沖縄旅行・7 日本最南端の碑 [■旅行記]
Ⓐ波照間空港→Ⓑ星空観測タワー→ⓒ日本最南端の碑→Ⓓぺムチ浜→???
10:36 石垣に戻るアイランダーを見送り、最南端の碑まで歩いて移動開始。
昨日は自転車を漕ぎ始めた途端に足の疲労を感じたのですが、徒歩だと結構普通に歩けました。
今日はうす曇ですが暑いです。
この島も標識はほとんどなく、一本道がどこまでも続くという感じでした。
自転車、スクーターに乗った観光客に時々すれ違いましたが、歩いて移動している人には会いませんでした。
実のなる街路樹
海の見える原っぱにヤギさんがいました。
お父さんヤギさえつないでおけば、家族は側から離れないのだそうです。
11:00 星空観測タワー到着。
この島の上空はジェット気流が通っていないのだそうで、星がまたたかないのだそうです。
一切邪魔な光がなく、水平線まで恐ろしいほどの星が見え、最高の環境なのだとか。
2006年9月、沖縄でも史上まれにみる規模の台風13号が波照間島を直撃。
観測ドームが破損してしまい、現在資料室のみの営業が続いています。
11:23 日本最南端到着。
旅館のマイクロバス、スクーター、自転車で入れ替わり立ち代り観光客が来てました。
多分ここが本当の最南端。
ベンチに腰を下ろし、お客さんに1本電話。
な、なんつー違和感…。
見にくいですが、沖縄復帰の際、全国の青年が各県の石を持ち寄った記念碑。
長いヘビを模った中に、全国の石がはめ込まれています。
関東各県の石。
埼玉県の石もちゃんとありました。
オイラが見ても全然分かりませんが、埼玉のどこから拾ってきた石なんでしょう?
もしもオイラが「これぞ埼玉!という石を拾って来い」と言われたら…
秩父連山の石、長瀞の石。思いつくのはこんなところでしょうか。
12:00 地図を見ると、この先にぺムチ浜という浜があるので、行ってみることにしました。
本当はお昼ご飯の時間で、ビーチに行っている場合ではないのですが、
空港からここまで店はおろか自販機も一切なく、
(最南端の碑には何かあるだろう)というアテも思いっきり外れたのでした。
地図で見ると、ぺムチ浜から内陸に向かう道が何本かあり、その道を進むと島の中心部に行けるのです。
食事はそこまでお預け。
しばらくてくてく歩きましたが、どこまで行っても一本道が続くだけです。
道の左手に浜が現れるはずなのですが、何の標識もありません。
海岸に沿って歩いているのですが、亜熱帯地方特有の濃いィ植物がまるで壁のように繁茂し、
海はまったく見えません。
(おかしい…通り過ぎたか?)出発してから30分が経過し、そんな考えに支配され始めた頃、
フト緑の壁が途切れ、海の方向に獣道が伸びています。
標識はまったくありません。
先がどうなっているのかまったく分かりませんが、ともかく行ってみることにしました。
まるでジャングルのように薄暗い細道を進んでいくと、「潮流が早いため、遊泳禁止」の看板が立っていました。
更に進んだ先にパッと視界が開けました。
12:30 砂浜到着。
何の標識もありませんが、地形を地図と照らし合わせ、多分ここがぺムチ浜だろう、ということにしました。
浜に出る小路はバイクどころか自転車でも気がつかなかったと思います。
潮流が危険なので、観光客には知られたくなくてワザと分かりにくくしているのかもしれません。
もう腹ペコでクタクタ。
ここで小休止することに。
浜辺の岩に腰かけ、カバンから水と、非常用のカロリーメイトを出しました。
あんまりガッついて食べたので、カバンがすっかりカロリーメイトの粉だらけになってしまった
のではありません。浜の砂です。
これは浜のゴミ。
12:46 島の中心部に向け出発。
昨日南北大東島を自転車で回った時には、
500ミリのペットボトルを2本、自転車のカゴに入れて動いていたのですが、
今日は徒歩なので極力荷物を軽くするため、朝ホテルで詰めた洗面所水を1本しか持って来ませんでした。
そしてそれもここですべて飲み干してしまいました。
地図を確認し、「この道だ!」と信ずる道を内陸に進んでいったのですが、
途中、どうも地図と実際が食い違い始めました。
仕事柄、地図を見間違えたというだけでもオイラにとっては忌々しき事態です。
そもそもあの砂浜も、オイラが勝手にぺムチ浜だと思い込んでいるだけで、違ったのかもしれません。
周囲に基準となるランドマークは見当たらず、お昼時ということもあるのか、もう1時間以上人に会っていません。
空港を出発してからここまで2時間半。
ヒコーキの時間まで3時間を切りました。
空港周辺の撮影、手続きのことを考えると、あと2時間で空港に着かなければなりません。
ちょっとプチ迷子状態に突入してしまいました。
(どうしようか…)
今来た道を戻れば確実に1時間半程で空港に行けます。
このまま更に島の中心部に向かった場合、空港からはやや遠ざかる方角です。
こんな時、正しい選択肢としては、
A:来た道を戻り、安全策をとる
B:更に先に進み、様子を見て改めて判断する
のいずれかでしょうが…。
(つづく)
さて、とりさんの取った行動は・・???
