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長崎(新大村)空港 [├空港]

  2004年11月訪問 2023/10更新  


無題3.png
撮影年月日1973/06/03(MKU732X C4 2) 海上空港完成まであと2年 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)無題4.png
SkyVector.com

長崎県大村市、大村湾に浮かぶ「長崎空港」。

元々は13世帯66人が暮らす周囲7キロの箕島という島でした。

空港建設のため住民が移転し、世界初の本格的な海上空港が誕生したのでした。

長崎空港展望デッキから見たエプロンと滑走路。

分かりにくいですが、向こうの丘に緑で「NAGASAKI」と見えます。

 ボーディングブリッジと輪止めが外され、いよいよプッシュバック。

ANA B777‐200。

どれもこれも似たような双発機ばかりがますます増え、見分けがつきにくくなってますが、

トリプルセブンは主輪が3軸タイヤなので分かりやすい。

あとは、シッポが縦長に閉じていることと、広いオデコ。

大径エンジンはトリプルセブンの大きな特徴の1つではあるけど、周囲に比較するものがないとオイラはよく分からない。

プッシュバック中の大韓航空B737。

737は垂直尾翼の角度が途中で変わっているので見分けがつきやすい。

タキシングを始めた機に、作業員が一列に並んで手を振って最後にお辞儀をするのは日本だけの習慣で、

海外では作業員は作業が終わるとさっさと帰ってしまうらしい。

この韓国機にも作業員は手を振ってました。

広々とした展望デッキ。

大きな鐘が設置されています。


海上空港のため、写真中央の970mの橋を渡ります。

展望デッキから見た駐車場側。

1955年に旧海軍施設を利用して写真本土側に大村空港が発足しました。

その後1975年に箕島を埋め立てて世界初の海上空港として開港

本土側の旧大村空港は現在主に海自が使用しています。

こうしたいきさつから旧大村空港の滑走路がA滑走路、長崎空港の滑走路はB滑走路。

建設に携わった会社の沿革、開港当時の地元紙では長崎空港が「新大村空港」と表記されています。

2015/6/28追記:本土側のA滑走路は2011年12月15日付で防衛省に移管されました。国土交通省の当飛行場ページ(下記リンク参照)、沿革には、「平成23年 A滑走路廃止」と記されています。この情報は佐藤正孝さんから頂きました。佐藤正孝さんどうもありがとうございましたm(_ _)m

珍しいレンガ色の建物。

外観も特徴的ですね。


        長崎県・長崎空港          

    ビュー:☆☆☆★★  
ターミナルビルの屋上のほぼ全面が展望デッキになっている。
周囲が海(大村湾)に囲まれているので眺めがよい。

    施設:☆☆★★★  
売店、レストランなどが充実している。空弁あり。特産品も多数揃えている。飛行機関係グッズなどは特になし。
施設の好感度は可もなく不可もなくという感じ。
駐車場は有料。

    マニア度:★★★★★  
特に発見できず。
海上空港という独特の景色くらいか?

    総合:☆☆★★★  
小島を埋め立てた海上空港。
ターミナルビルのデザインは、日本のどこに行っても似たり寄ったりだが、ここは建物のデザインといい、壁面の色といい、独特。屋上に大きな鐘があるのも特徴。でもそうしたロケーション、建物の外観以外はあまり印象に残らない空港だった。

長崎空港データ
設置管理者:国土交通省
3レター:NGS
4レター:RJFU
空港種別:拠点空港/国管理空港
運用時間:7:00~22:00
所在地:長崎県大村市箕島町
標 点:N32°54′49″E129°54′57″
標 高:2.5m
面 積:200ha
A滑走路:1,200m×30m(18/36) 
B滑走路:3,000m×60m(14/32)
航空管制周波数
・飛行場管制 
 長崎タワー 118.50 122.70 126.20
 長崎グランド 121.60
・進入・ターミナルレーダー管制
 長崎アプローチ 119.175 121.025
 長崎ディパーチャー 121.00
・航空路管制
 福岡コントロール(北九州セクター)118.90 132.90
・飛行場情報放送 
 長崎ATIS 126.85
・TCAアドバイザリー
 長崎TCA 121.175

沿革
1923年12月 海軍航空隊飛行場開場
1955年05月 民間大村飛行場になる
1960年04月 滑走路1,200m供用開始
1975年05月 大村飛行場沖に海上空港完成。長崎空港と改称。滑走路2,500mX60m
1980年04月 滑走路延長3,000m
2011年12月 15日 A滑走路地区防衛省に移管
2016年05月 3階展望デッキ出入口の航空機展示スペースリニューアル
2022年03月 早朝深夜帯の管制リモート化運用開始
     12月 21日 オリエンタルエアブリッジの新機材仏ATR製ATR42-600型初号機到着
2023年07月 1日 オリエンタルエアブリッジ、ATR42-600型定期便投入
     08月 ソラシドエア、23,24日に深夜早朝の羽田臨時便。長崎空港24時間化の実証運行
     09月 ソラシドエア、28-30日に深夜早朝の羽田臨時便。長崎空港24時間化の実証運行
     12月 ソラシドエア、深夜早朝の羽田臨時便。長崎空港24時間化の実証運行 

関連サイト:
長崎空港    
国土交通省大阪航空局/長崎空港 
ブログ内関連記事: 


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コメント 2

basashi

私の個人的な意見なのですが、東京-長崎って国内で一番お得感の無い
路線だと思っています。あと千円ちょっとプラスすれば那覇まで行くことが
できちゃいます。これは那覇空港を利用している航空会社への各種減税
処置によるものらしいですね。
そんなことを知ってか知らずか、ANAでは東京-長崎に国際線仕様の
747-400を1日2便飛ばしています。ANAの上級会員であれば、ビジ
ネスシートも事前予約で座席指定できちゃいます。
私は非上級会員でありビジネスシートを予約できなかったので、スーパー
シートを予約してファーストシートを利用しています。ファーストシートは完全
にフラットになるし、ほんと快適ですよ。
でも、羽田空港では100%バスゲートになってしまうので、ちょっと....
by basashi (2006-07-14 07:34) 

とり

basashiさん
すごい! 羽田~長崎線て高いんですね~。裏技情報ありがとうございます!
長崎に2年間お住まいだったのですね。
コメント&nice! &TB ありがとうございました。
by とり (2006-07-14 22:13) 

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