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とり日記 [■ブログ]

少し前の記事でチラッと母の病院のことを書きましたが、

実は母の脳動脈にこぶが見つかりまして、治療のため先週の金曜日入院しました。

今回はその時のお話です。

 

既に前回の執刀医との話合いで治療方法は決定しており、

カテーテルでこぶの中に金属を詰めて塞いでしまう方法でやっていただくことになったのでした。

開頭術と比較して体への負担が少ないのがメリットなのですが、

カテーテル治療にもいくつか短所があり、インフォームドコンセント、病院訴訟盛んなこのご時勢、

手術に伴って予想し得る、数百分の一、千分の一にも満たないありとあらゆるリスクについて説明され、

それぞれのリスクについていちいち承諾書に署名が求められます。

「最悪の場合、〇〇というケースに陥る危険性があることを理解した上で私はこの薬/術式を望みます」

ということです。

横で聞いてるオイラも流石にドキドキ。

 

ざんざん脅されてから入院までのこの1ヵ月、やっぱりいろいろ考えてしまいました。

出発当日も支度をする母の後姿をじっと見つめてしまうオイラ。

すっかり小さくなったなぁ…。

実家から病院へ向かう途中も、いろいろな思いがよぎってしまい、すっかり神妙な面持ちに。

「入院手続きはあちらの窓口で行いますので」と言われ、あちらへ移動しました。

オイラは荷物運びのため、母よりワンテンポ遅れてあちらへ。

既に母は自動発券機で番号札を受け取って座っています。

しばし母と待っていると

「〇〇番のカードをお持ちの方~」と音声が流れました。

…。

まったく動く気配がない母。

(きっと違う番号だったんだろう)と思っていると、

呼ばれてから5秒ほど経過したところでおもむろに

「あ、私だわ…」と、特に慌てた様子もなく悠然と立ち上がり、

ゆっくりとした足取りで受け付けに向かったのでした。

 

…母にまったく気負いなし!(XДX)

 

そういえば執刀医の先生からひととおり手術に伴うリスクについての説明が終った後、

「こぶの大きさ、年齢のことを考えると、『手術しない』という選択も間違いではありません。

どうしますか? もう一度家族で受けるか受けないかじっくり話し合いますか?」

と尋ねられたのですが、「いえ、手術お願いします」と即答する母なのでした。

 

本日朝9時から手術です。

これから行って参ります。

 

追記:無事終りました~。


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