続きが気になります。(笑)
by カンクリ (2007-04-21 15:52)
絶壁と波がなんとも迫力!
私なら・・・2です。
by (2007-04-21 22:14)
とりさんこん○○は。
やはり本当の最南端は石碑ではなく、石碑の先の岩っぱらですよね。
僕も宗谷岬に行ったとき、同じことを思いました。
最北端の石碑のところで写真を撮る観光客を尻目に一人その後ろ側へ行き、波が掛かるか掛からないか位のところで、(ここが本当の最北端よ!!)と自己満足に浸っていました。
とりさんは最北端は行かれたこと、ありますか?
by takkun (2007-04-22 00:46)
皆様 コメント、nice! ありがとうございます。
■xml_xslさん
nice! ありがとうございました。
■カンクリさん
>取った行動
ん~。カンクリさんぽいリアクションかもしれません。
■こけもも:さん
>2
おお、チャレンジャーですね!
■takkunさん
おお、同士!数十メートルも手前で「ここが1番はしっこ」って、ヌルイですよね。
>最北端
はいー。行きましたー。
ちょっと長くなりますが、まぁよかったら聞いてください。
二十歳の時、友人3人で北海道一周したんですが、スケジュールに遅れが出始め、「このままではフェリー乗れないかもしれん・・・よし!今日は絶対に宗谷岬まで行くぞっ!」ということになり、やっとのことで宗谷岬に到着したのは未明のことでした。碑の「すぐ前に」車を停め、肉を焼き、テントを張り、後片付けもせず三人ともそのままダウン。
翌朝、外からのざわつきにテントから顔を出してみれば・・・
最北端の碑のドまん前に我々のテント、車、食い散らかした食事をどっかの犬ががっついているという有様。
既に記念写真の列ができており、我々の惨状を微妙に避けているのでした。
by とり (2007-04-22 09:12)
僕がそこにいたら、「乗り遅れたって、きっと人生に支障はないさ!」と言ってアドバイスします!
山羊さん。こっち見てくれませんでしたね!残念。
by catenamas (2007-04-22 17:28)
漂着物がいかにも沖縄って気がしますがw
それでもやっぱりごみは流れてくるんですね(悲
最南端の碑ってひとつじゃないんですね。
ボクは、先に紹介されているほうの碑は見たのですが、
平和の碑は見てないです。やっぱ行かなきゃダメかなw
by ひろ茶 (2007-04-22 17:39)
これぞ埼玉という石・・・やっぱり長瀞ですよねー(^_^)
今回の冒険レポ楽しいです。
打ち上げられたゴミまで撮ってくるところはさすがですね。(^_^)
私なら気づかないと思います。
by ジョルノ (2007-04-22 22:31)
■catenamasさん
>乗り遅れたって
そういう発想はなかったです。
・・・兄貴って呼んでいいですか?
■hirochaさん
>漂着物
毎年たくさんのゴミが流れてくるのだそうですよ。
>先に紹介されているほう
hirochaさん、波照間島行ったことあるのですね~。
じゃ、平和の碑も是非また見てきてください。
■ジョルノ飛曹長殿
>これぞ埼玉
やっぱり長瀞ですかね。
いろいろ考えたのですが、どうしても秩父方面しか浮かびません。
>ゴミ
腰を下ろした足元に転がってただけなんですよ。
椰子の実ならよかったんですが・・・。
by とり (2007-04-23 08:00)
1人旅に行きたいな......
by ccq (2007-04-23 14:05)
ccqさん
コメント、nice! ありがとうございます。
一人旅、ふっと行きたくなることありますよね。
by とり (2007-04-23 19:09)
水平線までの星、見てみたいです。
by マリオ・デ・ニ-ロ (2007-04-26 00:07)
アスランマリオさん
波照間関連の某サイトを覗いたら、「寝っころがると、視界のすべてに星が見えるので、宇宙空間にいるような気分になる」とのことでした。
by とり (2007-04-26 21:38)
このゴミはハングルと・・・ロシア語??
とりさんならやってくれるはず!!(謎)
by torakki (2007-05-04 02:11)
torakkiさん
よーし!それじゃあ、期待にお応えして。・・・えいっ!!
ハアハア・・・こんなもんでどうでしょうか?
by とり (2007-05-04 06:35)