっぱい押しました。

みんな幸せになるがいいさ。

D20_0049.jpg

オイラのテクではこれが精一杯。

「世界三大夜景の1つ」、「百万ドルの夜景」と言われていますが、

この「百万ドル」とは、その夜景の素晴らしさを金額に例えたのではなく、 

照明の電気代の合計のことなんだそうですね。

なんだか夢もロマンもないような気がしますが、本当なのかしらん。

電気代が5%上がったら、「105万ドルの夜景」になったりするの??

カップルだらけの函館山を後にして道の駅へ。

昨日の朝自宅を出て、2日目でやっと1つだけ空港を見ることができました。

24:00 函館空港を35キロ通り越した道の駅なとわ・えさんで車中泊。

布団に潜り込むと波の音が聞こえるのでした。

 

(続きます)


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